【保存版】シリーズは、筆者であるツベルクリンが色々なジャンルの有益かつ無益な情報を書いていくシリーズ記事です。今回のテーマは、「読み応えがあるwikipedia記事10選」です。
皆さんは何をしている時が好きですか?私は寝る前の布団の中でスマホをいじくり回すのが好きです。健康に悪いことは重々承知なのですが、ついつい見ちゃうのです。
じゃあ、スマホで何を見ているのかというと、wikipediaです。wikipediaを見だすととどまることを知りません。結果、ムダ知識が増えていきます。
wikipediaの記事の中には、内容が秀逸な読み応えのある記事も数多くあります。記事の内容で1時間特集番組が作れるんじゃないかっていうくらいの力作が(*'▽')
今日は、そんな読み応えがあるwikipedia記事を簡単な記事の概要を付けくわえながらご紹介していきます。
※記事の内容は必ずしもハッピーエンドとは限りません(むしろ逆)。救いようのない記事もあることご了承いただければと思います。
<目次>
地方病
wikipediaファンの方にとって有名な記事、「地方病」の記事です。
山梨県の特定の地域にのみ発生した病気(地方病と呼ばれた)。原因不明の病気であり、数百年に渡って山梨県民を苦しめた病気に立ち向かう人々の行動の記録です。
ストーリー展開としては、
山梨県において謎の病気が発生→必死になってその原因を探る→田んぼに生息する貝に寄生する寄生虫が原因と判明→必死になって貝を撲滅する‥‥
ぜひとも『アンビリーバボー』で取り上げて欲しい題材ではあります。
豊川信用金庫事件
最近でも、コロナウイルスを巡るデマ(’トイレットペーパーが無くなる等)が世間を駆け巡ることがあります。「豊川信用金庫事件」は、"銀行が潰れる"というデマが流れ、本当に潰れそうになった事件を指します。
この事件の特徴的な点は、どのようにデマが広がっていったのか詳細に解明できている点です。最初は女子高生同士の些細な会話から、次第に地域全体を巻き込む騒動になっていったのです。
岡山更生館事件
戦後の混乱期に、浮浪者を収容し労働に従事させる「更生館」という施設が全国各地に設置されました。現在の職業訓練所のような場所です。
岡山県にあった岡山更生館は"模範施設"として、広く宣伝されていました。しかし、実際は満足に食事も与えられず、虐待が日常化していた"死の館"だったのです。それを告発したのが「岡山更生館事件」です。
発覚した経緯がまさにアウトローです。更生館から脱走してきた男が、『更生館と警察はグルではないか‥?』と疑って、大阪の毎日新聞社に告発しました。
毎日新聞社の記者は、岡山更生館の実態をつかむため、浮浪者のフリをして岡山更生館に乗り込んだのです。そこで、記者は脱走してきた男の証言が正しいことを知るのです‥。
八丈小島
日本は島国ですが、島の総数は6848個くらいとされています(諸説あり)。そのうち人が住んでいる有人島は418個、無人島は6430個という内訳です。
島の中には、もともと人が住んでいたのに時代が下って無人島になってしまった島も存在します。東京都の八丈島の隣にある「八丈小島」は、1960年代に『もうここに住むの無理ぽ。脱出するで!』という集団離島が実施された島なのです。
集団離島も珍しいのですが、人口が少なすぎて村議会が設置せずに、20歳以上の有権者全員が集まって村の運営を行っていたようです。中学校の生徒総会みたいなもんです(このように選挙などせずに、住民全員で政治を行うやり方を直接民主制といいます。)
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トムラウシ山遭難事件
私は現役添乗員であり、なおかつ登山ツアーにも同行しているので、この手の事件は非常に身近なものに感じられます。アミューズトラベルという旅行会社の登山ツアーで遭難しガイド含む8名が死亡した、日本の団体ツアーの歴史の中でも 最悪と言われている遭難事件、「トムラウシ山遭難事件」の記事です。
生存者がいたおかげで、ツアー客が死んでいく過程がかなり詳細にまとめられています。遭難と言うより、悪天候の中下山を強行し、低体温症になってしまった、と言った方が正確かもしれません。
事件の起こった背景には、旅行会社の利益主義があります。日程が遅れれば、予定が変わり費用が増大したり、交通機関や宿泊施設の手配を再度取り直す必要がありますからね。利益を優先した結果、人命が失われた教訓とすべき事件です。
10.8決戦
1994年の10月8日に行われたプロ野球の巨人VS中日の一戦は、当時の長嶋茂雄監督も"国民的行事"と評した、まさに雌雄を決する試合でした。プロ野球ファンは「10.8決戦」と呼んでいます。
1994年のリーグ戦は、前日の10月7日の時点で巨人と中日が全く同じ成績で同率1位でした。翌日の直接対決において、勝った方が優勝という超アバンギャルドな状況でした。
wikipediaの記事では、試合前の状況から試合の様子が詳細にまとめられています。果たして、勝ったのはどっちでしょうか?
スポ根
「スポ根」、すなわちスポーツ根性もの。日本人はスポ根が大好きです。
スポ根が日本中を席巻したのは1960年代後半のことです。1964年の東京オリンピックで"東洋の魔女"と呼ばれた女子バレーボールチームが金メダルを獲得しました。その秘訣と言われたのが、スパルタ練習です。
これ以降、根性練習=美しいもの、みたいな風潮が生まれました。スポ根ものの代表作が『巨人の星』です。
主人公が根性溢れる特訓でパワーアップし、ライバルたちに打ち勝っていくさまは、まさに日本人が大好きな構図でした。
一方で、根性あふれすぎて開発された"必殺技"が時としてアウトローさを爆発させることもありました。『巨人の星』の"大リーグボール"はまだいいとして、『アストロ球団(72年~76年連載)』の魔球なんかは、マジで殺しにいってるからね(*'ω'*)
出典:『アストロ球団』
なんでこれがストライクなん?(*'ω'*)
馬鹿
この記事を読んでいる方は、まさにアウトローバカなのでしょうけど、「馬鹿」という日本語を突き詰めた記事です。
馬鹿の語源や使い方を丁寧に教えてくれます。また、"バカとアホの境界線はどこか?"とかいうふざけたテーマを馬鹿正直にまとめています。読み応えあるかどうかは知りませんけどね(*'▽')
私作る人、僕食べる人
日本で初めて放送自粛になったCMがハウス食品のインスタントラーメン「シャンメン しょうゆ味」と言われています。
「私作る人、僕食べる人」のスローガンが問題となったハウス食品即席ラーメンテレビCM
放送自粛になった理由が、CM中のフレーズ「私作る人、僕食べる人」です。これが、『男女の役割分担を固定化するものである』と婦人団体から問題視されたのです。
ハウス食品は、この指摘を受け放送を中止しました。なので、婦人団体によるハウス食品への批判はさほど激しくなかったのですが、むしろ「"女らしい"が女性差別の言葉? ヒステリックですね…」などとこの婦人団体を批判した週刊誌VS婦人団体のバトルがデスマッチの様相を呈したのです。
男女平等を実現するのも大事ですし、過度な言葉狩りも表現の自由を奪うものですから、難しいところではあります。
スタッフが美味しくいただきました
テレビ番組で明らかに芸能人だけで食べきれねえだろうって量の料理や食材が出た時に表示されるテロップ、「スタッフが美味しくいただきました」について、無駄に真面目に論じた記事です。
『本当に食べたのかよ?』という疑惑がつきまといます。私は中学~高校生くらいまでは『こんなにたくさんの量を食べるなんてスタッフさんは大変だなぁ~』と純粋無垢に信じていました。そんな無邪気な人間がいつからこんなにアウトローになったのでしょうか?(*'ω'*)
終わりに‥
だれか当ブログ『日常にツベルクリン注射を‥』のwikipediaページ作ってください(*'ω'*)
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