【ツベルクリンWalker】シリーズは、現役添乗員のツベルクリンが日本各地の観光地を徹底的にガイドしていくシリーズ記事です。今回は徳島県の祖谷(いや)のかずら橋をご紹介いたします。
前回の記事(岡山県・星野仙一記念館編)はこちら
ではまいりましょう(*‘∀‘)
<目次>
かずら橋って何?
祖谷のかずら橋は、徳島県三好市西祖谷山村(にしいややまそん)に存在する吊り橋なのです。名前の通り「葛(かずら)」という植物を使用して造られています。葛の中でも"サルナシ”という植物のツルの部分を利用しています。
実も食べられるのですが、今はそんなことどうでもいいのです。この枝の部分を束ねて吊り橋の材料とするのです。
徳島県内に存在する"かずら橋"は3つ存在します。今回ご紹介する「祖谷(いや)のかずら橋」と、それよりさらに山奥の奥祖谷地区にある「奥祖谷のかずら橋(男橋と女橋の2つ)」です。祖谷地区でかなりの秘境です。その祖谷地区のさらに30キロ山奥が奥祖谷地区です。つまり、奥祖谷地区は日本ではないんですね(´・ω・`)
祖谷のかずら橋は、知る人ぞ知る(知らない人は知らない)吊り橋であり、最近道が整備されましたので大型バスでも近くまで行けるようになりました。
祖谷のかずら橋への行き方
出典:http://azukichan.o.oo7.jp/map-big.html
上の四国のマップまん中右寄りに、赤色の四角枠「祖谷渓かずら橋」と書いてある地点にあります。四国の真ん中という、四国に行ったことが無い人ですら行きにくい場所だということが分かる場所にあります。
このシリーズにおいて、観光地へのアクセスをご紹介するときは、基本的には「とにかく最寄りの駅まで来い、話はそれからだ」というスタイルをとっています。祖谷のかずら橋の最寄り駅は「JR大歩危(おおぼけ)駅」です。お察しの通り、無人駅です。
駅のホームには、乗車客にも見えるように「祖谷のかずら橋はこちらで下車です」と大きな看板が掲げられています。もちろん最寄り駅なので掲げる権利はあるのですが、もしかしたら観光客に「この大歩危駅で降りればいいのかぁ(駅からかずら橋までは歩いて行ける)」と思わせてしまう危険性をはらんでいます。
ちなみに駅からかずら橋まで車で20分かかります。距離にして13キロくらいです。上り坂が続きますから徒歩で行こうとしたら4時間くらいですね。頑張ってください!!歩いていたらたぶん警察から保護されるか野犬に襲われます。
もちろん、大歩危駅→かずら橋の路線バスもありますよ!!ちゃんと時刻表も調べてます(/・ω・)/ 四国交通バスさんが路線を持っているんですね~
大歩危駅8:58発→かずら橋9時25分着
大歩危駅12:08発→かずら橋12時35分着
大歩危駅14:53発→かずら橋15:25分着
うぅ‥めまいが(´・ω・`)
もうね、レンタカーだよレンタカー(*‘∀‘)
かずら橋へ行ってみた!!
このように、かずら橋には大型バスが停められるくらいの広い駐車場があるんですね。観光客が増える→道路が広くなる→駐車場が広くなる、この一連の流れは全国共通です。ちなみに、私の忠告を無視して路線バスでいらっしゃった方も、路線バスはこの駐車場あたりに停まります。
駐車場からかずら橋へ行くためには、大きな建物(売店&レストラン)を通り抜ける必要があります。
このシリーズの"足立美術館編"でも言及しましたが、世界各地の観光地の多くは"売店を通り抜けなければメインの場所へ行けない&出口に行けない"パターンのところが多いです。「良かったらお土産見ていってくださいね♪(お金を落としていってね)」という心遣いが嬉しいですね(*‘∀‘)
こんな感じで徳島県のお土産が販売されています。
朝早かったので営業時間外でしたが、レストランも併設されています。
売店の中にお手洗いがあります。済ませていきましょう(橋の近くにはお手洗い無いのでご注意)アスファルトの坂道を下っていきます。
いあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁネコちゃぁぁぁぁぁん(∩´∀`)∩
かわいいよぉぉぉぉぉぉぉ(*´ω`)
かずら橋の手前に車が通れる車道があります。かずら橋とコンクリートの橋は平行に川にかかっています。コンクリートの橋の上からかずら橋の写真撮影をするといい感じになります。
コンクリートの橋からかずら橋を撮影してみました。手前にコンクリートの橋があるということは、かずら橋は"別に渡らなくてもいい"橋と言えます。世の中には「この橋が無いと生きていけないんじゃよ」系の橋もあります。生活していく上での"手段"としての橋です。しかし、このかずら橋は"渡ることそのものに喜びを感じる"系の橋なのです。
かずら橋は、上の写真で言うと左側に料金所があり、左から右への一方通行なのです。左側へと移動します。
料金所です。"渡るというその行為に生きる意味を見出す"系の橋ですからお金取られるんですね、納得です。550円払って渡りましょう。ワンちゃんの入場は禁止されてはいません。「犬ごときが渡れるもんなら渡ってみろ」というスタンスです。
怖い怖くないは置いといて、地面は「木材の床の広さ<何もない空間の広さ」なので、非常に渡りにくいです。竹馬に乗って渡るのは止めた方がいいかもしれませんね。
多少揺れます。こういう時はZARDさんの『揺れる想い』を聴きながら渡ると、揺れが増幅されて逆に気にならなくなります。
ポカリスエット CM(1993年) 揺れる想い - ZARD 一色紗英
幅が2mあります。人間が両手を広げた時の長さ=身長と言われていますから、両手で左右の手すりをつかめないのです。一方通行なのだからもう少し狭くてもいいのです。根本的に幅が2mないと渡れないおデブさんは、入場禁止にすればいいのです。
足元を見てみます
高さ14mあるので、落ちた場合もきちんとあの世へ行くことが出来ます。よく見たら分かるのですが、ワイヤーが通っています。純粋に葛だけで造られているわけではないのですね。ですから、多少ふざけても大丈夫です。
しかし、何もない空間が広いのでスマホや財布は余裕で落ちます。
川の水はバスクリンをぶちまけたように綺麗です。落ちてあの世に行っても悔いなしって感じです(´・ω・`)
不本意ながら渡り終えると、左側に滝があります。
滝のそばには河原に降りていける階段があります。
最悪、スマホや財布を落としても取りに行けますね!!(無事に帰ってこれるとは言ってない)
まとめ
ご覧いただきありがとうございます。先日、初めてリアルのお友達に「ブログ書いてるんだけど良かったら見てね」とブログの存在を教えて、「おもしろい」との声を頂きました。リアルの世界でもツベルクリンの世界観が伝わってよかったです。
今後ともご愛読よろしくお願いいたします(*'ω'*)
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