【ざつだん!】シリーズは、私ツベルクリンが日々考えていることを垂れ流していく日常系記事シリーズです。今回のテーマは、 「空港のパタパタ式行き先表示(ソラリー式)の魅力」についてお話していきます。
空港の雰囲気ってワクワクしませんか?(๑・̑◡・̑๑)。私は添乗員という仕事柄、空港に行きまくるんですが、それでも未だに空港に対し「空港ってヤバくない?」感を抱いています。
恐らく、空港とは旅行へ出かける際のスタート地点であり、今から始まる旅行への期待感を煽る存在だと思います。ってことは、『空港に行くとワクワクする正体は旅行へのワクワクなのではないか?』って疑惑が浮かびます。
しかし、同じく旅行へのスタート地点になりうる鉄道の駅に対しては、そこまでのワクワク感は湧いてきません。この要因は、日常の通勤などで駅を使うからだと思います。一方、飛行機を通勤に使用している頭の中ファーストクラス野郎などいないでしょう。
つまり、旅行へのワクワク感と空港へのワクワク感は別物なのです。空港さん、疑ってごめんね(๑・̑◡・̑๑)
前置きが長くなりましたが、空港へのワクワク感を煽るものがいくつかあります。その中でも最近、絶滅危惧種になっている行き先表示の"パタパタ"がいい具合にワクワク感は煽ってきます。
最近は、LEDだか何だか知らないけど、電光表示に変わって来ちゃってるんですよ。もう一度立ち止まって本当に電光表示で良いのか考えて頂きたい。もし、停電になったら電光表示だと消えるんですよ!危機管理対策はどうなってるのか、国土交通省に問い詰めたいです。まあ、パタパタ表示だとしても停電したらパタパタしなくなるんですけどね(*'ω'*)。でも、そんなことどうでもいいのです。
ちなみに、『行先表示のパタパタって何?』って人はこちらの動画をご覧ください。
宮崎空港 パタパタ式(ソラリー式) 出発案内板 2015.10.20
このパタパタは、正式名称を「反転フラップ式案内表示機」もしくは「ソラリー式」といいます。もちろん、そんな正式名称を知っている人は知識人を飛び越えてバカです。一般人は「パタパタ式」って呼んでます。まあ、どっちで呼んでもバカに変わりありません。
パタパタ式はこんな感じで文字や数字がめまぐるしく変化していきます。
たぶん、巻き込まれたら死ぬやつです。
さて、このソラリー式とかパタパタ式とかよく分かんないやつですが、日本では今絶滅の危機に瀕しています。
仙台空港の“パタパタ”、10月27日で引退 多言語案内に刷新
また、大阪の伊丹空港も2018年4月のリニューアルにおいてパタパタ式行き先表示は駆除されました。パタパタ式だと表示できる情報量に限りがあるので電光掲示板の方が好まれるのです。
ならね、電光掲示板は新しく作るとして、その横に意味もなくパタパタしている掲示板を設置すればいいだけの話です。私みたいな奴は、別にパタパタ式掲示板から情報を得ようなんてこれっぽっちも思っていないのです。あくまで、パタパタしている所を見たいだけなのです。パタパタはただパタパタしておけばいいのです(´・ω・`)
ちなみに、仙台空港と伊丹空港のパタパタ式が駆逐された今、日本でパタパタ式が残存している空港は、函館空港と宮崎空港だけかと思われます。
また何ともほとんど行く用のない空港ですわ。パタパタ式の難しいところは、あまりに便数が少ないド田舎空港だと、もはやパタパタさせるほど便数がねぇってところです。
私の好きな鹿児島県の屋久島、その玄関口の屋久島空港のカウンターです。赤枠で行き先表示を示していますが、1日の便がこれで済んじゃいます。パタパタさせる必要がありません。
つまり、パタパタ式が生き延びられる環境の空港としては、①それなりに便数がある②最新機器を導入するまでもないしょぼい空港、この①と②の両方が当てはまる空港だといえます。なんとも微妙なラインです。
パタパタ式を保護するためには、パタパタ式を見にいくことが一番の応援になります。特に用はないけど、函館空港や宮崎空港へ行っていただき、写真を撮って"#パタパタ式"みたいな感じでインスタにあげて頂ければ、きっと「パタパタ式を守る会」みたいなヒマ人が集まる委員会が設立され、保護されると思うのです。
ただ、空港利用者が増えると『たくさん利用者が増えたから、うちも電光掲示板を採用するでごわす!』みたいな邪悪な気持ちを抱いちゃうというジレンマを抱えてしまいます。もうどうしようもない気がしてきました(*'ω'*)。パタパタ式さん、さようなら。
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