【ツベルクリンwalker】は、様々な観光地を添乗員である私ツベルクリンが徹底的にガイドしていくシリーズ記事です。 今回は、 懺悔したい人にピッタリな町、後免(ごめん)町エリアを歩いてきました。
高知県の南国(なんこく)市に"ひたすら謝罪する町"があることをご存じでしょうか?その町の名前は「後免(ごめん)」と言います。懺悔しなくちゃいけないことだらけの読者の皆様にピッタリな町の名前ですね(๑・̑◡・̑๑)
今回は、皆様を代表してこの私ツベルクリンが後免町エリアを歩いてきました。皆様も一緒に床に頭をこすりつけて謝り倒しましょう‼︎
※記事のトップ画と文章は一切関係ございません。
<目次>
JRごめん駅
まずはJRの後免駅(ごめん駅)へ
早速謝ってるもん。何が悪いのか分からないけどとりあえず謝っておけ精神です。
ってか正式名称は「後免駅」なんですけど、むしろ平仮名の方を大きく書いてる時点で、後免駅側の『このユニークな地名に乗っかろうぜ!』的な思惑を感じてしまいます。
駅前に観光案内マップが掲示してありました。
「ごめんほのぼのMap」って言ってる時点で、もう謝る気0ってことが分かります。
ごめん駅行きの電車だって、『ごめん』って表示しながらこの能天気な顔。
分かる方には分かると思いますが、このマップを描いたのはアンパンマンの作者であるやなせたかし先生です。
出典:https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000015332
やなせ先生は、子供の頃この高知県後免町で過ごしており、彼ゆかりの土地でもあるのです。
そういう経緯もあり、基本的に高知県(特にこの後免町エリア)は、アンパンマンをゴリ押ししています。
ゴミ箱だってアンパンマン。アニメでは、バイキンマンが街中にゴミを散らかして暴れまくっていましたが、現実世界では大人の都合でみなハートフルです。
アンパンマン列車だらけですよ。
考えることは皆さん同じで、後免駅の駅名標を撮影したいのです。電車に乗らなくても構内に入る際には入場券(大人170円)かかります。たぶん見た感じ、160円から170円に値上げしたみたいです。値上げしてごめんね(*'ω'*)。
ちなみに、後免駅はJR四国と第三セクターの土佐くろしお鉄道の2種類の鉄道が乗り入れています。
ごめんね(*'ω'*)
※土佐くろしお鉄道ver
やっぱりごめんね(*'ω'*)
※JR四国ver
ちなみに後免駅には自動改札とかいうハイテク機器が存在しないので、駅から出場する際に回収されません。そのため入場券は持ち帰ることが可能です。地元に帰ってから謝罪する際に使ってください。
ホームからの景色は別に普通のド田舎のホームです。
ごめん駅にはマスコットキャラクターがいます。ごめんえきお君です。
もちろん"©やなせたかし"です。やなせ先生は数多くのキャラクターを生み出しましたが、名前は基本的に適当というかそのまんまです。「ごめんえきお君」って‥。
やなせ先生の詩です。『ごめん駅でごめん』という作品。詩の中で30回「ごめん」って言ってます。「ごめん」がゲシュタルト崩壊してしまいそうです。
薄汚れたアンパンマンと一緒に記念撮影。ふなっしーも毛玉ボロボロでごめんね(*'ω'*)
ごめん町駅
後免町エリアの中心駅は、後免(ごめん)駅ではなく後免町(ごめんまち)駅です。名前クソ似てますが違う駅です(隣の駅です)。
ちょっとまぎらわしいですが、後免町駅は土佐電鉄(路面電車)と先ほど紹介した土佐くろしお鉄道の2か所あります。まあ、隣近所にあるんですけどね。
こちらが土佐電鉄(路面電車)の後免町駅。
駅っていうかローソンです。
ローソンの奥に電停の入り口があるスタイル。こんなん土佐電鉄とローソンの癒着だよね(*'ω'*)
店内に路線図が(*'ω'*)。
ローソンの外壁は土佐電鉄をモチーフにした絵柄が描かれています。行き先表示はもちろん「ごめん」。
ちゃっかりポンタくんが。窓から顔と手を出して『んほー!ごめんねー!』とか言ってるんでしょうか?
近年、ご当地戦隊なるものが各地で結成されていますが、ここ後免町にもご当地戦隊が。その名も「ごめん戦隊・ゴメンジャー」。なんか形勢が少しでも悪くなるとすぐに無条件降伏しそうな集団です。
路面電車が来ました。
アンパンマン号かと思いきや、思い切り「四万十うなぎ」を宣伝する車体。なんかごめんね(∩´∀`)
100mほどの距離に、第三セクターの土佐くろしお鉄道の後免町駅があります。
土佐くろしお鉄道の後免町駅マスコットキャラクターです。女の子で名前は「ごめんまちこさん」。もちろん、©やなせたかしです。名前のどストレートさは健在です。
やなせ先生は『謝り続けるのもアレだな‥』と思ったようで、
後免町駅の愛称を"ありがとう駅"と名付けました。『ごめん駅があるなら、ありがとう駅もあって良いじゃない♬』という、アンパンマン視聴者層にも分かる単純な理屈です。
駅前にはもちろんアンパンマンの石像が。顔が汚れて力が出ないverのアンパンマンです。
ごめん町商店街を歩く
ごめん町駅から少し歩くと、ごめん町エリアのメインストリート、ごめん町商店街が伸びています。そちらを歩いてみましょう。
ごめん町がある南国市は、高知市に次ぐ県内第2位の都市です。とは言っても人口は5万人ほどであり、当ブログ基準に当てはめればド田舎です。
そんなド田舎のメインストリートが令和の現在どのような状態になっているかは、想像に難くありません。
まず人がいないもんね(*'ω'*)。そして、人がいないことが前提なので、地元の車はガンガン飛ばして走り去って行きます。人はいませんが車の通行量はそれなりにあります。たぶん地元の人にとってこの道は商店街ではなく、ただの近道なのでしょうね。
シャッターが下りていることが前提なので、シャッターに色々描いてあります。先ほど紹介したごめん戦隊ゴメンジャーの絵が。女性隊員であるピンクレンジャーを最前線に行かせる戦術みたいです。ってかお店ボロボロ過ぎるって。
「ごめんMarche」という店舗。ごめんえきお君とごめんまちこさんの姿が。2人揃って謝っています。
アンパンマンのキャラクターであるジャムおじさん。コロナ禍なのでマスクをしています。
彼は、アンパンマンの顔を作っているいわば補給部隊です。『バイキンマンはアンパンマンではなく、ジャムおじさんを攻撃すればアンパンマンを壊滅できるのではないか?』と成長した小学生は気づきますが、それを実行しちゃうとただの殺戮物語になっちゃいます。
そして、ジャムおじさんよりも気になったのがシャッターに描かれた絵です。
えっ、なに、どういう状況の絵なん?(*'ω'*)
何か知らんけどアクロバティック過ぎて、男性の体が形状記憶眼鏡みたいになってます。地元の大学生が描いたようですが、見ていると何か不安になってきます。
金物店にはメロンパンナちゃんが。
金物店には小学生が描いたポスターが掲示してありました。
"守ろうよ、これ以上シャッターしまらせない"
小学生にこんなこと言われるようじゃお先真っ暗です(*'ω'*)
そして現実は残酷です。
シャッター閉まりすぎてシャッター錆びてきちゃってるもん。でもね、私こういう風景、嫌いじゃないわよ(∩´∀`)
カレーパンマン。マスクだってカレー色。
しょくぱんまん。ってか商店街でシャッター開いていたのは金物屋さんとこのしゃくぱんまん像がある本屋さんくらいでしたよ。
商店街の終点には、バイキンマンとアンパンマンが2人並んで立っています。
バイキンマンってどっちかと言うとコロナウイルス側の立場の野郎だろ?マスクなんか必要ねえだろ。そして、逆にアンパンマンはマスクしろよ。すぐ隣にばい菌がいるんだぜ(*'ω'*)。
終わりに…
色々罵倒してごめんね(*'ω'*)。でも、謝罪したいことがある人、懺悔したい人にはピッタリな街だと思いますよ。ぜひお越しいただいて謝り倒してくださいね!