【ツベルクリンwalker】は、様々な観光地を添乗員である私ツベルクリンが徹底的にガイドしていくシリーズ記事です。今回は薩摩半島の最南端、長崎鼻(ながさきばな)の先っぽを1人で見てきましたのでご報告していきます。
皆さんは「先っぽ」って気になりません?もうこれ以上は進めないよ~っていう先っぽ。もしくは「端っこ」とも言いましょうか?
日本は島国ですから色々な場所に先っぽであったり端っこが存在します。今回は、九州は鹿児島県の薩摩半島の最南端、長崎鼻(ながさきばな)に1人で行ってきました。
長崎鼻ってここです。
赤丸付けてます。鹿児島県の薩摩半島の最南端です。先っぽ度半端ないですよね!
<目次>
長崎鼻の駐車場問題
鹿児島県なのに長崎鼻とかいう紛らわしい名前。先っぽが三角形に広がった岬のことを「鼻」と呼ぶ習慣があるみたいです。
こんな先っぽに駅なんてあるわけないので、自家用車でお越しくださいね!
長崎鼻の手前に駐車スペースがありました。この先にあるお土産屋さん「にしき屋」の駐車スペースみたいです。「無料駐車場です。ご自由にどうぞ!」って書いてます。やったね!(*'ω'*)
なお、駐車場にはこんな文言が。
「駐車場無料!(ただしお土産はウチで買えよ)」ってことです。文字を隠してますが、元々は「ただしお買い物がありましたらにしき屋本店でお願いします。」って結構高圧的な言い方で書いてたみたいです。
※イメージ写真です
ところで、皆さんは観光地における駐車場の客引きを見たことはありますか?観光地にある駐車場管理会社(もしくは駐車場を持つお土産屋さん)が、観光地に車でやって来た観光客を、自分の駐車スペースに割と強引に誘導する光景がよく見られるのです。
この長崎鼻にも、手招きをして強引に駐車場に招き入れようとしているおじさんがいました。私は添乗員として長く働いてきたので、その辺の事情は承知済みです。無視して先へ進んだのですが‥
さっきの客引きのおじさんが後ろから原付で追いかけてきて、何されるかと思ったら、「駐車券」みたいな紙を渡してきました。
おじさん『にしき屋でお土産購入されたら、この券にハンコもらって帰り際また私に渡してくださいね~』
そうか、にしき屋の手下か(*'ω'*)。どうやら、にしき屋でお土産買わないと駐車料金が発生するみたいな雰囲気です。ちなみに、後々よく調べてみると、実はにしき屋駐車スペースのすぐ横は、指宿市営の正真正銘の無料駐車スペースだったみたいです。
下の写真をご覧ください。
目印も無いのに、こんなの分かるかよ(*'ω'*)。この黄色の枠におじさんがいて手招きしてきたら、何も知らなかったらそのまま黄色ゾーンに誘導されちゃうよね。
さらに先に進むと、有料駐車場があります。
1回100円ですって。むしろ、有料って最初から言ってくれた方が後腐れなさそうです。
もし、『やべえ、お金持ってないわ~』というトンでもねぇ奴がいても大丈夫!
演歌2曲歌えば駐車料金が無料!!!やったね!!
長崎鼻の先っぽへ
駐車場の話が長くなりましたが、とりあえず先っぽの方へ進みます。
これより先は歩行者のみ侵入可です(∩´∀`)
お土産屋さんが並んでいます。半分はシャッター閉まってますけど。
長崎鼻にはテレビ朝日の番組『ナニコレ珍百景』で取り上げられた珍百景があるんですよ~。
『夫婦喧嘩のため臨時休業します(休業するとは言ってない)』看板です。もちろん、365日ずーーーっと店の外に出してます。テレビ番組と観光客に寄せにいってる看板です。
お察しの良い方は気付かれたかもしれませんが、先ほどの『演歌2曲!』の看板もこのお店の方が製作した看板です。
一番奥に位置するお店が、さっきから駐車場の客引きをしている「にしき屋」さんです。
駐車券を受けとった観光客が違うお土産屋さん入らないように、「駐車場の店」と、これでもかとアピールするにしき屋さん。優しいなぁ~(*'ω'*)
なんか三神体(福蛙・福亀・田の神)が祀られていました。祈願しないと(*'ω'*)
『三神体を奉拝され200円以上寄附された御厚志の方は祈願誌をにしき屋にて受領ください』
何が何でもにしき屋に連れ込みたいスタイル(*'ω'*)
開聞(かいもん)岳が一望できます。別名薩摩富士。その姿の美しさのおかげで、標高924mしかない雑魚なのに、日本百名山の1つに選ばれています。
竜宮神社について
長崎鼻は、浦島太郎がウミガメに乗って竜宮城へ旅立った岬だと言われています。このあたりがかつてウミガメの産卵地だったことから、この伝説が生まれたとも言われています。
浦島太郎の伝承が残る地は日本中に腐るほどあります。言ったもん勝ちみたいな雰囲気さえあります。長崎鼻も、竜宮神社なる竜宮城をがっつりイメージしたと思われる神社を建立して浦島太郎アピールをしています。
昨今は"御朱印ブーム"が到来しており、日本各地の神社で御朱印を頂けるようになったのですが
『竜宮神社御朱印はにしき屋にて記帳致します』
是が非でもにしき屋に観光客を連れ込みたいみたいです。ここまで来るとある意味感心してしまいます(*'ω'*)
この竜宮神社は、絵馬の代わりに貝殻に願いごとを書くみたいです。
願いごとを書いた貝は壺へ奉納するようになっているようです。
壺がいっぱいになったら、たぶんこの貝塚へ移されるのでしょう。案内板によると、10年間貝塚で保存した後は、海へ海洋投棄されるみたいです(*'ω'*)
歴史学上では、「貝塚」って古代人のゴミ捨て場を指しますからね。他人の願いごと(イケメンの高身長男子と出会いたい♡)なんてゴミって言ってるようなもんです('ω')
薩摩半島最南端へ
ここまで来たら行けるところまで突き進みましょう。
浦島さん&ウミガメさん&ふなっしーです。
竜宮城と乙姫様が出会った故事から、竜軍神社は縁結びの御利益もあると人間様側が勝手に決めています。ですから、こんな感じでクソみたいなハート型のモニュメントがあるのです。
恋に落ちても崖から落ちないでね(*'ω'*)
先っぽが見えます。
私のような、時代の最先端を行くアウトロー用におぼろげな道が続いています。
写真からも薩摩半島の最南端ポイントがご覧いただけるかと思います。これ以上行くと、私ご自慢のコンバースの靴がダメになりそうなのでこの辺で。最南端を攻めたい方は、実際にお越しになり勝手に攻めてください(*'ω'*)
終わりに…
帰り際、それなりにお土産買う気でにしき屋さんに入ったのですが、周囲の商魂とは裏腹に店内にはレジにおばちゃん1人しかおらず、全くやる気ない感じでした。これじゃ、あの手この手でお店にお客を引き込んだとしても‥って感じです。
なので、特に何も買わず、駐車券にハンコももらわず、何となく駐車場の原付おじさんもスルーしましたけど、何事もなく撤収できました。できれば、原付おじさんに地の果てまで追いかけられるサスペンスを期待してたんですけどね(*'ω'*)
当ブログのtwitterアカウントはこちら
ツベルクリン@アウトローブロガー (@tuberculin0706) | Twitter
にしき屋さんの公式HPはこちら