【ツベルクリンwalker】は、様々な観光地を添乗員である私ツベルクリンが徹底的にガイドしていくシリーズ記事です。今回は、伊勢神宮の内宮(ないくう)をご紹介していきます。
前回の当シリーズの記事はこちら
2019年10月22日に行われた即位礼正殿の儀(即位の礼)祈念と題しまして、皇室にゆかりの深い観光地をご紹介しています。今日は、伊勢神宮・内宮をご案内していきます。
もし、日本中の神社が1つの企業だとしたら伊勢神宮は社長もしくは会長ポジションです。例を挙げると楽天の三木谷浩史氏、ZOZOTOWNの前澤友作氏、『アルプスの少女ハイジ』のロッテンマイヤー先生、などの立場です。日本の神社のトップに君臨する神社なのです。
単純に伊勢神宮と言っても、末端のお宮を合わせると125のお社があります。基本的に"伊勢神宮"とか"お伊勢さん"と呼ぶときには、それは伊勢神宮の外宮と内宮の2つを指します。外宮にはトヨウケノオオミカミさま、内宮にはアマテラスオオミカミさま、がいらっしゃいます。今回は伊勢神宮の内宮をご紹介していきましょう。
<目次>
アマテラスオオミカミさまについて
内宮にいらっしゃる神様はアマテラスオオミカミさまです。女性の神さまであり、太陽の象徴的存在であり、天皇家の祖先である(諸説あり)まさに日本のトップに君臨している神様だと言って過言ではありません。
今から2000年くらい前、アマテラスさまは自分がご鎮座なさる場所を日本中探し回りました。少し滞在しては、『‥なんか違うわねぇ~』と思われ、所在地を転々としていました。(※ちなみに、この時期に少しでもアマテラスさまが滞在した場所は現在"元伊勢"と呼ばれ、神社が創建されていたりします)
そして、やっとしっくりくる場所を見つけました。それが現在の三重県伊勢地方なのです。その後、料理の上手いトヨウケさまを京都府丹後地方から連れてきて自分の近くに住まわせました(それが伊勢神宮の外宮にあたる)。
内宮の境内図
前回の【ツベルクリンwalker】の「伊勢神宮・外宮」編でもご紹介いたしましたが、伊勢神宮では基本的に個人の要望は受け付けていません。ご正宮でお参りはしますが、そこでは日頃の感謝をお伝えするのみです。個人の要望は別宮の荒祭宮(あらまつりのみや)でお願いします。
外宮のトヨウケさまもそうですが、アマテラスさまは二重人格です。ご正宮にいらっしゃるアマテラスさまは清く正しい落ち着いた状態の神さまです。ご正宮で個人の欲望を吐き出しても『そのような欲をだしてはいけませんよ』と諭されてしまうのです。
一方の別宮の荒祭宮にいるアマテラスさまは大変アウトローな心の持ち主であり『ウチ、男とコスメのことしか考えてないねん(*‘∀‘)』的な性格です。ですから、個人の要望を受け入れてくれます。
お参りの順番としては、ご正宮⇒荒祭宮⇒風日祈宮(風の神さま)の順でお参りしていきます。
内宮をお参りしよう
内宮の入り口、宇治橋です。この橋を渡ると神域になります。
内宮は右側通行です(外宮は左側通行)。手水場が右側にあるので右側通行です。あまり深く考えてはいけません。
真ん中は神様がお通りになるので、歩いてはいけません。もし、読者の方の中で神様がいらっしゃったら、どうぞ真ん中をお通り頂いて構いませんし、ついでにお金欲しいです(^o^)
神様っててっきり目には見えない存在だと思っていましたが、見えました!!神様って小さな女の子の姿をしているんですね!勉強になりました!(´・ω・`)
境内は全て砂利道です。砂利道の足腰への負担パネぇっす(´・ω・`)
手水場は右側にあります。
手水場の反対側に門に閉ざされた建物があります。ここは斎館といい、神職の方の休憩や天皇皇后両陛下が伊勢神宮へお参りなさる際に使われる建物です。
手水場がありましたが、ツウな方はこの五十鈴川(いすずがわ)の水でお清めしましょう。そして、ここで多くの方がスマホやデジカメもお清めしてしまうのです。
さて五十鈴川の近くに「滝祭神(たきまつりのかみ)」という水の神さまがお祀りをされています。
前述したように、アマテラスさまに個人の欲望をお願いすることはできません(アウトローなほうのアマテラスさまは可)。ただ、実はこの滝祭神は、アマテラスさまとお友達らしく、参拝者の個人の欲望をアマテラスさまに伝言してくれるらしいのです。これは、お参りしなきゃ!!(*‘∀‘)
『蜂がおるから滝祭神へは立ち入り禁止やで~(´・ω・`)』
なんだと‥‥(*‘∀‘)
でも、伊勢神宮にいる蜂なんて相当ご利益があるに決まってます。ぜひ、読者の方でどなたか蜂に刺されにいってほしいと思います。ご報告待ってます!
茂みのなかを進んでいきましょう。宇治橋からご正宮まで片道15分~かかります。そこそこ境内は広いんですね~(*‘∀‘)
神楽殿です。ここで御朱印やお守りが頂けます。
右に行くとご正宮、左に行くと荒祭宮です。まずはご正宮にお参りに行きましょう。正宮まで100mとあります。普通の人間なら9秒58でいけますね!
ご正宮です。階段の下からなら写真OKです。内閣総理大臣就任ごっこが楽しめそうな階段ですね。
階段と人数さえ揃えば、内閣総理大臣就任ごっこは楽しめます。
別宮にもお参り
別宮へ向かう道中に「御稲御倉(みしねのみくら)」という建物があります。これは、祭事に使用する稲を保管している倉庫です。この倉庫には、天皇陛下自身が刈り取った稲も保管されています。
もう1つ倉庫があります。「外幣殿(げへいでん)」といいます。アマテラスさまが使用するための生活用品が収められています。枕とか鏡とか文具とか。式年遷宮の際に新品に交換されます。
別宮の荒祭宮です。アウトローなほうの性格であるアマテラスさまがいらっしゃいます。ここで、個人の要望を垂れ流しましょう。
その後、もう1つの別宮、風日祈宮(かざひのみのみや)へお参りに行きます。
これでお参り完了です!やったね!!
境内には休憩所があります。
2016年に伊勢志摩サミットが行われました。その際に各国首脳が伊勢神宮内宮へお参りにきました。国のトップでさえ、内宮の階段へ来たら内閣総理大臣就任ごっこをやりたくなっちゃうのです。
おはらい町へ行こう
内宮の宇治橋手前から長い表参道が続いています。おはらい町通りと言い、お土産屋さんが少しでも観光客さんからお金を取り上げようと必死に頑張っています。
おはらい町通り入り口です。ちなみに、私ツベルクリンは伊勢神宮に数十回来てますがこの人出はガラガラなほうです。
上の写真右側に赤福の店舗が写っています。これは本店ではなく、内宮前支店です。メニューは本店と変わりません。
店舗では、夏季は赤福かき氷、冬季は赤福ぜんざいが楽しめます。くそ暑い夏はやっぱりかき氷が1番!
520円です。私の日当とほぼ同じ金額です。かき氷のくせに生意気です。シロップは強制的に宇治抹茶です。かき氷の中に赤福が隠れているんですが、いわゆる普通のお土産用の赤福ではなく、かき氷に合うように餡子と餅が分離した赤福を使用しているのです。
実は、赤福かき氷の発祥はお伊勢さんではなく、前回ご紹介した二見・夫婦岩の赤福で誕生したのです。セルフカバーみたいなもんです。そして、かき氷と一緒に熱いお茶をもらえます。頭キーンってなったら熱いお茶を流し込みましょう。
インスタ女子がいました。サイダーの滝を嬉しそうに撮ってます。勝手にインスタに載せちゃ、お店側もきっと激おこぷんぷん丸なはずです(´・ω・`)
と思ったら、お店側もグルでした(´・ω・`)
全国各地にスヌーピー茶屋が存在しますが、ここおはらい町にも店舗があります。
こんなん崩して食べるのもったいないですやん(^o^)
ただ、インスタ女子はこの写真が撮れれば満足なので問題ありません。
私が毎回行くお店がこのひもの塾さんです。
お店の前で干物を焼いていて、その干物を何種類か試食できます。私レベルになると、日本各地の試食できるお土産屋さんをおおむね把握しているのです。
もちろん、日当=赤福のかき氷程度の私が干物を買うはずがありません。ただ、お客様へは毎回このお店を宣伝しているので、私が数十回来店して試食した分は十分リカバーできているはずだと信じております。「お客様へ宣伝する」⇒「私が試食をもらう」、これを私は"物理的直接アフィリエイト"と呼んでいます。
おはらい通りの真ん中に、1993年の前々回の式年遷宮の際に新しく整備された「おかげ横丁」という商店街があります。200mとありますから、普通の一般人なら19秒19でたどり着く距離です。
おかげ横丁の向かい側に赤福の本店があります。建物は明治時代初期の創建です。
おかげ横丁にはおよそ60店舗が軒を連ねます。
イオンのフードコート感溢れる空間です。
豚捨(ぶたすて)というお店。何屋さんかというと牛肉屋さんです。店内では牛丼1000円~からの色んな牛肉料理が楽しめます。また、テイクアウトで豚捨コロッケ(牛肉コロッケ)を販売しています。
紙芝居をやってました。演題はアマテラスさまのご両親にあたるイザナギとイザナミのお話でした。でも、演題が終わっても水あめの販売はありませんでした。水あめが無い紙芝居なんて、宮迫さんのいないアメトーーークみたいで、‥あれ何かあまり問題ないように思えてきました。
私ツベルクリンの本職はスナイパーであり、こういう射的を見つけるとテンションが上がります。なお、ものすごい行列だったので諦めました。スナイパーはあまり人目についてはいけないのです。
終わりに‥
伊勢の名物料理といったら伊勢うどんです。選択肢は無いです。団体でお世話になる御食事処があり、毎回そこで伊勢うどんを食べています。Yahoo!で"伊勢うどん"と調べると、「もしかして:伊勢うどん 不味すぎ」と候補に出てきますが気にしてはいけません。
皆さんもぜひ一生に一度は、お伊勢参りに来てくださいね。そして、人生で一度だけで十分です(´・ω・`)
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