【ツベルクリンwalker】は、様々な観光地を添乗員である私ツベルクリンが徹底的にガイドしていくシリーズ記事です。今回は、「通天閣&新世界」をガイドしていきます。
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これぞ大阪!と感じる景色は、食いだおれ人形と道頓堀のグリコの看板と、通天閣だと思います。
ただ、くいだおれ人形とグリコの看板は無料で見られますが、通天閣に登るにはお金がかかります。セコい大阪人がお金を払って登るわけがありません。通天閣は知っていても中がどうなっているのかは謎なのです。
今回は、私ツベルクリンが身銭を切って通天閣へ上って来ました。この記事を見て特に大阪人は『はぇ~通天閣の中はこうなっとるんか~』と無料で感動に浸ることが出来るはずです。ガメツい大阪人はぜひ読んでくださいね。
<目次>
通天閣の概要
通天閣は、高さ108m(展望台部分は87.5m)ある物体です。東京タワーや名古屋のテレビ塔なんかは展望スポットであるとともに、電波塔(テレビの電波を発信)の役割を持っていますが、この通天閣はそんな高貴なもの飛ばしていません。ただ、突っ立っているだけです。
1956年、内藤多仲(たちゅう)氏の設計の元、完成しました。この、内藤氏は全国のタワーの設計を手掛ける(東京タワー、札幌テレビ塔など)タワーの父みたいな存在です。
通天閣と言えば、スポンサー広告を出している日立製作所のネオンサインがタワーの顔になっています。通天閣は日立におんぶにだっこ状態なのです。
通天閣へのアクセス
アクセス方歩として、wikipediaによると
- Osaka Metro堺筋線 恵美須町駅から徒歩3分
- 阪堺線 恵美須町停留場から徒歩3分
- Osaka Metro御堂筋線・堺筋線 動物園前駅から徒歩6分
- 阪堺線 新今宮駅前停留場から徒歩6分
- JR 新今宮駅(通天閣口:東口)から徒歩6分
- 南海 新今宮駅から徒歩8分
とのことです。私はJR新今宮駅から徒歩で突入しました。どの駅から来ても、タワーの方向に向かって歩いて行けば着くと思います。
こんな感じでね(*'▽')
新世界エリアへ
通天閣は新世界という繁華街の中にあります。通天閣+新世界のセットで撮るから映えるのです。桜+お城みたいなもんです。
大阪の人、特に新世界エリアではビリケンさんが神様扱いされています。ビリケンさんは、もともとアメリカのキャラクターだったものを大阪人が気に入り、無理矢理大阪名物にしちゃった哀れなキャラクターです。
勝手に読んどけや、われ(*'ω'*)
ビリケンさんを見つけたら足の裏を触ってあげましょう。ビリケンさんは常に足が痒いけど、デブだから自分の足を自分でかけないみたいな設定があった気がします。その辺の大阪人にでも聞いて下さい。
ってか、ビリケンさんってキャラクターであり神様じゃない気がするんですけど、それだとお賽銭箱が置けなくなるので、大阪ではビリケンさん=神様です。
新世界エリアでは、串カツ屋さんやふぐ料理屋(大阪ではふぐ刺しのことを"てっさ"という)が立ち並びます。もちろん、お金がかかるので食べてません。
仕事で以前、新世界の串カツ屋で夕食を頂くツアーに添乗しました。その時のお客様の味についての評価ですが、あまりおいし(以下省略)。
いたるところにビリケンさんがいます。椅子に座ってらっしゃって、すごく邪魔です(*'▽')
さて、通天閣の足元まで来ましたが、ナイスな雰囲気のお店を見つけました。
ザ・昭和館あふれだす喫茶店、もしくは"フルーツパーラー"とかいう死語がお似合いです。
クリームソーダ飲みたいわ(*'▽')
懐かしいと思ったあなたは、もうすぐ還暦♬(*'ω'*)
通天閣へ登ってみた
上に伸びるタワーのくせに入り口は地下という意味不明な構造ですが、大阪人はそれに気づいていませんから、内緒にしてあげてください。
入り口には、最新鋭の空気清浄機が。さすが、天下の日立さんやで!
シャープやったわ(*'ω'*)
ちょっとハートフルな世界観で戸惑いますが進みます。
当ブログの昔からの愛読者の方は、ご存知かと思いますが私が提唱する観光地の法則があります。「お土産屋さんを通らないと出口へ行けない」です。これは全世界共通です。『お土産よかったら見ていってくださいね~(お土産買え!)』というハートフルなメッセージが隠されています。
大阪の場合は、いきなり売店です。しかも、出入り口は共通なので帰りもココを通ります。行きと帰り2回分搾取しようとする大阪魂を感じずにはいられません。
チケットは1人800円です。
入場券を買うと強制的にうまい棒もうカレー(儲かれ)味が貰えます。つまりは、入場料790円+うまい棒10円=800円ってことです。うまい棒抱き合わせ商法です。
ハリセンを持ってきた方は、カバンに隠しておいてくださいね。
こういうたいして面白くもないボケを、『関西人はおもろいやろ~(笑)』的ドヤ顔で見せつけてくるのが大阪人です。
通天閣は、2階で展望台行きエレベーターに乗り換えます。
この先で観光地にありがちな写真サービスが待ち構えています。半強制的に写真を撮ってきて売りつける極悪なサービスです。
1枚1300円で販売されています。さすが、お金をむしり取る本場の大阪です。
もちろん、私は1人です。『自分1人なんで写真は撮らなくていいです』と断ったら露骨に不機嫌になるのが大阪人クオリティです。
ビリケンさんを模した占いです。お金を投入して、どこに入るか占うのです。こうやって小銭さえもむしり取って行く大阪スタイルに脱帽です。
2階から展望台行きエレベーターに乗ります。
地上87.5mの展望ルームに来ました。これくらいの高さがタワーとしては丁度いいのかもしれません。
右側に見えるのは日本一高いビル、「あべのハルカス(高さ300m)」です。
観光地にありがちな記念メダル。よくお城とかで売ってます。家に帰ったらすぐ無くすやつです(*'▽')
人がゴミのようだ!!!!
人がゴミのようだ!!!
3代目ビリケンさん。ビリケンさんの前にはお賽銭箱(*'▽')。
別料金でさらに上のデッキ部分に登れるみたいです。券売機でチケットを購入できます。もちろん、ケチ臭い大阪人は絶対登りませんが、私は大阪人ではありませんので登ってみます。1人500円です。
ちなみに、デッキ部分の入場券を購入すると通天閣限定「もうカレー」をもらえます。
もうカレーは、お土産コーナーで200円で販売しています。つまり、「デッキ入場券300円+カレー200円=500円」ってことです。さっきから、抱き合わせ商法攻撃受けまくりなんですが‥。
いやらしいネオンの階段を上がっていきます。
外に出れます。
高さ的には、1階分上がっただけですからあんまり変わりません。ただ、外に出られるってだけです。
あんまり人は来ませんから、バカップルがこっそりキスするには良い場所かも(*'▽')
下の方を見てみると何か看板がありました。写真を撮って拡大すると、
「看板みた!で特典あげまっせ」らしいです。これは何の施設なんだろ~(すっとぼけ)。
デッキ部分には、出っ張った部分があり、下はスケスケ&スケルトンガラスになっています。「跳ね出し展望台」って呼ばれてるみたいです。
この部分です。
私の前にカップルがいました。
彼女『早くおいでよ~』
彼氏『ちょ、待って。あぁ、やっぱオレ無理だわ~(笑)』
はよ行けや、このクソが(*'ω'*)。
スケスケです。
スケルトンです。私は「高所依存症」なので、とにかく高ければ高いところほど心が満たされます。
下の階まで降りてきました。もちろん、すんなり出られると思ったら大間違いです。
もうね、とにかく地元企業のグリコ製品を買わせたいらしい(*'▽')
大阪人は儲かると思ったら、著作権とか特許とかガン無視します。著作権違反を指摘すれば『ネタに決まっとるやないの~。硬いこと言わんとき!』って開き直るのが大阪人です。
観光客からお金をむしり取りさえすればいいので、売店の中を柱が貫通してようが知ったこっちゃないのです(´・ω・`)。
終わりに‥
出典:https://www.tokyotower.co.jp/
通天閣にも、東京タワーのノッポン兄弟みたいにマスコットキャラクターがいればいいのに~って一瞬思ったのですが、よくよく考えてみるとビリケンさんがそれっぽいです。観光客からお賽銭をむしり取っている存在がマスコットとは、さすがです(*'▽')
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