【ざつだん!】シリーズは、私ツベルクリンが日々考えていることを垂れ流していく日常系記事シリーズです。今回のテーマは、「親知らずを抜歯した時の思い出」です。
特定の人しか罹らない"不公平な病気"ってのが存在します。「三大不公平な病気」は、片頭痛、花粉症、そして親知らずです。私は、花粉症からは逃れていますが、片頭痛持ちであり、親知らず持ちでした。
偏頭痛と花粉症は、まだ症状が出るので何となく許せる感はあるのです。ところが、親知らずに関しては、それ自体が病気なわけではないので、今一つ治療の必要性を感じないのです。感じないくせに、親知らずを抜歯するときには凄まじいダメージを与えてきます。
そもそも、親知らずについて説明すると
奥歯のさらに奥に生えてくる第三大臼歯という歯です。20歳前後で生えてくるため、親に知られることの無い歯だから親知らずと呼ばれています。そんなタイミングで生えてきて、何がしたいんでしょう?(*'ω'*)。昼過ぎに会社にやってくる社長みたいなもんです。
そもそも親知らずが生えてこない人もいます。昼過ぎに会社行くくらいならもうサボろうってことです。
出典:http://www.tsukamoto-dental.com/
こんな感じで素直にまっすぐ生えてくれば、何の問題も無いのです。
ただ、現代人は噛む力が弱くなっていっており、それに伴い顎の大きさが小さくなっているようなのです。その結果、歯が生えるスペースが狭くなっており、後から生えてくる親知らずのスペースが無いのです。
スペースが無いので、親知らずはずいぶんとアウトローな生え方をしてきます。上の図の②は、なぜか横向きになっちゃって、歯肉の中に埋まっちゃってる状態です。
③の場合は、斜めに生えてきちゃって、頭だけ出ちゃってる状態です。『お母さん力んで!もう頭が見えてますよ!』状態です。
まっすぐ生えている(上の図①)場合は、何の不具合も無いのでありのままの私で良いのです。②の場合も、周りの歯に影響を与えていなければ、そのまま放っておいて大丈夫みたいです。
問題は、③の頭だけ出ちゃってるパターンです。隣の歯との間に汚れが溜まりやすく、親知らず自身だけではなく他の歯までダメージを与えかねないハタ迷惑な親知らずなのです。そして、私の親知らずはこの③状態だったのです。③状態の親知らずを持っている場合、抜歯することを歯医者さんは勧めてきます。
私は定期的に歯医者に検診に通っていました。歯医者さんからは『ツベルクリンさん、ぼちぼち親知らず抜いたほうが‥』と提案されていたのです。そのたびに私は『いや、まだ時期尚早でござる』と逃げていたのです。
『とりあえず、大学病院へ行ってレントゲンだけ撮ってもらったらどうですか?』と歯医者さんから提案されました。紹介状も書いてくれるとのこと。『まあ、レントゲンだけなら‥』と紹介状を受け取ったのが、2018年の夏でした。
夏の暑い日の昼下がり、言われるがままに大学病院へ行きました。レントゲンだけなら痛くもかゆくもありません。きっと(*'ω'*)。
レントゲンを撮った結果、かなりアウトローな生え方をしているらしく、それなりの手術が必要と聞かされました。そして、"それなりの手術が必要"とか言ってるくせに『私(大学病院の先生)、今日この後のオペも無いので、よかったら今から抜いちゃいましょうか?』とか言ってきたのです。
冗談じゃない、こっちは今日はレントゲンだけのつもりで来てんだよ。お茶するだけのつもりで来たら『ちょっとホテルで休憩していかない?』って言われるようなもんです。
なので『いや、今日はこの後用事がありまして‥(もちろん無い)。また、日を改めてご連絡してもよろしいでしょうか?』と言ってその日は逃げました。
私が親知らずの抜歯を嫌がるのも無理はありません。事前に"親知らず 抜歯"でググっていたのです。
抜歯の手順を8コマ漫画にしてありますが、どのコマも痛そうなビジュアルじゃん(*'ω'*)。手順としては、①麻酔注射→②歯肉切断→③歯破壊→④歯根摘出→⑤縫う、という順番で処置します。
まだ、自身が末期がんで手術しないと助からないみたいな状況下だったら、甘んじて手術を受け入れますよ。ただ、親知らずの抜歯ってのは予防的処置です。別に痛くもないのに、なんで歯肉切断とかしなきゃいけないんですか(*'ω'*)。歯肉ペロ~ンってめくれちゃうんですよ。
もちろん、私だって大人です。抜いたほうがいいのは分かっています。抜歯手術をしてもらうため、再度大学病院を訪れたのは、2019年2月(半年後)のことでした。もちろん、半年間も時間が経過したのは、仕事が忙しかったからであり、決して『怖い(*'ω'*)』という感情に支配されていたわけではありません。
前述した手順(だと思われる)で、抜歯の処置は行われました。30分にも及ぶ手術は無事成功しました。
一番痛い処置は、皮肉にも麻酔注射を歯肉にぶっ刺す時です。痛みを無くす麻酔をする時が一番痛いとか意味不明なんですけど(´・ω・`)。"麻酔注射が痛くない麻酔"みたいなやつがあればいいのに‥。
ちなみに、そういうやつあります。
歯医者が怖い人用の「笑気(しょうき)麻酔」というやつで、笑気ガスを吸い込むと気分がルンルン気分になって、歯医者なんて怖くないわ!状態になっちゃう神経ガスです。もう"笑気"って文字からも、神経ガス感が漂ってくるもん(*'ω'*)。もちろん、私は歯医者なんて怖くもなんともないはずなので、こんな神経ガスなど不必要なのです。
私の親知らずは、下の歯です。ネット上の情報によると『上の親知らずは秒殺で抜けるし、術後の痛みもそんなに無い。ヤバいのは下の歯』とかいう仰々しい情報が載っていました。どうやら、手術の時間に比例して術後の痛みが増すようです。
手術中は麻酔が効いているので痛くありません。歯肉ペロ~ン状態なのでしょうが、それを感じないのです。ただ、歯をバキバキ破壊しているのだけは伝わって来ました。
処置終了後、『本当に痛い時だけこの痛み止めを飲んでくださいね♬』と5錠ほどの痛み止めを処方されました。手術はそんなに痛くなかったし、麻酔もまだその日の間は効いていたので『なぁ~んだ、こんなもんなら半年も我慢しないで早く行けば良かったわ(*'ω'*)』とさえ思いました。
次の日、抜歯した側の顔がパンパンに腫れました。マイク・タイソンにぶん殴られた時くらいに腫れました。
出典:インスタグラムより
これが、本田翼ちゃんなら抜歯して腫れあがっても可愛いのです。抜歯しても可愛いとか反則じゃないですか?こっちは、通常モードでもアレなのに(*'ω'*)。
腫れてるし痛いので、おくすり飲めたねみたいなゼリー状の物しか食べられません。
5錠ほどの痛み止めを2日間で飲み干した私に残された手段は、『私は本田翼よ♬』と自己暗示にかけ、ただ我慢するだけでした。
結局痛みが無くなったのは10日以上経ってからでした。10日間、ひたすらおくすり飲めたねを主食にしていたら、体重が3キロほど減っていました。つまり、親知らずの抜歯はダイエットに効果があるようです(*‘∀‘)。
もし、読者の方の中で親知らずを抜歯するかどうか悩んでいる方がいらしたら、早いとこ抜いてしまったほうがいいかもしれません。早くこっち側の親知らず抜きましたグループ(会員‥本田翼ちゃん以下多数)においでよ(*'ω'*)
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