日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【ざつだん!】わざわざスーツを着て美容室へ通っていた頃の話

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めっちゃ話しかけてくる美容師さんが鬱陶しくてたまらないという皆さん、こんにちは!!(*'ω'*)。今日はかつての私がスーツを着て美容室に通っていたころの話を意味もなく掘り起こしていきたいと思います。

 

 

30歳になるまで実家暮らしをしていた私ですが、その当時通っていた美容室は23歳から通っていた店舗でした。23歳といえば、私が中学校の教師をしていた時代です。

 

 

なぜその美容室を選んだかと言えば、そこの美容師さんが私の母親と同級生だったという理由からです。そのコネみたいな感じで何となく通っていました。

 

 

教師が美容室に行くタイミングってたぶん土日だと思います。私の場合、土曜日の午前中は部活指導をしていたので、美容室に行くとしたら土曜日の午後か日曜日ってことになります。

 

 

ところで、皆さんって美容師さんにどこまで自分の情報を公開しますか?だって美容師さんは髪切る事よりも話しかけてくることに命かけてる感じじゃないですか(*'ω'*)。『今日はお仕事休みですか~?』『お仕事何されてるんですか~?』『お休みの日は何されてるんですか~?』とかもういろいろ。マッチングアプリかよ(*'ω'*)。それらに対応するためには、ある程度こちら側も情報開示しますよね。

 

 

中には普通の事務職なのに『バイオリン演者です(^v^)』とか『実はこう見えて陶芸家です(´∀`)』みたいに美容室用のキャラを設定する方もおられるかもしれませんが、私の場合、親同士が知り合いなのでそうもいかず、リアル設定である中学校教師で通していました。

 

 

そうすると必然的に会話の内容も『来週の日曜日って体育会だっけ?』『部活の中体連はどこまで勝ち進んだ?』みたいな学校トークになります。美容師さん自体がどうやら学校のPTA関連の役員をしてたっぽくて、会話の内容が当たり障りのない感じじゃなかったんですよね(*'ω'*)。

 

ちなみに、美容師さんの末っ子さんは私の高校の後輩らしく、私が大学4年生の時に母校の高校に教育実習に行った際に、大学生の私の授業を受けてたみたいなのです。世間狭すぎだろ。なお、その末っ子さんの私の授業に対する感想は『独創的過ぎてヤバい('ω')』とのこと。

 

 

 

 

そういう背景もあってその美容室から見た私のイメージは"私=教師"で揺るぎないものであったんですが、その後1年で私は教師を退職してしまいました。そして、旅行業界に入り添乗員として働きだしたのは古参の読者様であればご存知だと思います。

 

 

添乗員になったことで浮上してくるのが"土日に美容室へ行けない"問題です。サービス業ですから土日祝は基本的に仕事です。平日が休みのことが多いので、髪切りに行くとしたら当然平日になります。

 

 

ところが、今度は"教師は平日働いている"という事実が問題になってきます。私が平日に私服で髪を切りに行こうものなら美容師さんから『あれ、今日は学校じゃないの?』って聞かれるに決まってます。

 

 

仕事を辞めたこととかあんまり他人に根掘り葉掘り聞かれたくないじゃないですか。美容師さん程度の関係性で転職した事実は話したくなかったのです。この辺は気にしない方もいると思いますが、私は気にするタイプだったのです。なので、添乗員になった後もその美容室へはあくまで学校の先生というキャラ設定で通うことにしたのです。

 

 

 

 

 

もちろん平日休みのタイミングが学校の先生にもあります。例えば体育大会は土日どちらかで開催されるので、次週の月曜日が代休になります。でもよ、でもよ……月曜日は美容室が休みなんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおお~ん(*'ω'*)

 

 

添乗員なので平日しか美容室に行けない、でも平日行くと『あれ?今日学校は?』って聞かれる……この難題を解決するために私が編み出した苦肉の策が「平日の最終枠の時間帯で予約を取って"学校の勤務終わりにダッシュで来ました!"感を出す。そのための演出としてスーツを着用して行く」というファンキーな策でした。スーツを着ていれば、どう見たって仕事終わりに来たヤツにしか見えません(*'ω'*)

※ちなみに私は教師はスーツを着用するべきと思っているので普段の授業はスーツでやっていました

 

当時は実家暮らしですから、平日休みの日の夕方遅くにいきなりスーツで出かけようとする私(美容室へ行こうとしてる)を見て、『あんたこんな時間にスーツ着てどこに行くの?』って母親に聞かれたことも1度や2度ではありません。

 

 

このスーツ作戦は功を奏し、教師を辞めて以後5年間は全くバレませんでした。5年もの間、私はせっせとスーツに着替えて美容室へ通っていたのです。

 

 

ただ、5年も教育業界を離れると学校のことに疎くなってしまいます。『この春は異動は無かったの?』『今年は何年生の担当?』『今年の修学旅行はどこに行くの?』『地域の運動会は〇月〇日にあるけど、勤務校はいつが運動会?』‥‥私はそれら"勤務してないと絶対答えられない質問"に対し、キャラ設定が壊れない程度に適当に答えていました(*'ω'*)

 

 

 

 

 

 

ここまで話を読んでみて皆様の頭の中には"スーツ着るくらいなら店替えろよ(*'ω'*)"という至極真っ当な言葉が浮かんできたのではないか、と思います。そうなんです。そうなんですけど、行き慣れた美容室を変えて新規の美容室に鞍替えするのは私にとって非常にハードルが高い営みなのです。

 

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新規のお店に入るのってなんか勇気がいるんですよね~。その心の負担を考えるのならスーツを着て既存の店に行った方がマシ、というファンキーさが私という人間なのです(*'ω'*)

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな感じで数年が過ぎたのですが、ある日のあることが原因でバレでしまいます。

 

 

漫画みたいな話なんですが、その美容師夫妻が私の添乗するバスツアーにお客様として乗って来られたのです(マジの話です)。だってその日は月曜日だったもの、美容室休みだもの(*'ω'*)。

 

 

名簿上の名前だけでは私が気付くことはなく、受付の際に顔を合わせた瞬間、お互いに『あっ‥』ってなりました。

 

 

美容師さんからすれば、先日まで流暢に教育現場について話していたヤツが今バスツアーの添乗をやってるなんて恐怖でしかありません。"そうか、これまでの学校の話は全部架空だったのか…"と一瞬で理解させるには十分すぎるほどのインパクトある出来事だったことでしょう。

 

 

お互いに『あっ‥』となった後、5秒間ほどの沈黙が流れ、その後美容師さんは何とも言えない苦笑いを浮かべ『まあ、色々ありますよね~(笑)』と言い残しバスへ乗り込んでいきました。

 

 

 

 

 

 

この例は極端な例ではありますが、人生において"自分の意思に反した服装をあえて着る"みたいなことってありませんか?例えば、久しぶりの平日仕事休みだけど保育園に子供を預けに行く時にあえて仕事着来て行く…みたいな(๑・̑◡・̑๑)

 

 

 

 

保育園の中には「保護者が仕事休みの時はなるべく保育園へのお預けはご遠慮ください(家で面倒みてね)」って方針の園があるじゃないですか。そういう方針も理解できるんですけど、子持ちの親だってたまには羽を伸ばしたいのよ。

 

 

なので本当は仕事休みだけど保育士さんに(+子供に)仕事休みってバレないように、あえて仕事着を着て預けに行く、みたいな茶番をやったりしませんかね?私はしましたよ(๑・̑◡・̑๑)。えっ、私だけ?

 

 

よくよく考えてみると、この不本意コーディネートは結構世の中にありますよね。リストラされたのを隠したくて、出勤しないのに朝スーツ着て自宅を出る…みたいな。ってかリストラされてからのスーツ出勤と、離職したあとのスーツ美容室はベクトルの向きが同じ気がしてきました(๑>◡<๑)

 

 

 

 

 

もし皆様のなかに不本意コーディネートの経験がある方がいらしたら教えてください。今度一緒に不本意コーディネートを着て駅前のカフェでお茶でも飲みましょう。まあ、私とお茶すること自体が皆様にって不本意な気がするんですけどね(*'ω'*)

 

 

 


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