【同情するなら土産くれ!】シリーズは、現役添乗員であるツベルクリンがおススメする日本各地のお土産をご紹介していくシリーズ記事です。今回は佐賀県と長崎県のお土産をご紹介します。
佐賀県と長崎県は、江戸時代まで旧国名でいえば「肥前(ひぜん)」の国と言いました。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/肥前国
赤い部分が江戸時代までの肥前国であり、つまり現在の佐賀県&長崎県にあたります。江戸時代までは佐賀県は長崎県の属国だったのですね~。長崎県(feat.佐賀県)みたいな感じであり、長崎県withその他(佐賀県)みたいな扱いだったのです。
長崎には江戸時代、「出島」と呼ばれる江戸幕府専用の貿易港があり、海外から輸入された珍しい貿易品が長崎に陸揚げされました。その貿易品は、長崎街道という道路を通って日本中へ運ばれたのです。
出典: www.qsr.mlit.go.jp/sakoku/activity/kaidou/sagaji/index.html
江戸時代の日本人が一番欲しがった外国からの輸入品は"砂糖"でした。この長崎街道沿いは、砂糖が運ばれていった道なので別名「シュガーロード」とかいうメルヘンな名前が付いています。長崎街道沿いの長崎県や佐賀県は砂糖が手に入りやすかったので、たくさんのお菓子屋さんができました。九州人は明らかなオッサンでも甘いものが好きです。そのことを踏まえて、佐賀県と長崎県のお土産をご紹介していきましょう♪
<目次>
いかしゅうまい(佐賀県)
出典:www.manbou.co.jp/products/ikasyuumai.html
散々砂糖の話を振っておいて、紹介するのが「いかしゅうまい」ってのがツベルクリンクオリティ。他人の話は信じてはいけません。
佐賀県の呼子(よぶこ)という漁港があり、ここは日本有数のイカの水揚げ量を誇る港です。
ここのイカはマジで透明です。
出典:https://www.jalan.net/news/article/270428/
そこら辺の冷凍のイカはモザイク代わりに使えますが、呼子のイカは透明で新鮮ですから、隠しても見えちゃいます(๑・̑◡・̑๑)
この呼子のイカ料理専門店、「萬坊」さんが作っているイカしゅうまいは、刺身で食べたら絶対に美味しいであろう透明なイカさんを蒸し上げるという残虐な調理法であります。残虐なんですけど、これはこれで美味しく、あの世でイカさんも喜んでると思います。
いかしゅうまい小まる(15個入×1箱)(50002)【ギフト/御祝/内祝/就職祝い/弁当】【イカ/烏賊/シュウマイ/焼売/海産物/海鮮/海の幸】【まんぼう/マンボウ/佐賀/呼子/朝市】
さが錦(佐賀県)
出典: https://item.rakuten.co.jp/jrk-shoji/10001484/
その地域のお土産をその地域に住む自分が自分用に買って帰るお菓子の事を、ツベルクリンは「仏壇用お菓子」と呼んでいます。例えば、佐賀県民が佐賀県のお土産を買って帰る場合です。たいてい、それらのお菓子は自宅のお仏壇にお供えされます。
ご先祖様は基本的に厳しいので、安っぽくて美味しくないお菓子をお仏壇にお供えしても、容赦なくこの世に跳ね返してきます。美味しいお菓子のみが、あの世へ逝けるのです(´・ω・`)
そんな佐賀県の「GO GO HEAVEN♪」的お菓子が「佐賀錦」です。村岡屋という佐賀県を牛耳っている和菓子屋さんが製造販売しています。
栗をベースにしたカステラっぽいやつにバームクーヘンっぽい生地で挟んだ和菓子のふりをした洋菓子です。口の中の水分全部持っていかれるお菓子なので、砂漠で食べてはいけません。
佐賀錦は、サービスエリアとかでバラ売り販売していたりしますが、1個140円なのです。ちょっとだけ贅沢品なのです。
佐賀県民の大卒初任給の平均は145円くらいなので、佐賀錦1個買ったらもうその月は終わるのです。それでも、佐賀錦を購入してお仏壇にお供えする(ほとぼりが冷めたら食べる)のが、佐賀県民のポリシーです。
少し前に『佐賀のがばいばあちゃん』というド根性スポコン映画が公開されましたが、あれは佐賀錦を買いすぎて破産してしまった人物の末路を映画にしたものです。
佐賀県民を破産に追い込む佐賀錦、ぜひご賞味ください(*'▽')
村岡屋 さが錦 個包装タイプ(12個入)佐賀銘菓【モンドセレクション4年連続金賞受賞】佐賀錦【佐賀土産】I70Z12【常温】
小城ようかん(佐賀県)
出典:https://www.furusato-tax.jp/product/detail/41208/8172
佐賀県に小城(おぎ)という地名があり、そこで作られているのが「小城ようかん」です。上の写真が小城ようかんなのです。普通のようかんと比べてみます。
普通のようかん
出典: http://kgwabijin.jp/store/ProductDetail.aspx?pcd=ZKY001-SC
お分かりでしょうか?佐賀県の小城ようかんは、周りを邪悪な固まりが包んでいます!!そう、観光客を惑わす甘い"砂糖"の固まりがっ‥(´・ω・`)
小城ようかんは、昔ながらの製法で作られており、じつはようかんを"乾燥"させて作るのです。乾燥させると表面に砂糖の結晶が出来て、邪悪なオブラートに包まれるのです。
小城ようかんの製法については、こちらのサイトさんが詳しいです♪
昔ながらの手作り羊羹 ☆小城羊羹の天山本舗さん☆ ~前半~ | 47club_saga
食べるとシャリシャリします。まるで砂場の砂をかき込んでるようです。この製法で作っているのは日本広しとはいえ、この佐賀県だけです。ぜひ、皆さんもシャリシャリしてください。
村岡屋 昔風味の小城羊羹 2本(本煉・抹茶)【佐賀土産】I70Z18【常温】
カスドース(長崎県)
出典:https://www.hattoriyose.com/product_page/54
長崎県のお土産として有名なのはカステラであり、ってかカステラ以外無いよね感が日本中に漂っています。そういう"カステラ絶対主義"にツベルクリンはあえて立ち向かっていきます。
長崎県に平戸(ひらど)という街があります。
長崎市内の「出島」が設置される前の、外国(ポルトガルやイギリス)との窓口だったのが平戸です。江戸時代初めの話です。今でもそのころにもたらされた西洋の文化が根付いているのです。
この平戸でしか売っていないお菓子が「カスドース」です。ただえさえ甘いカステラに、卵黄と砂糖をまぶして揚げるという狂気に満ちたお菓子です。
平戸の平戸蔦屋さんが製造販売しています。カスドースは元々ポルトガルのお菓子です。一説によると、日本に伝わったのはカステラよりもカスドースの方が早かった説さえあります。
味はフレンチトーストのような、もうとにかく甘いんですが、上品な甘さなので何個でも行けます。そして、本当に平戸でしか販売していません。
お取り寄せはこちらから(料理研究家の服部先生も大絶賛!)
九州最古の老舗「平戸蔦屋」が作る元祖「カスドース」 | お取り寄せグルメ『服部幸應のお取り寄せ』はっとりよせ.com
角煮まんじゅう(長崎県)
出典:https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1017751
"全日本画像見ただけでよだれ出てくるお土産選手権"みたいな大会があったら、優勝候補筆頭なのがこの「角煮まんじゅう」です。
ふわっとした生地にトロトロの豚角煮が合わさると最強です。長崎中華街では食べ歩きも出来ます。1個250円~くらいするので贅沢品です。ツベルクリンはなかなか自分のお金では手が出ません。
角煮まんじゅうで有名なのは、やはり岩崎本舗さんでしょう。
以前の記事【同情するなら土産くれ】のグラバー園編においてもこの写真を使用しました。"テイクアウトできます "の文字が観光客を誘惑してきます。
【ツベルクリンWalker】添乗員が徹底ガイド~グラバー園~ - 日常にツベルクリン注射を‥
もし、ツベルクリンの家にお邪魔してくださる方がいらっしゃたら、ぜひこの角煮まんじゅうもしくはお金を持ってお越しください♪
終わりに‥
ご覧いただきありがとうございました。
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