【ざつだん!】シリーズは、私ツベルクリンが日々考えていることを垂れ流していく日常系記事シリーズです。今回のテーマは、「野生のキノコを気持ち悪いと思う人いますか?」です。
突然ですが、私はキノコを気持ち悪いと思う人です。例えば『私、シイタケ嫌いなのぉ~』って言うような、食べ物の好き嫌いという意味ではなく、ただただ気持ち悪くてキノコと見つめ合うと素直におしゃべりできないのです。
私が何言ってるのか分からない人も多いと思います。例えば、世の中には虫が嫌いな人がいますよね。『毛虫とか気持ち悪い!』『カブトムシの幼虫とかマジグロいやん』とかね。そんな感じで、私はキノコの見た目が気持ち悪くてもう吐きそうなのです。
ちなみに、全てのキノコを気持ち悪く思うわけではありません。スーパーで売られているシイタケとかエリンギとかまいたけとかは全く問題ないのです。今冷蔵庫の中にしめじが入ってますけど、冷蔵庫開けるたびに『ぎゃあぁぁぁぁぁぁアアアア嗚呼ぁぁぁぁあ!!!』とか発狂したりしません。
私が気持ち悪いと思うキノコは、自然に生えている状態のキノコ全てです。 私のブログ友達のモカリーナさんがtwitterで野生のキノコの写真をアップしていました。
雨が降ったり止んだりの中、テニスができてよかったです。
— モカリーナ (@mocharina09) August 22, 2021
雨続きだったのでテニスコートの駐車場では、拳くらいや手のヒラサイズのきのこが大量発生してました🍄
ちょっとここのところ色々あって、呟くことができなかった〜#雨の日 #きのこ pic.twitter.com/eDztTbo2mv
ツイート見た瞬間声でたもん。そうよ、こういう野生味溢れるキノコが気持ち悪くて直視できないんですよ。モカリーナさんはよくこの不気味な物体に近づいて写真撮れるなぁ~。
人生において私の身近にキノコ気持ち悪い症候群を持っている知り合いなどいませんでした。なので、野生のキノコが嫌いなのは私だけなのかな~と思っていたら、お仲間がいるようです。
プランターを撤去すればいいのでしょうが、生えている状態では気持ち悪くて触れません。きのこの種類を調べてみようと思いましたが、調べるためでも写真を見るのが気持ち悪く、やめてしまいました。
プランターにきのこはよく生えて来るのでしょうか?生えて来るご家庭は、その処理をどうされていますか?"
はい、この質問主さんの感情こそが、私が普段野生のキノコ共に抱いている嫌悪感そのものです。ちなみに、回答欄ではその後の話を質問主さんが書いていて
"レス、ありがとうございます。めいさん(回答者)のおっしゃるように、オオシロカラカサタケみたいです。小5の息子も気持ち悪がって抜いてくれないので、私が処理するしかないか、と腹をくくったところ、小1の娘が「え?抜くの?私がするよ。軍手貸してー」とアッサリ抜いてくれました。これから生えても抜いてくれるとの事で、安心です。"
出典:きのこが気持ち悪いです | 生活・身近な話題 | 発言小町
小1の娘さんこそ至高にして最高な存在です。この娘さんを1日400円くらいで私のボディーキノコガードとして雇いたいです。やっぱり子供って2人産んでおくと役立つなぁ~と思いました(*'ω'*)。
世の中の多くの人はおそらくこの小1の娘さんのように『キノコが気持ち悪い?どういうこと?』と首をかしげますが、私はこの質問主さんと同様に野生のキノコに対するすさまじいほどの嫌悪感を抱いているのです。
ちなみに、この質問主さんのベランダのプランターに生えていたと思われる"オオシロカラカサタケ"ってこいつです(下リンク先画像あり)。
このサイズ感のグロいやつがベランダに生えてたら発狂するでしょ(*'ω'*)。これを軍手で引っこ抜ける小1の娘さんは何者なん?
このオオシロカラカサタケの特徴としては
- ヒダは幅が広く、密に並んでおり、幼い時は白色ですが、やがて濁った青緑色を帯び、成熟すると暗オリーブ褐色に変色していく。
- 傷がつくなどすると赤褐色に変色するという性質を持つ。
- 食べると嘔吐、下痢、腹痛などの消化器系の中毒症状がでる毒キノコ。生死をさまよう場合も。
色が変わるとかグロすぎだろ、死ねよ(*'ω'*)。そして、よりによって毒キノコ。死ぬよ(*'ω'*)。
当記事では、皆様に野生のキノコのグロさをお伝えするため、私が厳選した「気持ち悪すぎ死ねよキノコ」をいくつかご紹介していきます。なお、画像を直接貼ると気持ち悪くて私に禁断症状が出るので、キノコ紹介ページのリンク先を貼っておきます。見たい奴は勝手に見ればいいのです(∩´∀`)。
各キノコどもを「気持ち悪さ」と「毒の強さ」で星付けしました。完全に私の主観です。
<気持ち悪さ>
★☆☆☆☆‥まあ普通
★★☆☆☆‥見たくない
★★★☆☆‥キモい
★★★★☆‥死ね!
★★★★★ ‥今すぐ死ね!
<毒の強さ>
★☆☆☆☆‥食べられる(美味しい)
★★☆☆☆‥食用には適さない(美味しくない)
★★★☆☆‥中毒症状が出る
★★★★☆‥遺書の準備を!
★★★★★ ‥来世に期待!
<目次>
タマゴダケ
<特徴>
- その名の通りたまご型
- くそ赤い。最終的には黄色を帯びてくる
- 見た目めっちゃ毒キノコだけど実は食べられる(しかも美味い)
<気持ち悪さ>
★★★★☆
<毒の強さ>
★☆☆☆☆
最初はたまご型で徐々にカサが開いていきます。どっちしろクソキモいです。毒々しい赤褐色が特徴で、どう考えても毒キノコな見た目から実はいい出汁が出るやつ。でも、例え美味だろうと、こんなやつ食卓に出して来たら迷わずぶん殴ります(*'ω'*)
ホコリタケ
<特徴>
- シイタケのような地味目の色
- 丸くて袋の形をしている
- 袋から目に見えるタイプの黒粉状の胞子を撒きちらす
<気持ち悪さ>
★★★☆☆
<毒の強さ>
★★☆☆☆
その名の通り、キノコ本体をパフパフすると袋状の個体から目に見えるタイプの胞子が空気中に舞います。まじ迷惑な奴です。成熟前の個体は食べようと思えば食べられますが、美味しくないそうです。食感は"はんぺん"に似ているようです。だったら最初からはんぺん食うわ(*'ω'*)
ムラサキヤマドリタケ
<特徴>
- 最初は白色、徐々に黄色になり最終的には紫色に
- 表面はヌルヌルしてることが多い
<気持ち悪さ>
★★★☆☆
<毒の強さ>
★☆☆☆☆
ゲームのスーパーマリオにおいて、紫色のキノコは「のろいキノコ」って呼ばれています。紫色は呪われているのです。しかも表面ヌルヌルとか気持ち悪い。ヌルヌルするのはオクラだけでいいんだよ。ただね、美味いらしい(*'ω'*)。見た目で損するタイプみたいです。
クロラッパタケ
<特徴>
- 見た目マジで楽器のラッパ。しかも全身ブラック
- 別名「死のトランペット」
<気持ち悪さ>
★★★★☆
<毒の強さ>
★☆☆☆☆
全身ブラックとかグロポイント高いです。見た目はラッパそのもので、ヨーロッパでは別名「死のトランペット」とか呼ばれてるみたいです。悪魔ですやん。ただ、こいつも食用で香り豊かなキノコらしいです。食用なのに「死のトランペット」とかいう風評被害Maxな呼び名(*'ω'*)
オオワライタケ
<特徴>
- 「ワライタケ」よりもサイズが大きい
- 食べると幻覚を引き起こす
- 大きいので無理やり食べようとした地域もある
<気持ち悪さ>
★★★☆☆
<毒の強さ>
★★★☆☆
日本で最も有名な毒キノコの1つが「ワライタケ」。神経に直接作用するタイプのヤツで、食べると幻覚が出たり裸で踊ったりおしっこを漏らしたりなどと、人間を放棄したような行動を取ってしまうタチの悪い毒キノコです。ただ、毒性が強くないのと、大きく肉厚なので、昔の人は何とかこのキノコを食べようと思い、2~3か月塩漬けにして毒成分を抜いて食べていました。そこまでして食うのかよ(*'ω'*)。
ちなみに、2002年にワライタケとオオワライタケは、麻薬の1種として認定され、故意に採取したり食べたり売買したりすると、麻薬取締法違反になりますので『愉快になりたいから食べちゃお♡』とか思わないでくださいね。
ツキヨタケ
<特徴>
- 食べたらヤバい。10日間は苦しむ
- 食用のキノコ(ヒラタケ等)と似ている
- 夜になると光る
<気持ち悪さ>
★★★☆☆
<毒の強さ>
★★★★☆
食用のキノコと似ている毒キノコほどタチの悪い存在はありません。とりあえず死ね(´∀`)。このツキヨタケは、食用のヒラタケとか椎茸と似ているのでそれらと間違って食べちゃう人が毎年続出しちゃってます。おそらく、日本でも有数の"間違って食べちゃう毒キノコ"ではないでしょうか?
間違って食べると、10日間に渡って嘔吐&下痢のダブルパンチに見舞われます。また、景色が青白く見えだすというファンキーで中二病的な幻覚も出ちゃいます。ツキヨタケの毒成分で死ぬことは稀ですけど、嘔吐&下痢が続いて体の水分が無くなった結果、脱水で死ぬことはあるみたいです。
そしてこのツキヨタケ、夜は光ります。ちょうどペンライトのような蛍光色を放ちます。コンサートが始まって照明が落とされたら、ペンライトではなくツキヨタケを振りかざしてもいいかもしれませんし、もし私の隣でそんな事やったらペンライトで目を突き刺します(*'ω'*)。
マメザヤタケ
<特徴>
- 黒い胞子を解き放つ
- くそグロい
- 別名「死者の指」
<気持ち悪さ>
★★★★★
<毒の強さ>
★★☆☆☆
グロさだけで言えばキノコ界最強かもしれません。躊躇なく死ね(*'ω'*)。別名「死者の指」って言うくらいですし。見た目は焼死体の手みたいな感じです。松崎しげる並みの黒さを誇ります。 毒はありませんが、全く美味しくないです。
スッポンタケ
<特徴>
- 形が完全に"アレ"
- Googleポリシー違反なきのこ
- 長さ10~15㎝とかいう絶妙な大きさ
<気持ち悪さ>
★★★☆☆
<毒の強さ>
★★☆☆☆
このスッポンタケ、どこかで見たことあるような形なんですよね~。何かの形に似てるんですよね~。何だったかな?(*'ω'*)。長さは10~15㎝でめっちゃ臭いです。そういうやつ、このキノコ以外にもあったような気がするんだけど思い出せない‥。
ちなみに、このスッポンダケの学名は「Phallus impudicus」、和訳すると「恥じらいの男根」です(*'ω'*)
シャグアマミガサタケ
<特徴>
- とにかくグロ
- 見た目は脳みそ
- 食べると消化器系がやられる。痙攣を起こして3~4日ほどで死ぬことも
<気持ち悪さ>
★★★★★
<毒の強さ>
★★★★☆
上のリンク先の紹介ページを開いていただければ分かりますけど、誰がこんなグロい物体を『よし!食べよう♬』って思うのよ。まあ、見た目アレなナマコとかは珍味だから『もしかしたら美味いかも‥』とワンチャンに賭けて無事Go To 天国された御先祖さまがいらっしゃったのかもしれません。
そもそも、このキノコの毒成分には発がん性物質が含まれているようで、仮に生き返ったとしても今度はガン細胞がこんにちはしてくる可能性があります(*'ω'*)
カエンタケ
<特徴>
- 見た目はキノコと言うより「悪魔の手」
- グロいというよりもはや恐怖感さえある
- 食べるとかもってのほか。ってか触るだけでも皮膚にダメージ
<気持ち悪さ>
★★★★★
<毒の強さ>
★★★★★
毒キノコマニアの皆さん、お待たせしました。グロさと毒性の強さ、両方兼ね備えたヤバいキノコ、「カエンタケ」の登場です。全く食欲をそそらない見た目なので誤食はあまり無さそうなのが不幸中の幸いです。
ただ、中毒の報告は過去に何件かあり、食べちゃうと「呼吸困難」「40度以上の高熱」が初期症状として現れ、症状が進むと「髪が抜ける」「皮膚がただれる」「白血球破壊」「臓器不全」が起こり、最終的に脳が縮んじゃうみたいです。いっそのこと死なせてくれ。あまりに毒が強すぎて、触るだけでも皮膚が炎症を起こします。もはや兵器だよ(*'ω'*)
こんなヤバい見た目のカエンタケの中毒事件が発生する原因として、「ベニナギナタタケ」ってキノコと似ているからです。
↑ リンク先画像あり
確かに似てるけど、べ二ナギナタタケは無毒ですがそこまで美味しくないキノコです。カエンタケと間違うリスクを負ってまで探し求めるようなヤツじゃないです。
ドクツルタケ
<特徴>
- 最初はたまご型、成長するとカサが開く
- 白くて綺麗な見た目からの破壊力は異常
- 別名「破壊の天使」
<気持ち悪さ>
★★☆☆☆
<毒の強さ>
★★★★★
英語名では「デストロイング エンジェル(破壊の天使)」とかいう女子プロレスラーみたいな名前。前述したカエンタケとは違い、こいつは見た目こそ可憐な少女っぽさを漂わせておきながら、うっかり口にしちゃうと天使と一緒に天国へ連れていかれます(*'ω'*)。
万が一食べると、まず下痢や嘔吐といった軽いジョブから攻撃してきます。その後、症状は治まり『なんだ、軽い食中毒だったのね♪』と安心させておいてからの、黄疸が出てからの肝臓&腎臓の壊死、心臓の異常、内臓がスポンジ状になっちゃって、最終的にバケツ1杯程のどす黒い血を吐きながら死んでいくみたいです(∩´∀`)。
この2段階攻撃が非常にタチが悪いです。毒性だけで言えば恐らくカエンタケの方が強いと思われますが、カエンタケは見た目がアレなので誤食による中毒はそれほど発生していません。一方のドクツルタケは見た目の可憐さから『あれ、これイケるかも‥』と思わせておいてからの、1回症状収まってからの致命傷なので、実は"最も人を殺してるキノコ"の1つと言われています。
ということで対処法は『とにかく白いキノコは食うな!』これにつきます(*'ω'*)
タマゴテングダケ
<特徴>
- オリーブ色
- ドクツルタケ並みの猛毒
- 別名「死の帽子」
<気持ち悪さ>
★★☆☆☆
<毒の強さ>
★★★★★
一番最初に紹介した「タマゴダケ」は、"明らかに毒キノコっぽい見た目からの美味なキノコ"でしたが、「タマゴテングダケ」は"パッと見イケそうな見た目からの猛毒なヤツ"です。見た目で騙されてはいけません。明らかに見た目から『ウチなぁ、猛毒やねん』と警告を発しているカエンタケさんを見習って欲しいです。
症状はだいたい前述したドクツルタケと同じです。ヤバいキノコの特徴として「2段階攻撃」「臓器がスポンジ状になる」「黒い血を吐きながら死ぬ」が挙げられます。ってか、ドクツルタケもタマゴテングダケも毒成分(ビロトキシン、アマトキシンなど)が似ているので、そりゃ症状も似ますわな、って話です。日本でもドクツルタケと並んで人を殺しまくっているキノコです。やはり、他の食用キノコと間違えて誤食してしまうケースが多いのです。
実は、他のキノコとタマゴテングダケを確実に見分ける方法があって、それは『タマゴテングダケに硫酸を垂らす』という方法です。するとオリーブ色から紅紫色に変化します。
ただ、じゃあ劇薬である硫酸(皮膚に着くと火傷する)を山歩きの時に持ち歩くのは、それこそファンキーな行為じゃね?って思ったりします。毒を見分けるために毒を持ち歩くのは本末転倒な気が‥(*'ω'*)
終わりに…
後半の方は毒キノコシリーズみたいになっちゃいましたね。私の場合、スーパーで売っているキノコは平気なのですから、恐らく「野生のキノコ=毒キノコ」って短絡的に考え、毒に対する警戒心が異常に強いタイプの人間な気がします。
当記事で紹介したキノコは、キノコ情報サイトきのこ図鑑 | 種類ごとの特徴を調べるキノコ図鑑様にて紹介されているキノコの中から選びました。文字数の制約もあるので『このキノコが入ってない、やり直し!』とかやめてください。
この記事では不完全燃焼だというあなた、『きのこ図鑑』様の「写真からキノコを探す」ページにアクセスしてもらうと、それはそれはアレなキノコさん達が出迎えてくれますよ。キノコ耐性がある方はぜひ。