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現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【保存版】使ってみたい侍言葉一覧【武士語まとめ】

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【保存版】シリーズは、筆者であるツベルクリンが色々なジャンルの有益かつ無益な情報を書いていくシリーズ記事です。今回のテーマは「使ってみたい侍言葉一覧【武士語まとめ】」です。

 

つい150年前まで、日本は武士、侍が治める国でした。侍たちは自らの立場を誇示する意味もあってか、彼等独自の話し方すなわち「侍言葉(武士語)」を用いていました。

 

参勤交代で江戸には地方からたくさんの侍がやって来ていましたが、現代以上に地方ごとの訛りが強く、違う地方の侍の言葉が分からないという不都合が発生しました。それを解消するために誕生したのが侍言葉です。「~でござる」とか「かたじけない」などです。

 

明治維新と共に武士は消え、武士語は日常生活から消滅してしまいましたが、その威厳ある言葉は現代の私たちにもその威風さを伝えるに十分の趣を有しています。現代でも使われている言葉もあったりして、何気なく使用しているフレーズも実は侍言葉が基になっていたりするのです。

 

当記事では、江戸時代に使用されていた侍言葉を紹介していきます。言葉と共にその語源を紹介しています(語源は諸説あり、その中でも有力とされているものを紹介しています)。ではご覧ください。

 

 

<目次>

 

 

 

 

あ行の侍言葉

 

阿漕(あこぎ)

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出典:伊勢参宮名所図会「阿漕浦の図」

 

意味は「ずうずうしく強欲な様子」です。「阿漕なヤツ」のように使用します。この言葉の由来は三重県の阿漕ヶ浦という海岸からきています。ここは、伊勢神宮の御領地で禁漁地区だったので魚がたくさん生息していました。そのため、禁漁地区にも関わらず密漁者が相次ぎました。そのような密漁者を指す言葉から生まれた語句です。

 

 

安堵(あんど)

「堵」は垣根の意味があります。垣根の中で安心して守られている様子が安堵なのです。そこから派生して、権力者が家来の土地所有権を認めることを安堵と言うようになりました。

 

 

いかさまな

現代語ではインチキなことを「いかさま」と言いますが、時代劇や歴史小説では「なるほど」「ぜひとも」という意味で使われることがあります。

 

 

胡乱(うろん)な

意味は「正体が怪しく疑わしい」様子を指します。古代中国において胡(えびす)という騎馬民族が戦を起こし、住民が慌てふためいた故事からこの漢字が当てられています。

 

 

お墨付き

将軍や大名が家来に渡す証書を「お墨付き」と呼んでいました。文章自体は権威者の代筆を行う右筆(ゆうひつ)が書いていましたが、文章の最後に将軍もしくは大名のサイン(花押・かおう)を記して、その承認としていました。現代では、権威のある人から得た承認のことを意味します。

 

似た意味で「折り紙付き」という言葉があります。折り紙とは、骨とう品や美術品の価値を証明する保証書のことを指します。一般的に「人」に対して用いる時は「お墨付き」、「物」に対して用いる時は「折り紙付き」を使用する傾向にあります。

 

 

 

 

か行の侍言葉

  

髪に霜を置く

意味は「白髪が混じり始めた」という様子を指します。何ともまあ武士らしい粋な言葉でしょう。完全に白髪になり切っていない、まさに初老の頃であり、人生の成熟期を示しつつどこか人生に未練を残しているような、複雑な心境がうかがえます。

 

 

髪結いの亭主

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武家の娘は髪型にこだわりました。多種多様な髪型を結うのは素人には難しかったので、髪を結う専門の職業の人がいました。「髪結い」といいます。今で言う美容師です。髪結いは女性専門の職業とされ、それなりに需要があったので安定した収入が望めました。奥さんが髪結いである旦那さんは、極端なことを言うと自分が働かなくても暮らしていくことが出来ました。つまり、「髪結いの亭主」とは今で言う「ヒモ男」を指す言葉です。

 

 

奸物(かんぶつ)

意味は「悪知恵に富んだ悪者」を指します。「奸」は悪賢さ、という意味を持ちます。ただの悪い奴と言うより、策略家のような人物の方が当てはまる気がします。

 

 

貴様(きさま)

現代では、目下の相手を罵倒する時の呼び名ですが、漢字をよく見たらお分かりのように、元々は目上の相手を呼ぶ際の呼称でした。「あなた様」のような意味合いでしょうか。それがだんだん『俺と貴様は~』と同輩目線になっていき、現代の罵倒ポジションに落ち着いたのです。

 

 

御意(ぎょい)

意味としては、目上の人物の提案や意見に賛同する時に使う言葉です。「了解いたしました」「おっしゃる通りです」といった意味合いになります。御意という言葉自体は、目上の人物の意思、という意味であり「御意のとおりでございます」と返答していたものを省略させたのです。

 

 

金打(きんちょう)

金打とは、固い約束を指す言葉です。武士同士が固い約束を交わすとき、自身の刀の刃や鍔(つば)を打ち合わせたことに由来しています。クレヨンしんちゃんの映画『アッパレ戦国大合戦(2002年公開)においても、しんちゃんと主人公の武士が金打する場面が描かれています。

 

 

 

逆鱗に触れる

目下の者が目上の者を激怒させてしまう事を「逆鱗(げきりん)に触れる」といいます。古代中国にある話で、竜の鱗(うろこ)にはあごの下に他の鱗とは逆方向に生えた1枚の鱗があり、それに触れると竜が怒り、触れた人間は竜から殺された、という故事が伝わっています。その故事から生み出された言葉です。

  

 

膠漆(こうしつ)の関係

「膠漆の関係」とは、強固な関係性のことを指します。膠(にかわ)と漆(うるし)でしっかりと塗り固めたような関係、といったイメージです。

 

 

ご新造

他人の妻の呼び方です。「新」って漢字が付いていますが、老婆相手でも「ご新造」さんと呼びます。どちらかというと、目下の者の妻を呼ぶ場合が多かったようです。

 

 

ご無体な

乱暴や暴行にたいしてあまりに酷い、という気持ちを表現する言葉です。イメージとしては、悪代官が街の娘に手を出して着物の帯をグルグル引っ張ってる(帯回し)時に、娘が悪代官に向かって「なんとご無体な!」って叫ぶようなイメージです。

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言語道断(ごんごどうだん)

言葉に表せないくらいひどいことを「言語道断」と言いますよね。「道」という漢字には、発言する、との意味が含まれていて、道断=発言することを断たれる、といった意味に繋がっていきます。

 

 

 

 

さ行の侍言葉

 

差し金

 

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出典:http://www.st-nova.jp/works/rodpuppets/

 

意味は陰で人を操り指図することを言います。操り人形を操るあの細い金属のこと差し金と呼ぶところから意味が来ています。
 

 

鞘当て

 

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出典:鞘とは - コトバンク

 

武士同士がすれ違う時に刀の鞘(さや)が触れることを「鞘当て」と言いました。刀は武士の魂ですから、他人の刀が触れてしまうのはメンツが傷つけられたことを意味しました。鞘当てが起こると争いになることもありました。

 

まあ、現代の価値観で言えば『刀が当たったくらいで‥』って思いますよね。なので、時代が下ると鞘当て=些細な喧嘩、を意味するようになりました。刀は通常左側の腰に巻きます。右利きの場合、その方が刀を抜きやすいからです。よって、鞘当てしないように江戸時代の武士は左側通行で歩いたのです。

 

 

左様ならば

意味は「それでは」です。武士の別れの言葉として「左様ならば御免(それでは失礼)」と言っていました。カンの良い方はお分かりですよね?現代語の「さようなら(左様なら)」の語源です。

 

 

残心(ざんしん)

剣術などにおいて相手に攻撃を加えた後すぐさま防御の構えを取ることを「残心」と言います。ってことは漢字的な意味で考えれば「残身」と書いた方がしっくりきますが、日本古来の考え方として"心身一体"の思想があるので、心と体は一緒と考えての「残心」なのです。

 

 

白を切る

知らないふりをすることです。「しら」は「知らぬ」の略語です。「白」という漢字には言う、という意味も含まれています。「白状する」といった感じで。「切る」は「啖呵を切る」と言うように、勢いある動作を示す言葉なのです。

 

 

鎬(しのぎ)を削る

 

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出典:【刀剣ワールド】鎬(しのぎ)とは|刀剣の基礎知識

 

鎬(しのぎ)とは、刃の真ん中にある小高く盛り上がった稜線のことを指し、こに部分が削れるくらいに激しく刀で斬り合うさまを「鎬を削る」と呼びました。現在では、お互いが全力を尽くし、なかなか勝負がつかない様子を意味するようになりました。

 

 

笑止千万(しょうしせんばん)

「笑止」とはおかしくバカバカしいこと、「千万」とははなはだしく多いことを意味しています。2つ合わせて"おかしいことはなはだしい"様子を指す言葉になります。

 

 

是非に及ばず

「是非(ぜひ)」とは、善し悪しの判断という意味があります。すなわち「是非に及ばず」とは、善悪の判断をする必要が無い、転じて仕方のない、どうにもならない様を指します。ちなみに、織田信長が家臣の明智光秀に本能寺で襲われた際、信長が最後に発した言葉は『是非に及ばず』だったようです。

 

 

俗塵(ぞくじん)を払う

俗塵=俗世の塵、転じてこの世のわずらわしい全ての事象のことを指します。それを払うってことですから、世の中のわずわらしい事から逃れることを言います。

 

 

卒爾(そつじ)ながら

「卒」とは、卒倒というように「いきなり・急に」という意味があります。「爾」は「あなた」という意味です。直訳すると『あなたにとって急なことですが‥』、言い換えると『失礼ですが‥』になります。英語における「Excuse me」みたいな感じです。

 

 

 

 

た行の侍言葉

 

大儀であった

大規模な儀式のことを「大儀(たいぎ)」と呼んでいました。そこから、重大で手間のかかるさまを言うようになりました。普通、殿が家来に対し使う場面が多く、意味としては『ご苦労であった』ぐらいのニュアンスになります。

 

 

たかをくくる

漢字で書くと「高を括る」になります。「高」とは武士の領地で採れる米の量を指す「知行高」から、「括る」とはここでは程度を予測する、という意味になります。米の採れる量で動員できる兵士の数がおおよそ予測できるので、「高を括る=相手の兵力を予測する」と言い換えることが出来ます。それが後に、「相手の力量を軽く見る」という意味になっていきました。

 

 

たまぎる

現代では「たまげる」と音が変化しています。漢字で書くと「たまぎるorたまげる=魂消る」と書かせます。意味としては、「魂が消えるほど驚く」となります。

 

 

注進(ちゅうしん)

事件や出来事、事務作業などの進捗状況などを目上の者に報告することを「注進」または「ご注進」と言います。報告内容をまとめた書状を「注進状」と言ったりします。現代ではほぼ使われない言葉ですが、仮に使用場面があるとしたら"告げ口"の意味が加わっており、否定的なニュアンスを含んでいます。

 

 

手が付く

 

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娘が将軍や大名の目に留まって、枕を共にすると「手が付く」という状態になります。町人や家来の娘が見習いとして将軍や大名の屋敷に奉公することがあり、その際に将軍や大名の目に留まって‥‥みたいなことが結構あったようです。そうなると、ただの娘から"お部屋様"と呼ばれるようになり、その地位は一気に上がります。権力者の手が付いた娘の父親や兄弟などもお部屋様の家族ということになり、その待遇が一気に良くなったようです。

 

 

手もと不如意

「不如意(ふにょい)」とは、思い通りにならないこと、転じて経済的に苦しいことを指します。「手もと不如意」となると、現代の感覚で言えば『お金を持ち合わせていない』と言う意味になるでしょう。お酒の誘いを断る文言の1つです。

 

 

椿の花が落ちる

 

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椿の花は花ごと落ちます。そのため、武士社会では「首落ち」を連想させるものとして、椿の花が落ちるさまは不吉なものと考えていました。

 

 

鉄火場

鉄火場(てっかば)とは、元々は鍛冶場(製鉄所)を指す言葉です。鉄を火にかけて熱する様子から付けられました。そして、鉄を熱するような熱い攻防が行われていたのが「賭博場」です。鉄火場とは賭博場を指す隠語だったのです。賭博に忙しい者どもが、食事をする時間を惜しんで、どんぶり飯にマグロの刺身を乗っけてそれをかき込みながら賭博にいそしみました。「鉄火丼」という言葉は、鉄火場で食べられていた丼もの、って意味から来てるんですね。

 

 

伽(とぎ)をする

「伽(とぎ)」とは、退屈しのぎに話し相手になってあげることを言います。子供向けの物語を「おとぎばなし」って言いますが、漢字で書くと「お伽話」になります。

 

 

土壇場(どたんば)

 

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切羽詰まった状況を「土壇場(どたんば)」って言いますけど、この土壇場ってどこのことを指すんでしょう?それは、処刑台です。首を斬るために土でもって高くした場所のことを土壇場って呼んでいたのです。処刑される寸前とは、まさに土壇場ですね。

 

 

 

 

な行の侍言葉

 

何のこれしき

「これしき」は漢字で「是式」と書きます。意味は「これっぽっち」です。『何だ、これっぽちのこと』と自分を鼓舞する時の掛け声です。

 

 

新枕(にいまくら)

昔の日本語では「枕」は男女間の夜の営みを連想する言葉です。新枕は男女が(夫婦とは限らない)初めて夜の営みを行うことを意味します。『枕を並べる』『枕を交わす』などと言えば、それは男女の営みそのものを指すのです。

 

 

抜き打ち

刀を抜くと同時に相手を切りつけることを「抜き打ち」といいます。非常に大変な鍛錬を経なければこの抜き打ちは習得できなかったようです。相手の不意をついて相手にダメージを与えることが出来ます。それが転じて現代では「予告なく急に行うこと」という意味を持つ言葉になっています。

 

 

抜き差しならない

刀が錆びつくと刀を抜くことも収めることも出来なくなります。そのような状態を「抜き差しならない」と表現します。時代が下ると、そんな錆びついた刀のように身動きが取れずに切羽詰まっている状態を指す言葉になっていきました。

 

 

 

 

は行の侍言葉

 

武士の一分

 


武士の一分 [ 木村拓哉 ]
 

2006年に公開された山田洋次監督&木村拓哉主演の映画でもこのフレーズがそのまま映画のタイトルにもなっています。「分(ぶん)」とは、「分をわきまえる」と言うように、立場や身分を意味する言葉です。「一分」でその人の面目を表します。『武士の一分が立つ』と言うとそれは、武士としての面目が立った、という意味になります。

 

 

不埒者(ふらちもの)

「埒(らち)」とは、馬場を囲んでいる柵のことを指し、転じて物事の区切りを意味します。それに不が付いて「不埒(ふらち)」になると、枠を外れた、という意味になります。「不埒者」は、常識や道理を外れた者を指すのです。ちなみに、「埒があかない」は、物事の区切りがつかない状態を指す言葉で、不埒者の埒と同じ語源です。

 

 

部屋住み

武家社会においては、家を継げるのは長男だけでした。次男以下は他家に養子に行くあてがなければ、ずっと屋敷の1室を与えられてそこで住まわされました。部屋住み身分の者は、長男家族から養ってもらいながら生活をしていました。

 

万が一、長男に不幸があった場合のいわゆる予備人材だったので、子供を作ることは許されませんでした(子供が出来れば将来相続争いの恐れがある)。身分は高いが周囲からは疎んじられる存在でした。なお、幕末に大老に就任した井伊直弼は兄弟が死に自分が井伊家を継ぐまでは、15年間にも及び部屋住み生活を余儀なくされていました。

 

 

反故にする

現代でも、約束事を破ることを「反故(ほご)にする」と言います。昔は消しゴムなどありませんから、書き間違えた紙は処分していました。その紙のことを「反故紙」と呼んでおり、そこから来ている言葉です。

 

 

本懐を遂げる

「本懐(ほんかい)」とは、「本望」と同じ意味です。目的を達することを意味しています。

 

 

 

 

ま行の侍言葉

 

目釘を湿らす

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出典:https://www.clipstudio.net/oekaki/archives/151803

 

「目釘(めくぎ)」とは、刀の柄の部分にある、刃の部分と柄を固定するための木製(竹製)の釘のことを指します。

 

よく、時代劇なんかで決闘の前に侍が口に含んだ水を刀に吹きかけていたりしますが、それは目釘部分を湿らせ膨張させることで、刃と柄を強く固定させるためです。『目釘を湿らす』とは、刀を抜く前の準備をすることを意味しているのです。

 

 

諸刀の剣

 

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左右両側に刃が付いている刃物を「諸刃の剣(もろばのつるぎ)」と呼びます。攻撃力は高まりますが、相手を切ろうとした際にその勢いで自分にも刃先が向けられることを意味しています。そのことから、一方では非常に役立つけれど他方では大きな害を受ける恐れがあることの例えとして使われる語句になりました。 

 

 

 

 

や行の侍言葉

 

やくたいもない

漢字で書くと「益体もない」、「益体」とは整っている様を表す言葉です。益体もないとはつまり、整っていない、だらしない様を指す言葉になります。

 

 

ゆくりなく

「突然に」「思いがけずに」という意味を持つ言葉

 

 

よきにはからえ

時代劇などで殿様が家来に言っている場面が出てきたりします。漢字で書くと「良きに計らえ」となります。「計らえ」とは、「物事がうまく運ぶように適切に処理する」という意味があります。

 

『よきにはからえ』の意味は、『良く物事が運ぶようにお前が適切に処理せよ』とのニュアンスがあり、現場に判断を任せるケースで使われます。『お前のことを信頼しているから任せる』というプラスのニュアンスの時もあれば、『そんなことワシに聞かなくてもいいだろう』や『お前に任せる(失敗したらお前が責任取れよ)』とマイナスのニュアンスの場合もあります。

 

 

よんどころない

「よりどころのない」が訛った言葉で漢字で書くと「拠りどころのない」となります。「仕方ない、何ともしがたい」という意味になります。侍同士の会話で『よんどころなく』と言われれば、『それ以上の詮索は無用』という意味になり、礼儀として受け流すことが良いとされていました。

 

 

 

 

 

ら行の侍言葉

 

連袂(れんべい)する

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言い換えると「袂(たもと)を連ねる」になり、行動を共にすることを指します。逆の意味の言葉で現代でも使われるのが「袂を分かつ(決別すること)」です。袂とは、上の写真のように着物の袖の下の垂れた部分のことです。「袂を連ねる」「袂を分かつ」とはまさに着物文化を象徴したことばであります。

 

 

狼藉(ろうぜき)

乱暴な振る舞いや、物が散らかっている様子を示す言葉です。「藉」には、敷くとか雑、という意味があります。動物のオオカミの寝床は、だいたい草が散乱していることが多いことから「狼藉」という言葉が生まれました。元々は古代中国で使われていた言葉のようです。

 

 

 

 

終わりに…

「侍言葉」の紹介というより、語源の紹介みたいになっちゃいましたが、そのあたりのテーマのズレは「よんどころなく」。

 

私も今後良質な記事をアップし続けて読者の皆様の「お墨付き」を頂ければ、これに勝る喜びはございません(*'ω'*)

 

 

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