日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【学校で教えてくれない社会科】1時間目:酷い国道(酷道)を見ていく記事

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【学校で教えてくれない社会科】は、社会科の教員免許を所有しているツベルクリンが、学校で教えてくれないような役立たない社会科の授業をしていくシリーズ記事です。1時間目の今回は「酷い国道(酷道)を見ていく記事」です。

 

 

 

皆さんは「国道(こくどう)」ってご存じですか?あの手袋が片方だけ落ちている道のことです。

 

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手袋が片方だけ落ちている道路があったら、それは国道と思って頂いて差支えしかありません。

 

Wikipediaによると国道とは、

「国道(こくどう)とは、日本において国が政令で指定した道路の総称である。国道が全国的な幹線道路網を構成し、その他の道路がそれを補完する。」

出典:国道 - Wikipedia

 

国に指定されると晴れて"国道"と名乗れるのです。

 

 

そして普通、国道というと

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出典:国道1号 - Wikipedia

このように、大きくて広い道路をイメージされることでしょう。

 

実は国道の世界には、暗黙の了解でランク分けがされています。日本の国道には「国道3号線」「国道475号線」といった感じで、数字が割り当てられています。このうち、数字が1桁or2桁の国道は「1桁国道」「2桁国道」と裏社会では呼ばれ、3桁の国道は「3桁国道」とも呼ばれます。

 

一般的に、1桁&2桁国道は国からも重要な道路と認識されており、道路の修理費や維持費も国からの支出の割合が大きいのです。一方で3桁国道は、お荷物的存在であり、基本は放置プレイ状態です。

ご存知でしたか? 国道に「ランク」があり、ランクにより待遇に違いがあることを | FUNDO

 

 

国から放置プレイされている3桁国道は、それはそれはアウトローな奴らが勢ぞろいしています。今回の授業では、そんなアウトローな3桁国道をご紹介していきましょう。 

 

 

<目次>

 

 

国道308号線

国道308号 - Wikipedia

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大阪府と奈良県を結ぶ国道308号線。途中に生駒山(標高642m)を超えていくため、上の写真のような道が続きます。古くからお伊勢参りの近道として使われていたので、歴史はあるようです。

 

もちろん、近道=安全なわけではなく、上の写真のようにローション塗ったら転げ落ちるんだろうなぁと思われるようなバラエティ番組的道路になっています。

 

 

 

国道324号線

国道324号 - Wikipedia

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長崎県から熊本県を結んでいる国道324号線。長崎市内の浜町アーケード内を国道が通過してます。写真上の標識にもあるように、国道のくせに車は朝5時~朝10時の5時間しか通れません。

 

 

アーケード内を車で走っちゃった動画がこちら


国道324号 浜町アーケード区間:思案橋通り交点~国道34号・国道202号交点[長崎市]

 

 

 

 

国道490号線

 

国道490号 - Wikipedia

 

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山口県内に整備されている国道490号線。山口県は夏みかんが特産品なので、ガードレールの色がオレンジ色に塗られています。なんとも鬱陶しい心遣いです(*'ω'*)。

 

写真の細い道が国道です。国道に侵入する際に、左側に看板が見えてくると思います。

 

 

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国道490号線『この国道は、狭くて通行困難だから近くの県道を通ってね!』

 

山口県も認める狭さ。でも、看板を設置さえすればOKみたいな大らかな心を山口県さんは今でも大切にしています。

 

ところでこの国道490号線ですけどwikipediaによると

いわゆる酷道区間の距離は短い、高規格化する計画の事業化がすすめられている。」

出典:国道490号 - Wikipedia

とのことです。

 

近年では、バイパス化工事が進められており、酷道ゾーンは年々短くなっているようです。これでは酷道ファンたちに『余計なことをしやがって‥』と独りよがりな怒りを覚えさせてしまいそうです。
 

 

 

国道339号線

国道339号 - Wikipedia

 

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今までにあげた国道は、酷いなりにちゃんと自家用車が通行出来る国道(事故らないとは言ってない)だったのですが、もはやその概念さえも打ち破ってきたのが国道339号線。

 

青森県内にある国道339号線は「階段酷道」と呼ばれています。その名の通り、階段が国道です(もちろん、国道全区間が階段なわけではありませんけど)。

 

ふもとの竜飛漁港と竜飛崎灯台を結んでいる388mの区間が階段国道部分です。

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現地にはご丁寧に案内看板まで(*'ω'*)

 

竜飛崎といえば、石川さゆりさんの『津軽海峡冬景色』の2番の歌詞に出てきます『♪ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと~見知らぬ人が指をさす』の部分。

 

ちゃんと、津軽海峡冬景色記念碑だってあります(ボタン押すとメロディーが流れる)

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階段国道だから、車では行けないのかと思いきや、階段国道のすぐ近くに大きな駐車場があり、気軽に行くことができます(新青森駅から1時間30分♪)

 

 

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階段国道を見に来た方に分かるように、でかでかと「階段国道ここですぜ!」アピール看板が立っております。青森県側の階段国道推しをひしひしと感じます。ってかこれくらいしか推すものが無いのです、かわいそうに(*'ω'*)

 

 

 

終わりに…(2020年8月追記)

この記事の原型は、自分が大学生の頃にSNSのmixi上の日記にアップしていた内容を修復したものでした。当時、イタい大学生だった私はこんな感じで日記上に社会科ネタを投稿し、せっせと黒歴史を増産していた模様です。

 

そして、数年後の2018年。今度はブログというかたちでネット上に配信しちゃうという暴挙に出ました。人間って変わらないものですね(*'ω'*)。

 

当ブログのtwitterアカウントはこちら

https://twitter.com/tuberculin0706

 

 

 

 

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