【同情するなら土産くれ】シリーズは、現役の添乗員であるツベルクリンが日本各地のおススメのお土産をご紹介していくシリーズ記事です。
前回の記事(滋賀県編)はこちら
前回の滋賀県編では、皆様からはてなスターを124個も私に向かって投げつけて頂き、ありがとうございました。滋賀県だけのお土産をご紹介するというマニアックな記事でさえも、これだけ多くのスターを投げつけて頂きましたので、滋賀県民の方はもっと誇りに思ってください(´・ω・`)
今回は「和歌山県」と「奈良県」にスポットを当てます♪
ではまいりましょう♪
<目次>
金山寺みそ(和歌山県)
出典:www.ichinohashi.co.jp/archives/513/
和歌山県のイメージというと「三食すべてミカン」「おかずが梅干し」「親戚に智辯和歌山出身の人がいる」くらいしか思い浮かばないと存じ上げておりますが、和歌山県にも世界遺産があるのです。しかも割とたくさん(´・ω・`)
※智辯和歌山…高校野球が強い高等学校。和歌山県の8割の高校生が通っている
その1つが「高野山」。ちゃんと「こうやさん」って読んであげてください。「たかのやま」じゃないんです。ただえさえ交通の便の悪い和歌山県のさらにその山奥にあるのです。
高野山は真言宗(仏教の一派)の総本山である金剛峯寺(こんごうぶじ)を中心に山奥に栄えた宗教都市です。金剛峯寺を建立したのは空海(弘法大師)という平安時代のお坊さんです。
出典:https://blogs.yahoo.co.jp/kurikeikan_2008/32812584.html
高野山へ行くためには「高野山道路」という上の写真のようなクネクネ道を上がっていかなければなりません。酔います。普通は酔うんですが、ここへ行く方々は信仰心が厚いので酔わないのです。空海さんのお力です。ツベルクリンは酔います(´・ω・`)
ただ、「どこへ連れて行かれるん、こんな山奥に…」という信仰心だけではカバーできない感情が満ち溢れてきた時、突如と町が出現するのです。
高野山に「奥の院」と呼ばれている場所があります。奥の院では、今現在も空海さんがご修行をなさっている(という設定)のです。ですから、空海さんオタクの方にはまさに「聖地」なのです。もちろん、一般の方もウェルカムですよ(^^♪
高野山で買えるお土産が「金山寺味噌(きんざんじみそ)」です。
空海さんが唐(今の中国)の金山寺というお寺から持ち帰った味噌だと言われています(他に説がありますが紹介するのめんどくさいです)
「味噌」と名前はついていますが、カテゴリーとしては「おかず味噌」でありそのまま食べたりご飯に乗っけたりします。
『これって、もろみ味噌でしょ?』という声が聞こえてきそうですが、そうです。
ただ、金山寺味噌はもろみ味噌と違って原材料にウリやナスなどの野菜が入っているのです。
将来開催される『第1回白ご飯泥棒選手権』においても優勝候補筆頭に挙げれらるくらいに白ご飯に合います。高野山にお越しの際はぜひ(*'▽')
かげろう(和歌山県)
出典:
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/061000/premierwakayama/catalog/sweets/entry559.html
高野山に行くほど信仰心に満ち溢れてない方用のお土産をご紹介します。和歌山県の福菱という会社が製造販売している「かげろう」。
ブッセのような食感に、クリームをはさんだ一品。商品のパッケージが紅白に「かげろう」と書いただけ、もはやデザインを考えるのを放棄したパッケージです。
そして、重さも軽いです。人に差し上げたときに『ありがとう(中身入ってないんじゃないの?)』と疑念の目を向けられそうですが、そこは日ごろのご自身の存在感でカバーしてください。
1971年の和歌山国体の際にお見えになった昭和天皇と皇后両陛下に献上し、お褒めの言葉を頂戴したようです。
基本的にお土産は、一度でも皇族の方に献上すれば永遠に「〇〇の際に天皇陛下(もしくは皇室)に献上」と言い続けます。日本人は「皇室に献上」という言葉に弱いのです。日本各地のお土産屋さんは「皇室に献上」「当店限定!」「マツコ・デラックスも絶賛」などのフレーズでお客様を誘惑しているのです。
かげろうは、和歌山県のサービスエリアや道の駅等で販売しています。ネットからのご注文はこちらから
たなかの柿の葉寿司(和歌山県&奈良県)
出典:https://shop.d-kintetsu.co.jp/shop/g/gI010000003746/
世間一般の人々はある種の食べ物において「寝かせると美味しくなる」という錯覚に陥っています。カレーライスやおでんなどです。
そして、和歌山県と奈良県の名物の中にも「寝かせてからが本番」みたいなお土産があります。「柿の葉寿司」です。
和歌山県の山奥や奈良県は海から離れています。昔は交通網が発達していなかったので、それらの地域に住む人々が海産物を手に入れるのは困難でした。そこで、殺菌作用のある「柿の葉」にお寿司を包んで保存するという方法を思いつきました。出来上がったのが「柿の葉寿司」です。
柿の葉寿司ほど「買ってすぐ食べても美味しくない」食べ物はありません。買ってすぐ美味しい柿の葉寿司があったら、そんなの柿の葉寿司の風上にも置けない偽物です。
柿の葉寿司は消費期限が3日間なのですが、
買ったその日→美味しくない(美味しかったら偽物)
買った次の日→よしよしその調子だ
買った二日後→なるほどそう来たか…(´・ω・)
買った三日後(消費期限の日)の午前中→究極にして至高
買った三日後(消費期限の日)の夜→自信が確信に変わった( ゚Д゚)
買った四日後(賞味期限切れ)→美味しくない(以下無限ループはしない)
といったように味が深みを増していくのです。冷蔵庫に入れてしまっては酢飯が固くなってしまいますので、ご自宅の蔵なり倉庫なりにでも保管しておいてください。
柿の葉寿司のお店はたくさんあるのですが、やはり「たなか」さんの柿の葉寿司が美味しいです♪ 和歌山県&奈良県に店舗を展開しているので、見つけたらぜひ(=´∀`)
くず餅(奈良県)
出典:https://www.wagamachi-tokusan.jp/product/8788.html
奈良県の立場は微妙です。確かに、奈良の大仏や法隆寺など超メジャーな観光地を抱えており、本来であれば「観光都市奈良」の名を欲しいままにしても良さそうです。奈良にとって不幸なのが、すぐ近くに"京都"という世界屈指の観光地があったことです。
友達に『今度一緒に奈良に旅行行こうよ‼︎』と誘うと、『はぁ?奈良とか行くのなら京都行こうよ(´・ω・`)』と言い返されます。
「京都&奈良 」といったようにいつもセットにされ、修学旅行では初日の行程に無理やり奈良は組み込まれ、わずか2~3時間の滞在で教師から「よし、奈良も行ったね!!」感を押し付けられるというかわいそうな県であります。
「よし、ここは一肌脱いで奈良県の魅力をお伝えしよう!!」と意気込み奈良県のお土産を考えてみたところ、思いつかないのです。よくよく考えてみると、"滋賀県編"では、「滋賀県なんかにお土産なんかあるわけねぇだろ」という大方の予想を裏切り見事はてなスターを124個もゲットしたのです(´・ω・`)
しかし、ある意味"旅行のプロ"とも言うべき添乗員が今日一日考えて思い出せないのは、非常に遺憾であり、奈良県に対し猛省を促す所存であります。
その薄れゆく記憶の中で「そういえば食べたな」と思い出したのが「葛もち」なのです。くずを原料に使用したわらび餅ような和菓子です。葛(くず)はこちらです。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/クズ
まあ写真を見ても別に大した感想も無いわけですが、奈良県の葛もちは、きちんと葛から作られる「葛粉」を使って葛もちを作っています。奈良県は葛の産地なのです。一方、東京にも「くずもち」なる和菓子が販売していますが、そちらの方は「小麦でんぷん」を使用しているので、別物なのです。
奈良県の葛もちは、透明度が高くぷるんぷるんなのです。投げつけても殺傷能力は皆無です。きな粉と黒蜜をかけて召し上がります。
安物の葛もちは、葛粉ではなくゲル化剤などの添加物でぷるんぷるんさせているだけなのです。奈良へお越しの際は、是非本物の葛もちをご堪能ください。
まとめ
ご覧いただきありがとうございます!
このブログでご紹介しているお土産は『自分が買ったことある(食べたとは言ってない)』『自分が食べたことある(試食も含む)』の中から選んでいます。縛りプレイをしているのです。やはり、自分が知っているお土産を説明するほうが説得力があります(´・ω・`)
ということは、ツベルクリンはあまり奈良県にはお土産のお世話になっていないということになります。お金を落としてないのです。
これは誠に恐縮でありますが、これまでの奈良県は、鹿にあげる鹿せんべいの売上と気持ち悪いせんとくんグッズで十分潤っているので大丈夫なのです。なお、Yahoo!検索で『せんとくん』と入力すると、『せんとくん 人気低迷』と候補に出てくる模様(´・ω・`)
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奈良県は、観光にはいい場所です。京都ほど混んでないし、それでいて古代のロマンに触れられる魅力溢れる場所です。なんて言ったら分かんないけど魅力溢れる場所です(´・ω・`)
次回の【同情するなら土産くれ】シリーズは、いよいよ「京都編」です。次回もぜいご愛読ください。
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