【保存版】シリーズは、筆者であるツベルクリンが色々なジャンルのネタを好き勝手に書いていくシリーズ記事です。今回は、「添乗員が教える旅行中に役立ちそうな豆知識」の第3弾です。
前回の第2回はこちら
前回に引き続き、ツベルクリンが『こんなん常識だろ、わざわざブログで書くこたぁねぇ~よ(∩´∀`)』と思っている旅行中に使える豆知識をご紹介していきたいと思います。
第1回、2回と連載してきて、やはり意外と旅行中の豆知識は浸透していないことを実感しました。ツベルクリンは"旅行に行くこと=仕事"なので、仕事で培った知識を皆様にお伝えできたらと思います( *´艸`)
<目次>
- 飛行機で荷物を丁寧に扱ってほしいときは"フラジャイルで!"って伝えればいいよ!
- 飛行機の座席表示(アルファベット)にはルールがあるよ
- フォネティックコードってかっこいいよ
- 旅先のスーパーマーケットって楽しいよ
- 旅行代理店を通さずに直接予約したほうがいいよ
- 終わりに…
飛行機で荷物を丁寧に扱ってほしいときは"フラジャイルで!"って伝えればいいよ!
国内線はまぁ大丈夫として、外国の航空会社は会社内で"いかにお客様からお預かりした荷物をボコボコに雑に扱えるか選手権"を開催しています。ですから、預けた荷物が凹んでいたり車輪が無くなっていたり、もはや荷物の色が変わっていたりすることは日常茶飯事です。
国際線に搭乗する際の前提として、"壊れやすいものはスーツケースの中に入れない"事が大切ですが、スーツケース自体を守りたいときには、預ける際に『fragile(フラジャイル)にしてください』とカウンターの人にお願いしてみてください。
fragileとは、壊れやすいもの、的な意味です。カウンターでお願いするとfragileシールなりfragileタグを付けてくれます。そうすると、荷物の運搬係の方は大切に荷物を放り投げてくれます(荷物を放り投げることに変わりはありません)
もし、fragileという単語を忘れてしまったらカウンターにて『♪出会えた事から全ては始まった〜傷つけ合う日もあるけれども(๑・̑◡・̑๑)』と熱唱して頂ければ、察してくれます。
なお、反対に荷物を痛めつけて欲しい時には『ハードプレイ、プリーズ‼︎』と言って頂ければ、新しい世界が開けます。
飛行機の座席表示(アルファベット)にはルールがあるよ
飛行機の座席表示には一定のルールがあります。そのルールを知っておけば、座席を選ぶ際の基準にすることができます。
飛行機の座席表示は、「数字+アルファベット」で表します。23Bとか36Hとかです。数字は小さいほど入口側(進行方向側)であり、大きいほど奥側です。
◯手前の席の特徴
・早く降りられる
・(機内食有りの場合)先に食事が配られる
・墜落した場合すぐ死ぬ
◯奥側の席の特徴
・降りるのに時間がかかる
・乗る時に先に乗せてくれる(奥側の席から乗ってもらった方が混雑緩和になる)
・墜落しても助かる可能性が存在(死なないとは言ってない)
アルファベットは、進行方向左側からA・B・C…と表示されます。シート配列は、例えば「東京-福岡便」とか「東京-札幌便」みたいな需要が高い路線だと、3-4-3(-は通路)の配列になっています。
その場合、上の図のように「ABC-DEFG-HJK」の表示になります。注目したいのが「I(アイ)」が存在しない点です。これは、数字の1と混同してしまうのを防ぐためです。
また、飛行機の後ろの方は先細りしているので、座席数が減り2-4-2の配列になります。その時のアルファベット配列は、「AC-DEFG-HK」となります。
『おい、BとJはどこに行ったんや(๑・̑◡・̑๑)』とB専およびJ専の方は思われたことでしょう。実は座席配列には次のルールがあるのです。
・AとKは絶対窓際‼︎
・CとHは絶対通路側‼︎
ということで、BとJは暗黒の彼方へ消え去ったのです。つまり、自分が飛行機の後方席の場合、AとC、HとKは実は隣同士という場合もあります。
これを知っておくと、例えば『えぇ〜ウチA席なのにダーリンはC席とか離れ離れになっちゃう〜』と勘違いしているバカップルに対して『それ、隣同士やで!』とぶん殴ることが出来ます♪
フォネティックコードってかっこいいよ
さきほどの飛行機の座席に関連する話題ですが、航空業界では無線でやり取りする場合、アルファベットの聞き間違いを防ぐため、「フォネティックコード」なる暗号を使用します。中二病が泣いて喜びそうです。
例えば「B」と「D」とか、「N」と「M」とか聞き間違いやすいです。フォネティックコードは、アルファベット単体ではなくその文字から始まる特定の単語で無線のやり取りをするのです。
コード表は以下の通りです。
出典: https://www.pinterest.jp/pin/244179611031430904/
Aは「Alfa(アルファ)」、Bは「Blovo(ブラボー)」Cは「 Charlle(チャーリー)」と言った感じです。例えば『3年B(ブラボー)組金八先生‼︎』と無線でやり取りします。
これを知っていて、読者の方が役立つのかと言えば、もちろん役立ちません(๑・̑◡・̑๑)。あるとすれば、友人と飛行機に乗る際に『明日の飛行機の座席は、25番のアルファ(A)とブラボー(B)席だからね♪』『あっ、いけない。つい"フォネティックコード"が出ちゃったわ〜』と地獄のミサワごっこが出来るくらいです。
旅先のスーパーマーケットって楽しいよ
先日、『添乗員オススメの地域密着型チェーン店』という記事をアップしました。
観光客は常にぼったくられる対象なんですが、それは飲食店に限ったことではなく、お土産屋さんでもぼったくられます。
ぼったくられるのを防ぐ方法は、商品価格の相場を知ることなんですが、まぁいちいちめんどくさいので、ツベルクリンは旅先のスーパーマーケット(もしくはコンビニ)に入ることをオススメします。
スーパーマーケットは、その地域に住んでる人を対象としています。つまりは半永久的に付き合いが続くわけですから絶対にぼったくりません。そして、スーパーマーケットにはその地域でしか販売していないようなご当地商品が販売されていたりするのです。
ご当地商品についてはこちらもご覧ください。
ってかそもそもスーパーマーケット自体がご当地チェーン店ですからね(๑・̑◡・̑๑)。旅先では、ご当地チェーン店で食事をし、ご当地チェーンスーパーマーケットでお土産を買うのが、アウトローで正しい過ごし方です。
旅行代理店を通さずに直接予約したほうがいいよ
ホテルや新幹線や飛行機を予約する場合、その方法としては「直接各機関に予約する」「旅行代理店を通して予約する」の2パターンが考えられます。
"直接"というののは、例えばANAの飛行機のチケットをANAから、〇〇ホテルの宿泊予約を〇〇ホテルから、といったように、仲介業者を通さずに直接予約をする方法です。
代理店を通す予約方法は、
こういうのや
こういうのを間に通して予約することです。
ホテルやJRや航空会社は、旅行代理店に対し大量の座席や客室を廉価で販売し、代理店は大量に仕入れた座席や客室を小分けして"特別価格!”みたいな感じで消費者に販売しています(団体ツアーやホテルと新幹線or飛行機がセットになったフリープランみたいなやつ)。焼肉屋さんが牛一頭丸ごと買って消費者に小分けして安く肉を提供するみたいな感じです。
代理店経由で購入した方が価格は安いです。では、ホテルやチケットは代理店を通して購入した方がいいのかと言うと、実は難しい問題です。大局的な見方で考えれば、多少割高でも直接各機関に予約してほうがいいと思います。
というのも、代理店を通した予約の場合、次のデメリットが考えられます。
①キャンセル、もしくは払い戻しを直接関係機関に問い合わせできない
予約をキャンセルしたい場合、代理店を通して予約をキャンセルせねばなりません。その時に『送付したチケットを代理店まで返送してください』などとメンドクサイことを代理店は言ってきます(まあ当たり前なんですが)。
あと、空港まで行って結果悪天候で飛行機が飛ばなかったというケースの場合、代理店経由のチケットの場合、各航空会社で払い戻しができず、これもわざわざ代理店に問い合わせをしなければなりません。
②各関係機関は"直接予約のお客"を優遇する
各関係機関の立場になって考えれば、自分のところに直接予約してきてくれたお客さんが可愛いのです。代理店経由の場合、それはあくまで"代理店のお客さん"であり、直接予約のお客と比べて待遇に差が出ると考えられます(まあ表向きは変わらず接するでしょうが…)
③意外と”直接”予約の方が安かったりする
ホテルやJR、航空会社独自の割引やキャンペーンをやってる場合もあり、よくよく考えてみると、無駄に代理店経由で購入するより直接購入した方が安くなる場合もあります。
ツベルクリンがプライベートの予約をする場合は、いつも直接各関係機関に予約します。代理店サイドの人間がそうやっているのですから、これ以上の説得力はありません。
では、どのような際に代理店を使った方が良いのかというと、もともとの席数が少ない観光列車や高級寝台列車など予約が困難なものについては、やはり代理店パワーが大きいです。必要に応じて旅行代理店を活用しましょう。
終わりに…
ご覧いただきありがとうございました♪
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