日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【ツベルクリンWalker】添乗員が徹底ガイド~足立美術館編(後編)~

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【ツベルクリンWalker】シリーズは、日本の観光地を現役添乗員が徹底ガイドしていく記事です。

 

今回は前回に引き続き、島根県の足立美術館についてご紹介していきます。このシリーズの特徴は、それぞれの観光地の「ここ良いよね♪」「これおススメです」といったようなメリットだけでなく「これってどうなん?」のようなダメ出しポイントもお伝えしていく点です。

 

 

前回の記事はこちら

www.tuberculin.net

 

また、初めて『日常にツベルクリン注射を‥』に来ましたっていう方には、当ブログのご案内ページも良かったらご覧ください(まあ別に見なくてもいいです)

www.tuberculin.net

 

 

<目次>

 

 

足立美術館の概要

www.adachi-museum.or.jp

 

「足立美術館って何?意味わかんない(*‘∀‘)」という方は、上の公式HP見てまたこのブログに戻ってきてくださいね♪

 

 

足立全康(あだちぜんこう)の銅像

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足立美術館は、「日本庭園ゾーン」「美術品ゾーン」に分かれています。日本庭園ゾーンの入り口には、美術館の設立者である足立全康氏の銅像があります。

 

「お母さんあれ見てー」と言いたげな銅像です。

 

 

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美術館ですから、いたるところに彫刻作品が展示されています。女性がドロップキックを繰り出しているところを捉えた像です。もちろん、おっ〇い丸出しです。

 

 

日本庭園ゾーン

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足立美術館は、日本庭園を「まるで絵画のように」見てほしいらしいです。絵画のように見る手段として、「建物に穴を空けて、そこから外の日本庭園を眺める」というアクロバティックな手段を講じています。

 

とりあえず、指示通りソファーに座って外を見てみます

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建物を四角にくりぬき、ガラスなんかはめたりせず、そのまま外の日本庭園を見せているのです。美術館サイドは「生の掛け軸」と銘打ってます。

 

たしかに、絵画に見えるでしょう。

まあ人間が写っちゃってるんですけど。

 

もちろん、雨天時は雨粒ウェルカム状態ですよ

 

 

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ここも、部屋の一部を細長い長方形にくりぬいて、外の庭園を掛け軸っぽく見せてます。

なお、逆光(´・ω・`)

 

この掛け軸が見せている庭園の方に移動します。

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足立美術館のダイナミックなところは、人工の滝を作っちゃったところです。

足立全康さん『う~ん、背景のあの山に滝があったらなぁ~。よし作ればいいんだ!』

 

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赤い〇で囲ったところに、滝が流れています。これは、作っちゃった滝です。

 

 

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ちなみに、足立美術館の敷地は手前の庭園部分で、奥の山の部分は敷地外です。でも、奥の山も含めて一体化しています。

 

このように、「庭園の範囲外だけど、庭園の景色の一部として取り込んじゃう」ことを「借景(しゃっけい)」って言います。「景色を借りるわ」ってことですね。

 

足立全康さんは、後ろの山に滝を作りたかったので「よっしゃ!!後ろの山買うで!」と買っちゃいました。

 

 

 

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ここにも彫刻作品が(∩´∀`)

「女と猫とヴァイオリン弾き」という題です。ヴァイオリン弾きのほうは服を着ていますが、もちろん女性はおっ〇い丸出しです。

 

 

なお、美術館内は雨天でもあまり濡れないんですが、濡れちゃう部分では貸し傘が置いてあったりします。

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こういう有益な情報もたまにご提供するのが、このシリーズの特徴です(/・ω・)/

 

 

美術館ゾーン&売店&陶芸館

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先程のおっ〇い丸出しの彫刻作品の横の入り口を入ると、美術館ゾーンに入ります。階段を登って2階にあります。

 

 

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足立美術館は別名「大観美術館」と言われているくらいに、横山大観の作品が多く所蔵されています。設立者の足立全康氏が大観ファンだったのです。

 

ですから、「横山大観特別展示室」なる展示ルームが別枠で存在しています。季節によて展示品を変えていくというこだわり。「季節によって展示品が変わりますから、いつ来ても楽しめます♪(何回でも来て金落としてね)」という美術館サイドの心遣いを感じます。

 

残念ながら、美術品は写真撮影禁止です。実際に来てご自身の目でお確かめください。

日本庭園ゾーンは写真撮りまくりOKです。

 

 

 

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美術館ゾーンが終わったら、喫茶室が現れます。最後の最後まで「庭園を見ながらお茶でもどうですか」アピールをしてきます。気になるのは料金なんですが‥

 

 

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前回の記事をご覧いただいた方は「あれ、安くない?ドリンクとケーキセットで¥1100ってよ(*'ω'*)」と思われたかもしれません。

 

足立美術館には、庭園ゾーン手前と美術館ゾーン後にそれぞれ喫茶室があるのです。

 

ちなみに、前回の記事でご紹介した庭園ゾーン手前の喫茶室の料金表がこちら

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つまりシナリオとしては次の通りです。

「庭園を見る前に喫茶室に入ろうとしたお客様が料金表を見て ″コーヒー1杯¥1000!!高けぇよ ”と回避。庭園ゾーンと美術館ゾーンを鑑賞し終わった後、さっきとは別の喫茶室を見つけ料金を確認。″ケーキセット¥1100ってよ!お得だわね、入るっきゃないっしょ(*'ω'*) "とまんまと喫茶室へ吸い込まれる」

 

つまり、最初の喫茶室のコーヒー1杯¥1000っていうのは、あくまでおとりであり、後から現れる喫茶室に誘導するためのものではないか説です。

 

まあこういうこと考えているから、私には恋人が出来ないのです。

 

 

 

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 美術館ゾーンを鑑賞し終わったら、帰路はオレンジ色の順路表示がありますから、美術館内で遭難する危険性はありません。

 

 

 

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そして、出口に行くためには必ずミュージアムショップを通らなければならないという美術館サイドの心遣い(がめつさ)には脱帽です。

 

余談ですが、観光地の多くは「売店を通らないと出られない」ように造られています。

 

こういった観光地の「お客様に旅の思い出を‥(最後までお金を落としてね)」という心遣いには、胸を打たれますね(´・ω・`)

 

 

 

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本館の最後は、「陶芸館」なる陶芸作品を中心に展示してあるゾーンがあります。まあ見なくても本館を出ることはできます。

 

 

新館&出口

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前回記事でもお伝えしましたが、足立美術館は本館新館に分かれていて、本館に入り口、新館に出口と分かれています。すなわち、本館を鑑賞後、新館まで移動しないと出ることはできません。新館へと移動しましょう。

 

 

 

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 本館と新館の連絡通路は地下道なんですね。

 

 

f:id:tuberculin:20190119213506j:plain 地下道から上がってくると新館の展示ルームがあります。どちらかというと、比較的最近の画家の作品が数多く展示されています。(日本庭園や横山大観目当てで来た人は新館は見なくてもいい‥)

 

 

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新館の展示室の横に出口ゲートがあります。新館を全く見なくても美術館を出ることは出来るのです。(美術館サイドも新館は見なくていいって思ってる証拠ですね)

 

 

 

出口出た後

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出口出たら、山陰地方のお土産を扱っている売店があります。美術館内には絵画グッズなどを扱っている売店があり、外には普通のお土産を扱っている売店があるのです。

 

 

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 島根県の隣が鳥取県なので、鳥取名産の梨も扱ってます。

 

 

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売店の横には休憩ルームがあります。だいたい団体ツアーの場合、1時間30分~2時間くらい時間を取るのですが、お客様全員が美術品にご興味があるわけではありません。時間を持て余しちゃった方々がたむろしているのがここです(´・ω・`)

 

足立美術館にご興味をもって方、また興味はあるけど遠いもんなぁという方。楽天さんで足立美術館ガイドブックを販売しています。興味ある方はぜひ(/・ω・)/


足立美術館 四季の庭園美と近代日本画コレクション [ 足立美術館 ]

 

 足立美術館を設立した足立全康氏に関する書籍はこちら


庭園日本一足立美術館をつくった男 [ 足立全康 ]
 

 

 

色々お伝えしてきましたが、やはり日本一に輝いた日本庭園や横山大観の絵画は見ごたえがあります。島根県にお越しになった際は是非足立美術館にお立ち寄りください。美術館館長になり代わりお願い申し上げます。

 

まとめ

ご覧いただきありがとうございました。こんな感じで好き勝手に徹底ガイドしていきます。次回のこのシリーズは「出雲大社」編を掲載する予定です。ぜひご覧ください。

 

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