日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【ツベルクリンWalker】添乗員が徹底ガイド~南蔵院の涅槃像(福岡県)~

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【ツベルクリンwalker】は、様々な観光地を添乗員である私ツベルクリンが徹底的にガイドしていくシリーズ記事です。今回は、福岡県にある南蔵院(なんぞういん)の涅槃像(ねはんぞう)を見に行きましょう。

 

これまでに、【ツベルクリンwalker】シリーズで取り上げた福岡県の記事はこちらです。

www.tuberculin.net

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福岡県はインターネット上でよく「修羅の国」と揶揄されます。私から言わせれば、修羅の国ではなく「アウトローな国」です。すでに、紹介した上の記事(久留米大観音とかえる寺)と合わせ、"福岡3大アウトロー名所"の3つ目が、今回ご紹介する南蔵院の涅槃像です。

 

アウトロー旅行作家の宮田珠己(みやたたまき)氏の書物に『晴れた日は巨大仏を見に‥』という本があります。


晴れた日は巨大仏を見に (幻冬舎文庫) [ 宮田珠己 ]
 

奈良や鎌倉の大仏をはるかに凌駕する高さ40m以上の巨大仏を見に行くだけのまさにアウトローな旅行記なのですが、この本で福岡県の巨大仏が2体紹介されていました。1つは、先日ご紹介した久留米大観音(高さ62m)、もう1つは今回ご紹介する福岡県の篠栗(ささぐり)町にある涅槃像です。

 

普通、大仏って立ってます。しかし、南蔵院の涅槃像は寝っ転がっています。つまり、高さっていうか横のワイド感を味わう仏像です。横の長さが41mもあります。つまり、寝っ転がってはいますが立派な巨大仏なのです。

 

今回は、南蔵院を徹底的にガイドしていきましょう!

 

<目次>

 

そもそも涅槃像とは?

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基本的な知識として、涅槃像(ねはんぞう)は寝っ転がっています。なぜ、寝っ転がっているんでしょうか?

 

「涅槃(ねはん)」とは、仏教用語であり、本例の意味は"すべての煩悩から解放された純粋無垢なハートフル状態"を指します。そして、仏教をお開きになったお釈迦さまが、いよいよ死ぬとき、人々は『お釈迦さまが"涅槃状態"に入ったぞ!』と考えました。その時の格好が下の絵画のような寝姿だったのです。

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出典:駒澤大学

お釈迦様がスーパー涅槃状態であの世の行くときの姿を描いた絵画を「涅槃図(ねはんず)」といいます。後に、お釈迦様の死=涅槃、と言うようになりました。涅槃像とは、つまりお釈迦様がウルトラ涅槃状態であの世に行っているときの様子を像にしたものをいうのです。 

 

 

南蔵院の涅槃像へのアクセス

 

南蔵院へはJRか車で行くのがベストでしょう。JRは博多駅から福北ゆたか線に乗り、「城戸南蔵院前駅」で降りましょう。博多駅より370円です。

 

 

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JRの城戸南蔵院(きどなんぞういん)前駅が最寄り駅です。この辺の地名を城戸(きど)といい、元々は城戸駅だったのですが、JR九州側の南蔵院への忖度で2003年に城戸南蔵院前駅と改名されました。

 


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無賃乗車しようとするお客さんがいたので注意しておきました。

 


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駅前には駐車場があります。2時間200円らしいです。

 

 
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実は、この南蔵院って外国人に人気で駅前の注意事項は9ヶ国語で書いてあります。要約すると、『ここは寺やぞ、お祈りしろや‼︎』って言ってます。

 


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川を渡って行きます。

 


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この橋はメロディー・ブリッジといって、鉄琴の要領で順番に叩いていくと、音楽が鳴るよ♪という暇つぶしアトラクションです。何の曲かは、来てからのお楽しみです!(めだかの学校)

 

なお、バチが1個しかありません。つまり、叩き終わったら次の人のために戻しにUターンしなければなりません。戻ったら、また叩きたくなります。そして、またバチを戻しに‥以下無限ループです。読者の方、どなたかバチを補充しておいてください(*‘∀‘)

 

 

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突き当たりを右に曲がると信号機があります。信号機を渡れば、南蔵院の入り口です。もし、信号無視なんかすれば、涅槃像さんから寝技を決められますからご注意ください。

 

 

まずはお参りしましょう


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南蔵院は、涅槃像で有名になっちゃってインスタ映え(笑)観光地みたいになってますが、根本的には寺院であり祈りの場です。まずは、お参りしに行きましょう。

 

 

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まっすぐ進むと分岐点が現れます。お目当ての涅槃像は右手側ですが、注意書きにもあったように、まずはお祈りを先にしましょう。本堂は左側へ行きます。

 

南蔵院は、篠栗八十八カ所の1番寺です。八十八カ所と言えば、四国の八十八カ所(いわゆるお遍路)が有名です。今でこそ、飛行機なりで簡単に四国へ行けますが、それ以前は四国へ行くこと自体が大変な道のりでした。

 

『四国へ行ってお遍路したい、でも遠いわ(´・ω・`)』と考えた人々は、『自分の住んでるところに八十八カ所作ればいいじゃん♪』とアグレッシブに考え、各地に八十八カ所を模した霊場を開きました。その中でも篠栗八十八カ所は、歴史が古く江戸時代から明治時代にかけて整備されました。その篠栗のお遍路の1番寺が南蔵院なのです。

 


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四国の八十八カ所と同じように、お寺には「本堂」と「大師堂」の2つのお堂があります。本堂には各寺のご本尊さま、大師堂には八十八カ所を開いた弘法大師(空海)さまが祀られています。上の写真は大師堂です。

 


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お参りする順序はどちらが先でも構いません(本来は本堂→大師堂なのですが、込み具合にもよる)。

 

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大師堂の横から上に上がる階段があります。上がると本堂です。

 


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本堂横に「おかかえ地蔵」というイベントがあります。

 


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好きなお地蔵さんを抱っこして自分の予想より軽ければ願いが叶う、予想より重ければ「来世に期待!!」というおまじないです。言っておきますがクソ重いっすよ(´・ω・`)

 


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本堂にはご本尊の釈迦如来さまがお祀りされています。

 


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「お接待」とは、お参りをしに来た人たちに無償でお菓子や飲み物をふるまうことを言います。その振る舞いをすることで、振る舞いをした人にとってもご利益につながるとの考えがあるのです。お接待をうけたら基本的には断ってはいけません。ですから、私は一番大きいビスコを頂きました(*'ω'*)

 

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奥の院もあるよ!


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本堂・大師堂をお参りした後は、奥の院へ行ってみましょう。不動明王(ふどうみょうおう)さまがいました。高さ11mあります。

 

仏さまって普通は穏やかなお顔をされていますが、明王さまは怒りまくっています。実際に怒っているわけではなく、怒りのパワーで災いを遠ざけようとの思考です。本当はジャムおじさんみたいな心の持ち主です。

 


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仏教界では、"落雷した木はスーパーサイヤ人モードになる"との考え方があります。この木は平成になってから落雷し、サイヤ人モードになりました。その後に、木に雷神の彫刻が彫られたのです。

 


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「お百度参り」とは、民俗信仰のようなもので『願いを叶えて欲しければ100回お参りしやがれ!』というドSな考え方です。各地のお寺には、百度石(ひゃくどいし)というお百度参りの起点になる石を置いているところもあります。その石と本堂を100往復せよ、ってことです。

 

南蔵院の不動明王に関して言えば、上の写真のようにちゃんとルートまで示してくれます。ですから、お寺で同じ場所をグルグル回っている人がいても不審者扱いしないでください。

 

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先日の「成田山久留米分院」編においてもご紹介しましたが、ここにも五百羅漢(ごひゃくらかん)がありました。羅漢とは、もう修行しないで良いほどの聖人を指します。五百羅漢は、その羅漢たちが500人集まって会議をしている様子を表した石像のことをいいます。

 


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しかし、たいていの五百羅漢は『絶対、お前さん会議サボってるだろ?(´・ω・`)』としか思えない羅漢さんが大勢いらっしゃいます。

 


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この羅漢さんは、会議にアヒルを持ってきちゃったっぽいです。

 


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さて、奥の院へ進んでいきましょう。

 


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篠栗八十八カ所は、慈忍という尼僧が開いた霊場です。この奥にある滝で修行したようです。

 

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奥の院です。左に慈忍が修行した滝が見えます。

 


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奥の院の横から滝へ近づけます。

 


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予想以上に滝に近いです。これ増水した時、通路上にいても絶対ダイレクトで直撃するよね?(´・ω・`)


 

いよいよ涅槃像へ!


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お待たせしました。お目当ての涅槃像を見に来ましょう。

 


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魔界に続くトンネルみたいでスペクタクル感を高めます。

 


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トンネル通過後、登っていきます。

 

 

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見ざる、言わざる、聞かざるのカエルverです。そしてアンパンマン。このお寺のコンセプトがよく分かりません。

 


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左に行くと涅槃像、右は涅槃像の下にある納骨堂&売店に行けます。まずは、涅槃像を見に行きましょう。

 


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コンセプトがよく分からない石像の横を通ります。

 


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何か頭っぽいのが見えてきました。

 

 

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涅槃像の前は、タップダンスが出来るくらいのスペースがあります。

 


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涅槃像さんこんにちは(*'ω'*)

 


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高さ11m、横の長さ41m、世界で一番大きな涅槃像です。この涅槃像の建設費用はどこから確保したかというと、宝くじの当選金です。住職の林覚乗(はやしかくじょう)氏が、宝くじで1億3000万円当てちゃったのです。それ以降も宝くじを当てまくったヤバい人なのです(もちろん、当選金だけじゃ足りないとは思いますが‥)。

 


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頭の天然パーマみたいなグルグルした物は、螺髪(らほつ)といいます。その実物大の物が置いてあります。決して、うんちではありません。

 


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よく見ると涅槃像の左手から紐が伸びてきています。これは5色の光を表し、お釈迦さまが悟りを開いたときに出た光を現しています。

 


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そして、お賽銭箱まで伸びてきていますのでお触りしましょう。

 


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巨大仏の特徴として、体内巡りが出来る点です。直立した巨大仏なら階段を登って行かないとたどり着けませんが、涅槃像さんは寝っ転がっているので楽勝です。

 

500円払うと、体内巡りが出来ます。中へ入ると、ミャンマーから贈られた仏舎利(ぶっしゃり:お釈迦様の遺骨や遺髪)が収められています。住職がミャンマーにたくさん寄付したお礼に頂いたものです。中はあいにく撮影禁止です。

 

なお、私の方針として「有料でなおかつ写真撮影禁止の場所は、お金が勿体無いから入らない」という明確なポリシーを持っていますので、各自お越しください。

 

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涅槃像の足の裏です。

 


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とのことです。

 

 

おみくじゲーム


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体内めぐり(¥500)をやるか、もしくはおみくじ(¥200)を購入した人にサービスで、おみくじゲームにチャレンジできます。羽子板の羽のような物を3つもらえます。上の写真の升の中に、羽を投げて見事入ると素敵な景品がもらえるとのことです。

 


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感覚としてはダーツに近いです。結果は皆さんの予想通りです(´・ω・`)。

 


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お守りの中には、涅槃像金メッキverが入っていました。今この記事を書きながら、どこへしまったか探し中です。

 


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待ち人:来たれども遅し

恋愛:後で泣く 控えよ

 

来世に期待します!!どうもありがとうございました!!!!

 

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ぜひ、みなさんも世界一の涅槃像を見に来てくださいね!

 

 

終わりに‥

福岡の魅力は博多や中州だけではありません。少し足を延ばせば、素敵なアウトローが転がっていますよ♪

 


しあわせを感じる喜び 林 覚乗9784835534220【中古】

 

 

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