【ツベルクリンwalker】は、様々な観光地を添乗員である私ツベルクリンが徹底的にガイドしていくシリーズ記事です。 今回は宮崎県日南市にある鵜戸(うど)神宮をお参りしてきました。
九州地方に位置する宮崎県は、毎年2月に行われるプロ野球のキャンプの時期だけ注目される都道府県であり、それ以外の時期は誰も見向きもしないところです。
しかしながら、宮崎県は日本神話にまつわる神社や観光地が数多くあります。もちろん、その日本神話を知らない人にとっては引き続き見向きもされないんですけど、そういうのは置いといて、今回は安産・育児・縁結びにご利益があるとされる神話にゆかりが深い鵜戸(うど)神宮をお参りしていきましょう。
※いつも当シリーズに登場するふなっしーは現在有給消化中です(๑・̑◡・̑๑)
<目次>
アクセス&駐車場など
そもそも宮崎県自体が"陸の孤島感"満載な土地なのに、鵜戸神宮は宮崎市内から車で40~50分ほど離れた場所にあり、もうイヤになります(*'ω'*)
しかも神話の設定上、神社は断崖絶壁にあります。もうイヤになります(*'ω'*)
※Googleearthより引用
有名な観光地ですが、道路を拡張できるような場所では無いので、どんなに観光客が来ようとすれ違いギリギリなこの幅です。
宮崎県内の観光スポットは車が無いと観光客を寄せ付けない場所にあるので、遠方からの訪問者はレンタカーによる観光になると思います。どれほど多くの観光客がこの道でレンタカーを擦ってきたのでしょう?(∩´∀`)
すれ違いギリギリの道路を5分ほど走れば神社の駐車場に到着です。道が狭くてドライバーに苦痛を与えてしまったお詫びとして、駐車料金は無料です。やったね!(*'ω'*)
鵜戸神宮の由来、御祭神など
出典:https://www.pinterest.jp/pin/627548529300404682/
鵜戸神宮にまつわる神話を分かりやすく説明しようと思ったんですが、博識な当ブログの読者様であれば、鵜戸神宮の公式HPの説明文で十分理解できるだろうと過信することにしました(*'ω'*)
"山幸彦が、兄(海幸彦)の釣り針を探しに海宮(龍宮)に赴かれ、海神のむすめ豊玉姫命と深い契りを結ばれた。山幸彦が海宮から帰られた後、身重になられていた豊玉姫命は「天孫の御子を海原で生むことは出来ない」とこの鵜戸の地に参られた。霊窟に急いで産殿を造られていたが、鵜の羽で屋根を葺終わらないうちに御子(御祭神)はご誕生になった。故に、御名を「ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと」と申し上げる。"
出典:ご由緒 | 鵜戸神宮
山幸彦さんと豊玉姫命の子供がフキアエズノミコトです。子供を放置して海に帰った豊玉姫命はかわりに自分の妹(玉依姫)を地上世界に送りフキアエズの面倒を見させました。玉依姫は甥っ子の面倒を姉から押し付けられたわけです。
ただ、日本の神話がアウトローなのはここからで、何があったのかは知りませんが、玉依姫は甥っ子であるフキアエズと結婚し、子作りしちゃうのです。関係性で言えば『サザエさん』のサザエさんが自分の子のタラちゃんの世話を妹のワカメちゃんに押し付けたあげく、ワカメちゃんとタラちゃんが結婚するようなものです。
ってか、ワカメちゃんとタラちゃん年齢差あまり無いからこの例えだと違和感を感じなくて、逆に磯野家一家の「サザエとワカメ年齢差ありすぎだろ」という違和感の方が浮き彫りになっちゃいましたけど、とにかくそういうことです。
玉依姫とフキアエズの子供の1人がのちに初代天皇になる神武天皇なのです。
鵜戸神宮をお参りしよう
鳥居&ヤシの木の組み合わせが見られるのは南九州くらいじゃないでしょうか?「宮崎=南国」のイメージを死守するため、無理やり植えられているヤシの木さん達に一礼して先に進みましょう。
神社の周りにお土産を売りつけて観光客からお金を巻き上げようと考えているお土産屋さんが立ち並んでいるのは、日本各地で見られる光景です。
以前、添乗員として鵜戸神宮には何回か来ていましたが、その時には見られなかったシャレオツなお店が新しく出来ていました。手前のヤシの木が合わさって南国ムード感が溢れちゃってます。
スタバっぽいけどスタバではないスタバもどきな今風のカフェも新しく出来ていました。2~3年前来たときはこんなの無かったんですけどね。
そしてよく見ると、2階より上は以前あった昭和感丸出しの古風な建物が残存しています。昭和&令和が一目で感じられるスポットですわ!(*'ω'*)
ちなみに数年前の昭和感丸出しの頃のお土産屋さんがこんな感じです(他サイト様からの引用)
出典:『久しぶりに鵜戸神宮へ ※宮崎県日南市』日南(宮崎県)の旅行記・ブログ by かよちゃんさん【フォートラベル】
そうそう、数年前までこの「とりあえずお店構えとけば観光客がお金落としてくれるだろ(*'ω'*)」感醸し出しているお土産屋さんだったんですよ。何となくですが、令和に時代が変わって、昭和感溢れる昔の建物がリニューアルされた観光地が増えた気がします。令和ってすごいなぁ~(∩´∀`)
境内マップです(鵜戸神宮HPより引用)
左から右へと進んでいって、②③④のあたりがご本殿です。たぶんこの図ではよく分からないと思いますが、私だって皆さんが分かると思って掲載しているわけではないので、問題ありません(*'ω'*)
上の境内マップでいうところの⑮、神門です。
最近では有名どころの神社は案内板が電子化されています。画面をタッチすると境内案内や御祭神の情報などが見られます。令和ってすごいなぁ~(∩´∀`)
神門をくぐると続いて楼門が現れます。
神様には、神様の秘書的ポジションにあたるような動物がいたりします。お稲荷さんはキツネ、天神様は牛、といった感じです。この鵜戸神宮の神様の使いはウサギです。
こんな感じでちょっと野性味あふれるウサギの像があちこちに建てられています。
このウサギのように『お賽銭置けよ(*'ω'*)』と無言の圧力をかけてくるポーズの野郎もいらっしゃいます。
お守り授与所も当然ウサギをゴリ押ししてきます。
この鵜戸神宮は、安産祈願の神社でもあるので、マタニティーマークを付けてらっしゃるお母さんに大変手厚いサービスがあります。
- 授乳中の方→お乳の出が良くなる「お乳飴湯」のサービス
- 授乳を終えられた方→マタニティーマークを奉納すれば祈願絵馬をプレゼント
鵜戸神宮では、マタニティーマークが水戸黄門の印籠のようなパワーを持っているのです。まあ、乳児がいるようなお母さんをこんなクソ田舎で辺鄙な場所に連れてくることはちょっとアレですけど(*'ω'*)
マタニティーマークと交換できる(もちろん誰でも有料で購入も出来ますよ)祈願絵馬がこちらです。
どんな願いごとが書いてあるのでしょう?
これ以外ウサギにお願いすることなんてないよね(*'ω'*)
ウサギのような早足で先に進みましょう
神話での設定上、ご本殿は断崖絶壁にあります。
落ちたら死ぬやつです。
階段を下りて下から見上げてみます。神社って普通ご本殿が上の方にある「上り宮」が多いんですけど、ここは「下り宮」です。お参りした後に階段を登らせるという焦らしプレイ型の神社です。
洞窟の中にご本殿があります。
御祭神は前述したように日子波限建鵜葺草葺不合命(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)が御祭神です。
ご本殿の裏側に回ると、「お乳岩」があります。
神話によると、御祭神のお母さん(豊玉姫)が自分のおっぱいを岩にくっ付けて出来たと言われています。おっぱいの形をした岩から雫が垂れてきており、この垂れてきた水で作ったお乳飴が売店で販売されています。
お乳岩(その①)
お乳岩(その②)。おっぱいだから当然並んで2つあります。
これだけ「おっぱい」連呼していたらGoogleさんから怒られそうですが、日本の神話自体がGoogleポリシー違反ですから問題ありません。
運試し「運玉」にチャレンジ
日本の神社には、"投げて入ったら願いが叶う"系の運試しイベントが結構あります。京都府天橋立の「かわら投げ」みたいなやつです。ここ鵜戸神宮の運試しイベントは「運玉」です。
この「運玉(5個100円)」を岩の窪みに投げ入れて入れば願いが叶うよ、ってことです。ちなみに、この運玉は地元の鵜戸小学校の児童&保護者が製作しているようです。
効き手とか関係なく「男性=右手」「女性=左手」と決めつけられています。
狙う穴はこちら
赤丸で囲んだしめ縄の真ん中の窪みです。
私は5投目で入りました。私の願いは世界平和なので、私のおかげで読者の皆様の平和は守られました。ぜひ私に感謝してください(*'ω'*)
終わりに…
宮崎県にはこの他にも「鬼の洗濯岩」で有名な青島神社があります。
やっぱり過去記事って蓄えておくものですね(*'ω'*)
当ブログのtwitterアカウントはこちら
ツベルクリン@アウトローブロガー (@tuberculin0706) | Twitter