【ツベルクリンwalker】シリーズは、現役添乗員であるツベルクリンは日本の観光地を徹底ガイドしていくシリーズ記事です。今回は、「尾瀬ヶ原ハイキング」をご紹介していきます。
前回の当シリーズの記事はこちら
読者の方がクソガキだったころ、音楽の授業で『夏の思い出』という楽曲を習ったと思います。その歌詞の中に出てくる地名が「尾瀬」です。
♪夏が来れば思い出す はるかな尾瀬 遠い空〜
と"夏の思い出"と言ってるくせに、ほぼ"尾瀬の思い出"です。夏の思い出が尾瀬に独占されてしまっています。
尾瀬とは、群馬県&福島県&新潟県にまたがる湿原であり、夏の思い出を独占してしまうアバンギャルドな地域です。ここに行ってきましたので、ご紹介していきましょう(๑・̑◡・̑๑)
<目次>
尾瀬へのアクセス
尾瀬はこのへんにあります
出典: 尾瀬ハイキングのおすすめコースをご紹介!|YAMA HACK
グンマーのさらに奥深くであり、おそらく日本ではありません。
尾瀬は国立公園に指定されています。尾瀬の全体図はこんな感じです
出典:https://www.sunshinetour.co.jp/
単純に"尾瀬"と言っても、赤〇ゾーンの「尾瀬ヶ原」と、青〇ゾーンの「尾瀬沼」の2つのエリアからなります。今回案内するのは尾瀬ヶ原の方であり、尾瀬沼については自分で勝手に調べてください('ω')
後述しますが、尾瀬ヶ原に侵入するルートとしては上のマップ☆マーク、鳩待峠(はとまちとうげ)より入山するルートが最短距離であり一番楽です。鳩待峠からマップ左下の至仏山(しぶつさん、標高2228m)の山頂を攻めてから尾瀬ヶ原に下りてくるド変態ルートもありますが、今回は素直に最短距離を攻めます。
スタート地点の様子
というわけで、今回は尾瀬への侵入ルートで一番楽ちんな鳩待峠攻めルートで侵入します。
鳩待峠(はとまちとうげ)の様子です。シャトルバスに乗ればここまで侵入できます。標高1500m地点です。
ハイキングですから水分補給は大事ですね!もちろん自販機さんもそこに漬け込み、ぼったくります(๑・̑◡・̑๑)
ハイキングが終わった後に何を飲みたいか…アサヒさんはよく分かっています。もちろん、ぼったくりの精神は忘れていません。
トイレの維持管理には相当な費用がかかります。尾瀬ではトイレはチップ制になっています。1回100円程度、ご協力をお願いいたします。もちろん、野口さんや樋口さん、福沢さんを投入して頂いても大丈夫ですよ!
帰りのシャトルバスの時刻表を調べておきましょう。17時20分が最終みたいです。それまでに帰ってこなければ尾瀬一泊‼︎が決定します。
ちなみに、自家用車が入ってこられるのはふもとの戸倉駐車場までであり、そこからシャトルバスで鳩待峠まで来なけれななりません。パーク&ライド方式ですね。
ハイキングから帰ってきて疲れたときに、食べたくなるのがソフトクリームですね。名物花まめを使った花まめソフトクリームが人気です。人の疲れにつけ込み400円という強気の値段設定です。
もう6月というのに、スタート地点でいきなり白いかたまりが見えますが気にしてはいけません。
「ここで記念写真を撮りやがれ!」と言わんばかりの看板があります。しかし、スタート前の元気な姿ではなく、帰ってきた時の疲れてヘロヘロな姿を写してこそ、登山家としての真骨頂を見せることが出来るのです‼︎(自分でも何言ってるのか分かりません)
尾瀬へ侵入しよう!
尾瀬に自生している固有種を保護するため、靴底についた種子を落としてから入山します。種子だけではなく、おのれの汚れた欲も振り払いましょう。
読者の方の"尾瀬"のイメージってどんな感じなんでしょうか?多分、こんな感じだと思います。
出典: https://tour.vipliner.biz/oze/
そして、「この湿原のすぐ近くに駐車場があって、いきなり湿原を歩ける」と思っている能天気頭の中お花畑野郎がいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
尾瀬ヶ原は盆地であり、盆地の底部分が上の写真の"イメージ図"の場所なのです。つまり、底部分まで峠を下りていかなければなりません。標高差にして200m山道を下りなければイメージ図の場所までたどりつきません。
鳩待峠入口より5mでいきなりこんな無邪気な登山道です。靴は登山靴が必要であり、装備も写真の登山客の方のようなガチ登山の格好をしましょう。
入口より5分経過、アバンギャルドな登山道が続きます。
登山道では、山の運び屋「歩荷(ぼっか)さん」に出会うことがあります。重量100キロにも及ぶ物資を運んでいるのです。決して歩荷さんに、ひざかっくんしてはいけません。
6月というのに、白い物体がせまっていますが、ひるんではいけません。
やっと木道になりました。
尾瀬は基本的に右側通行です。坂を下る方にはゴムが敷いてあり安心ですね!
なお、ゴムを過信してはいけない模様。"ゴム"を過信してはいけないのは(Googleポリシー違反用語)する時と一緒ですね!!
木道にまで白い物体が居座っていますが、見てはいけません。
さて、尾瀬と言えば『夏の思い出』にも、♬ミズバショウの花が咲いている~と歌われていた水芭蕉(みずばしょう)が有名です。
尾瀬ヶ原に着く前にフライング水芭蕉を発見です
ちなみに、花の部分は真ん中の棒みたいなやつです。花っぽい白い奴は葉です。紛らわしい野郎です。
水芭蕉がゴミのようです!!
水芭蕉を堪能した後は、尾瀬ヶ原に向かって進みます。
川上川を渡ると山の鼻(尾瀬ヶ原の入り口)に到着します。鳩待峠から1時間以上かかります。
山の鼻に到着しました。ここにはお手洗い、ビジターセンターがあります。
基本的に携帯電話は圏外です。助けを呼ぶとき、愛を伝えたいときは公衆電話を使いましょう。
なお、尾瀬にはもちろん熊さんがいます。
のん気に"くまと写真を撮ろう!"と煽っています。
尾瀬ヶ原に入るとお手洗いがありません。ここで垂れ流しておきましょう。
500mlのポカリが300円します。ここまでの運搬料が含まれちゃってます。
さあ、いよいよ尾瀬ヶ原へ突入します( *´艸`)
これですよ、これこそ尾瀬のイメージ図(*'▽')
水芭蕉は水辺を好むので、沢にそって水芭蕉が群生しています。
進行方向に見える山は燧ケ岳(ひうちがたけ・2356m)です。
進行方向後ろを振り返ると至仏山(しぶつさん・2228m)がそびえます。
完全に水の中に自生しちゃってるド根性水芭蕉がいました。なぜここで生きようと思ったのでしょうか(*'ω'*?)
湿原に所々存在する池っぽいところは「池塘(ちとう)」と呼ばれています。泥が溜まって積み重なった地層の隙間に水が入り込むと池っぽくなります。その地層が分離しちゃって島っぽくなっているのを「浮島」と呼んでいます。
『夏の思い出』の歌詞において、♬揺れ揺れる~浮島よ~と歌われています。池塘&浮島はこんな感じです。
このよく分からないアウトローな物体が泥炭層であり、これが分離すると浮島になるのです。
燧ケ岳(ひうちがたけ)です。この池(池塘)に山が反射すると、水面に「逆さ燧ヶ岳」が写ります。
水芭蕉の時期は毎年5月下旬~6月中旬です。でも、歌では"夏の思い出"って言っていたので、別に夏に来てもいいかもしれません。ぜひ、皆様も尾瀬にお越しください(なお、尾瀬ヶ原見た後の帰り道は登りが延々と続く模様)
終わりに…
今後【ツベルクリンwalker】シリーズは、ガチ登山ガイドっぽくなってくる気がしてきました。読者の方はこのシリーズさえ読めば登山した気分に浸れるので、今後も当ブログで疑似登山を楽しんでください(*'ω'*)
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