日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【保存板】カルト宗教の現役信者にインタビューしてカルト宗教の実態に迫ってみました

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当ブログとカルト宗教は深い因縁があります。特に広島県に本部を置く仏教系のカルト宗教、「平等大慧会(びょうどうだいえかい)」に関して言えば、間違いなく日本で最も深く追求しているブログの1つになるかと思います。

 

当ブログと平等大慧会との今までの「対戦」を見てみると

 

www.tuberculin.net

 

まず広島の本部である王舎城(おうしゃじょう)に単身乗り込みました。

 

 

その1年後に

 

www.tuberculin.net

 

鹿児島の拠点である涅槃城に潜入しました。

 

 

これだけではまだ宗教の内側に迫っていないと考え、元信者(宗教2世)の方にインタビューを敢行いたしました。

 

www.tuberculin.net

 

 

私自身が信者でも二世でも無い部外者なので、個人の力での追及はこのあたりが限界になってきます。『ここまで来たら現役信者に話を聞きたいな~』とはぼんやり考えていましたが、宗教団体に特別なコネを持っていないですし、宗教に批判的な元信者ならともかく、純粋に信仰している信者の話を聞くのは困難だと考えていました。

 

 

 

 

 

そんな時に、私のパートナー(私は既婚者です)から『親族に価値観がぶっ飛んでる人がいる』との話を聞きました。管理人である私から見れば義理の親族にあたりますが、その中にどうやら価値観がぶっ飛んでいる人がいるらしいのです。

 

 

 

私『具体的にどうぶっ飛んでいるの?』

パートナー『その人のお祖父さんの葬式の時に、お祖父さんの遺骨をもち吉の缶に入れて勝手に持って帰ろうとしたの』

 

 

 

「もち吉」とは、福岡県に本社があり全国展開している煎餅メーカーです。

 

出典:もち吉 - Wikipedia

 

 

贈答用の煎餅セットはたいてい"何か別の用途に使えそうな手ごろなアルミ缶"に入っているので、

 

 

各家庭において裁縫道具箱など第2の人生を送る運命にあるのがもち吉の缶なんですが、その缶をその義理親族(30代女性)は遺骨入れに使ったらしいのです。北野トマレさん(ほうれい線上のアリア)にお会いした時にこの話をしたら爆笑していました。

 

 

そして、詳しく話を聞くとどうやらその義理親族の30代女性は、あの平等大慧会の信者だということが分かりました。しかも、2世とかではなく、成人した後に自らの意志で入会しているという生粋のカルト信者だったのです。

 

念のため言っておきますが、カルト宗教ともち吉は一切関係ありません。カルト宗教ともち吉は一切関係ありません。無関係です。大事な事なので2回言いました(*'ω'*)

 

 

これはチャンスと思い、私のパートナーを通じて会って話を聞きたいと打診しました。そしてどうやら

 

 

義理親族サイド:話をすることで宗教の良さを広めることが出来る

私サイド:カルト宗教の実態が知りたい

 

 

と、互いのベクトルの向きは違いますが、なんかwin‐winっぽいので、直接対談が実現しました。対談を通してカルト宗教に実態に迫っていきたいと思います。

 

 

以下の文章では、信者である義理親族の30代女性を「Aさん」と呼ぶことといたします。

 

 

<目次>

 

 

 

ファミレスで合流

 

 

 

ということでとある土曜日の昼下がり、とあるファミレスで合流することになりました。合流したのは以下のメンバーです。

 

私サイド

→私(管理人)、私のパートナー、息子(赤ちゃん)

 

義理親族サイド

→Aさん(信者)、Aさんの旦那さん(信者)、娘さん(幼稚園、信者)

 

 

詳しくは後述しますが、今から10年前、20代前半のAさんが平等大慧会に入信。数年後に今の旦那さんと出会います。旦那さんは信者では無かったですが、お付き合いを機にAさんが旦那さんを説得し旦那さんも入会。その後娘さんが誕生。もちろん娘さんは誕生と共に本人の意志とは関係なく入会させられています。

 

 

 

私たち家族が先に店に入って待っていると、Aさん家族が来店。私とAさん家族は初対面です。初対面ですけど、来た瞬間に宗教のオーラを感じました。オーラって言うか『‥え、寝巻で来たん?』って言いたくなるような恰好。

 

 

そして、その見た目アレな夫婦が引き連れていたのは、クッソ可愛い幼稚園くらいの女の子でした。私の知り合いでここまで可愛い女の子は見たことがありませんでした。

 

 

そのくらい可愛いのに、服が毛玉だらけで謎でした。私のパートナー曰く『リサイクルショップで子供服を買っている』らしいのです。いやぁ、子だくさんなら分かりますが、1人っ子でボロ着を着させるってどういうことよ。ミキハウスじゃなくていいからせめて西松屋とかで買ってあげて(*'ω'*)

 

 

 

 

いつから入会しているのか?



挨拶もそこそこに、早速色々聞いてみることにしました。

 

『この平等大慧会にはいつから入会されてるんですか?』

Aさん『結婚する前の独身時代に、仕事上で悩んでいた時期があったんですよね。その時に職場の同僚の人から"先祖の御供養とか興味ある?”って誘われたのが最初ですね。』

私『え?御供養?』

Aさん『この世には"3つの供養"というものがあって‥あ、紙に書いてきたんで出しますね!』

 

 

職場の同僚からいきなり『御供養に興味とかある?』とか聞かれるシチュエーションって何なん?(*'ω'*)

 

「3つの供養」についてですが、公式HPで以下のように説明されています。

私たちは様々なものの恩恵を受けて生きています。当会の教えでは、誰もがお世話になっている、次の三つの親をお供養することが説かれています。ただ心の中で感謝するだけでなく、実際にお経をあげることで、相手の魂を楽にすることができ、それがお供養になります。"

 

とあり、3つの親とは「ご先祖様」「飲食物」「自然界」とされています。続きです。

 

私たちがいま生きているのは、ご祖先や食べ物や大自然のおかげであり、当会の教えでは、それらに対するお供養を自分で正しく行うことができます。
そして、お供養をする人のところには、次第に善いものが集まってくるようになり、物にも恵まれ、精神的にも豊かに過ごせるようになります。"

 

すなわち、「三度の飯より御供養!」的な考え方ですね。そりゃ勧誘も『御供養に興味はある?』って聞き方になりますわね。

 

 

 

 

 

宗教施設へ何をしに行っているのか?

 

私『広島の王舎城には結構な頻度で行ってるんですか?』

Aさん『そうですね、年に何回か行事があってるので』

私『行事と言うにはイベントみたいなものでしょうか?』

Aさん『年に3回"大祭"というのがあって、その他にもご本尊への参拝や勉強会へ参加するために広島の本部へ行っています。』

私『勉強しないと他の人に上手く説明できないですもんね』

Aさん『そうなんですよ。私たち会員は、会員ではない人々に仏様の教えを伝えていく使命があるのです。言うなれば"種を植えていく作業"になりますね』

私『つまり、今私に話をしているこの状況こそ"種を植える作業"になるってことですよね?』

Aさん『まぁ、そうなりますね(笑)』

 

 

 

 

うっせーわ(*'ω'*)

 

 

 

本拠地である王舎城について



平等大慧会は年3回ほど「大祭」というイベントがあって、その際に新会員は必ず広島にある本拠地、王舎城へ行き、ご縁を結びそうです。信者にとっても大祭は大事なイベントらしいのですが、イベント自体は信者でなくても興味がある人は参加できるみたいです。来るもの拒まずの精神です(*'ω'*)

 

そして、そのAさんは私のパートナーに対し「大祭に一緒に行こうよ!」と勧誘していたのです。もちろん、行っていないのですが‥。

 

 

私『その大祭ってイベントには信者ではない人も参加できるのですか?』

Aさん『参加できますよ。それに、施設内にある美術館へはいつでもだれでも入れるようになってます。』

 

 

この美術館というのは、「海の見える美術館」のことを指しており、もちろん平等大慧会が運営している美術館です。厳島神社からの景観をぶっ壊しているのもこの美術館のせいです(*'ω'*)

 

ja.wikipedia.org

 

 

 

私『その美術館の後ろの建物にも入れますよね?以前私も行ったことがあるんですが‥』

Aさん『宝殿(ほうでん)ですかね?』

私『自分も宝殿に行ったんですけど、なんか1階から6階までしか見れなかったんですよ。それより上は信者さん専用階みたいになってて‥』

Aさん『そうなんですよ、そこから上は一般の人は行けなくて‥』

私『Aさんご夫婦は行かれたことは?』

Aさん『あります』

私『信者専用階ってどんな感じになっているんですか?お祈りする場所とか設けられていたりするんですか?』

Aさん『まあ‥‥(笑)、一般の人たちが見られる階とはまた違う展示物が掲示されてたりしますね‥』

私『そうなんですね‥‥』

 

 

 

はぐらかされた(*'ω'*)

信者専用フロアがどうなっているか気になる方はご入会を(∩´∀`)

 

 

 

 

参拝は地区ごとに…

 

 

 

私『本部は広島にあると思うんですけど、住んでいる地区ごとに支部とかあったりするんですか?』

Aさん『ありますね、各都道府県に支部があって、〇〇県(私やAさんが住んでいる県)は〇〇市に支部がありますね。私たちは"道場"って呼んでいるんですけど』

Aさんの旦那『普段は各県にある道場に参拝に行くこともありますね』

Aさん『そして、同じ県の中でも各エリアごとにグループ分けがされていて、そのグループ単位で広島の本部でイベントがある時には一緒に行動するって感じですね』

私『例えばバスを借りて一緒に広島まで参拝に行くってことですか?』

Aさん『そうですね。コロカ禍の時は個々での参拝になってしまったんですけど、最近はバスを貸し切ってまた一緒にエリアごとに参拝している感じですね』

 

 

ここで私は以前、元信者の方にインタビューした際に"広島へ向かう道中の中でお経を唱えている"みたいな話を聞いたので、その点について触れてみました。

 

 

私『バスの中でも勉強会とかやったりするんですか?』

Aさん『勉強会とかは無いんですけど、安全祈願のためお経は必ず唱えますね。』

私『お経って般若心経とかですか?』

Aさん『私たちの会の教えは妙法華経(みょうほけきょう)っていう教えなんですよ。』

 

 

「妙法華経」について、平等大慧会公式HPでは以下のように説明がなされています。

 

この「妙法華経」は、地獄・餓鬼・畜生という苦しい境界(境涯)に堕ちない約束のある、ありがたい真実のお経典です。「妙法華経」は昭和29年立教の際に教主・梅本禮暉譽うめもとれいきよによって地上で初めてあらわされました。"

出典:平等大慧会ホームページ - 経典 -

 

 

ちょっと何言ってんのか分かんないんですけど、とにかく教祖である故・梅本氏が昭和29年に『ぼくのかんがえたさいきょうのおきょう』って感じで言い出したのが「妙法華経」の始まりっぽいです。決して仏教の公式の教えではありません。

「ぼくのかんがえたさいきょうの」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

 

 

 

 

子どもの名前について

 

 

私『宗教のイベントがある時には家族3人揃って行っているんですか?』

Aさん『そうですね、この子は赤ちゃんの時から御祈祷を受けています』

私『えっ?0歳の時から?』

Aさん『この子の名前も仏様の名前なんですよ、〇〇っていう名前は』

私『その名前は先生と言うかお師匠さんみたいな方が名付けされるんでしょうか?』

Aさん『先生と言うか、"命名師"のような方がいらっしゃいます』

 

 

命名師ってなんだよ(*'ω'*)

 

 

Aさんの旦那『生年月日とか苗字との相性を考えて付けて下さるんですけどね』

Aさん『あと大自然の習わしに従って‥』

私『(何言ってんのか分かんねぇな‥)』

 

 

 

よく分かんないですけどとりあえず聞いた話をまとめると、信者になったら本名とは別の宗教名を命名師さんに付けてもらうみたいです。Aさん夫婦も本名とは別に宗教名を持ってました。

 

 

信者同士はお互いのことを宗教名で呼び合うので、本名は知らないことが多いみたいです。なお、Aさんの娘さんは誕生の際に命名師さんに名付けてもらったので、本名=宗教名だそうです。えぇ…(*'ω'*)

 

 

私『名前をもらう時にはお布施みたいなものを払ったりするんですか?』

Aさん『そうですね‥』

私『娘さんの時にも命名料を支払ってるんですよね?』

Aさん『そういうことになりますね‥』

私『金額とかって決まって無いんですかね?結構な額ですよね‥?』

Aさん『う~ん(笑)』

 

 

はぐらかされた(^v^)

 

 

 

 

 

 

 

子ども達に対する宗教教育(洗脳)

 

 

私『宗教イベントに行ったら他のお子さんとかも来てますよね?』

Aさん『娘と同じ年代(幼稚園)の子も来てますね』

私『(娘さんに向かって)お友達はいるのかな?』

Aさんの娘さん『うん、いる』

Aさんの旦那『〇〇ちゃんとか仲いいよね~』

Aさん『同じ年代の子が集まって、先生がその子たちに仏の教えを学んで仏の道へ他の子(信者ではない子)を導けるように、勉強をしてくれています』

Aさんの旦那『勉強会の幼年部、みたいな感じですね』

Aさん『大人が勉強会をしている間、別室で子ども達は子供たちで集まって勉強会をしてるって感じですね』

 

 

 

『それって完全に洗脳教育じゃん‥(*'ω'*)』と瞬時に察してしまった結果、私は30秒くらい絶句してしまい、その場しのぎで娘さんに『そのソフトクリーム美味しい?』とか聞いちゃうのでした。

 

 

 

 

 

「御善塔(おぜんとう)」について

 

平等大慧会に入会すると、まず「御善塔」なる宗教関連グッズの購入を強烈に求められるみたいです。

 

 

Aさん『結婚した後に実家に御善塔を置かせてもらってるんですけど‥』

私『御善塔?』

Aさん『私と旦那さんの実家両家の御供養が出来る御善塔って用具があるんですよ。入会すると授けてもらえます』

私『それって姿かたちは位牌みたいなものなんですかね?』

Aさんの旦那『一般の人が見たらそう見えるかもしれませんね』

Aさん『御善塔があることによってご先祖様の御供養がより強く出来るようになるんですね』

Aさんの旦那『御前塔と一緒に教本と"おたすき"を授けてもらいます。おたすきはお経を唱えたり関連施設に参拝する時に見につけていくものですね。』

 

 

 

とりあえず入会すると「入会セット」みたいなものを買わされるみたいです。"おたすき"はその名の通り駅伝のたすきのようなもので、そこには「南無妙法蓮華経」と書いてあるみたいです。お坊さんの袈裟みたいなものでしょうか。

 

 

セットの中でも先祖の供養が出来る(と言い張っている)御善塔がもっとも大事な物らしいです。見た目は位牌っぽいもので、仏壇に置いてあるみたいです。

 

 

お察しの通り、もちろん入会セットは無料で授けてもらえるものではありません。私がAさんに『御善塔とかって結構値段しますよね?10万くらい?』ってドストレートに聞くと、『まぁ‥(笑)』という反応だったので、それくらい徴収されてるっぽいです。ちなみに、一般的な位牌の値段は1万円前後なので、まあそういう事です(*'ω'*)

 

 


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ってか実家の仏壇に御前塔なる宗教グッズを置くという事は、お母さん(父親とは離婚している)は宗教を黙認してるのかと思ったのですが、なんとお母さんも入会済みみたいです。流れとしてはAさんが結婚したあとに入会を説得したようです。ええ‥、義親族カルトまみれになってるやん(*'ω'*)

 

 

 

 

もち吉缶カン遺骨持ち帰り事件について

 


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最初に触れたように、このAさんはお祖父さんが亡くなった時、遺骨を持参したもち吉の缶カンに入れて持って帰ろうとした張本人なのですが、やはりそのことについて詳しく聞かねば当記事の意味ってもんがありません。

 

 

ちなみに、この事件はAさんが結婚する前の話であり、旦那さんも私たちと同様後から聞いた話みたいです。

 

 

私『なんかお祖父さんのお骨を持ち帰ろうとしたって話を聞いたんですけど、あれって宗教的にどういう意味がある行為なんですか?』

Aさん『実は広島の王舎城とは別に、鹿児島にご先祖様のお骨を納める場所があるんですね』

私『涅槃城ですか?』

Aさん&Aさん旦那『おぉ~(よくその場所を知ってたな、という顔)』

Aさん『ただ、他の親戚にこの会の教えを伝えてなかったから(遺骨の持ち帰りを)反対されて、だから戻しに来たんです。"なんでお骨を持って帰ってるわけ?"って言われて‥』

私『それって供養のために持って行こうとしたんですよね?』

Aさん『そうです、鹿児島に供養できるところあるから~って言って持っていこうとしたんですけど‥』

Aさんの旦那『まあ、普通は親戚の人たちも戸惑うでしょうね。理解しろって言うほうが難しい気がします。』

Aさん『(勧誘してきた)同僚の人から"鹿児島に供養できるところがあるよ~"って言われて、私も入会したばかりでよく分かっていなかった部分もあったんですけど‥』

Aさんの旦那『そこはしっかり事前に親戚に説明して納得してもらう必要がありましたよね。』

 

 

それから話はAさんの旦那さんの親戚話に…

 

 

Aさんの旦那『それを言うと、自分も結婚した後にじいちゃんとばあちゃんの葬式を済ませましたけど、遺骨については何も触れてないですね。親戚にも宗教のことは何も説明せてませんし。唯一話してるのが母親ですね。』

私『お母さまには入会していることを話してるんですか?』

Aさんの旦那『そうですね、事情を知っているのは母親だけですね、母親は"自分がする分には良いんじゃないの?"って言ってくれてますね』

 

 

自分だったら息子がカルト宗教に入ろうとしてたら殴ってでも止めますけどね。まあ、もしかしたらお母様も実態がよく分かっていないのかもしれない。

 

 

 

 

宗教施設巡りについて

 

 

先ほどから王舎城(広島県)とか涅槃城(鹿児島県)など平等大慧会関連施設のワードが頻出していますが、その他にも関連施設があるようで

 

 

私『鹿児島には涅槃城の他に関連施設がありましたよね?』

Aさん『妙塔(みょうとう)ですかね』

私『なんか離島にあるやつですよね?』

Aさん『そうです、よくご存じですね(笑)』

 

 

なんか私がイロモノ好きみたいに思われてますけど(*'ω'*)

 

 

Aさん『この会では"5大佛所"という宗教施設があって、妙塔を含むその佛所を全てめぐることを目標にしています』

 

 

平等大慧会の5大佛所とは、公式HPより引用すると以下の5か所になります。

 

 

 

私『もしかして妙塔(みょうとう)には行かれたことがありますか?』

Aさん『まだなんです』

 

 

私がこういう聞き方をするのも、妙塔への到達難易度がクソ高いからです。

 


妙塔は鹿児島県の離島である黒島にあって、位置関係は上の地図の通りです。鹿児島県本渡のはるか南、屋久島や種子島の西側、どうやってこんな場所に行くんだよ。まあ一応航路はあるみたいですけど(*'ω'*)

 

 

 

 

 

Aさん夫妻曰く、妙塔は善のパワーが沸き立っている場所らしく、俗っぽい良い方をすれば相当のパワースポットのようです。なおかつ到達難易度が最も高いので、ラスボスっぽいポジションみたいです。

 

 

Aさん『これら5大佛所へお参りに行くことが会員に課せられた使命みたいなものですね』

Aさんの旦那『なるべく早いうちに妙塔への参拝を実現したいな、と思っています。』

私『妙塔へ行くタイミングは自分で決められるんですか?』

Aさんの旦那『やはりそれは、修行を重ねて功徳を積むことで早めに(5大佛所巡りを)達成する方もいらっしゃいますね』

 

 

つまり、物理的には妙塔へお参りはできるけど、まだお参りするに見合う功徳を積んでないから精神上行けないってことらしいです。どう考えたって自分のさじ加減な気もしますけど(*'ω'*)

 

 

 

「寿(ことぶき)」とかいう搾取システムについて

 



『ラストステージである妙塔に参拝するかしないかは自分のさじ加減だろ(*'ω'*)』と思ってたら、どうやら違うみたいで、妙塔に参拝できるランク(地位)になるためには2つの事が必要みたいです。

 

 

Aさん『妙塔へ御参りにいくためには、先生にお許しをもらわなければならないのと、"寿(ことぶき)"っていうお金も必要になってくるので‥』

私『ことぶき?それってお布施みたいなもんですかね?』

Aさん『そういうことですね』

私『これってどのくらいの金額になるんですか?』

Aさん『(笑)』

私『お気持ちというか‥金額は人それぞれなんですか?』

Aさん『いや、額は決まってますね』

 

 

ここで「どこまで深入りするべきか‥」と思案していたのでしばらく沈黙の時間が流れたのですが、私のパートナーが

 

 

私のパートナー『20万くらい?』

Aさん『いや、もっとする‥(笑)』

私のパートナー『は?』

 

 

とぶっ込んでくれたので、なんとなく"そこそこ高品質なマッサージチェア"くらいの額なんだろうな、と分かりました(詳しい額ははぐらかされた)。

 

 

要するに、自らのランクを上げるための手段として「寿」という超ドストレートな課金システムが存在しているみたいです。この寿を払わない限りはいくら修行しても功徳を積んでもランクアップは出来ないって話らしいです。

 

 

額がきっちり決まってるってすごいね。まあ、でも逆に額が決まってないといくらでも青天井になりそうではありますね。ってか意味分からない課金システムに数十万払うくらいなら、娘さんに服買ってあげて(*'ω'*)

 

 

さらに話を進めると、寿を繰り返すことでランクが上がっていき、やがては仏様の教えを説くことで世の中を救える「救世者(ぐせしゃ)」になることが出来るらしいです。これは公式HPでもはっきりと書かれていることです。

 

 

 

まあ、救世者=お布施をたくさんしてくれた人、ってことなんですけどね(*'ω'*)

 

 

 

 

旦那さんは奥さんの宗教についてどう思っているのか?

 



話の流れとしては、Aさん入会→恋人(今の旦那)にカミングアウト→旦那さんも入会→入籍……とのことなんですが、旦那さんは宗教に対して抵抗とか無かったのか聞いてみました。

 

 

私『奥さんと出会う前まで宗教に興味を持っていなかったと思うんですが、抵抗は無かったんですか?』

Aさんの旦那『抵抗はありましたよ。最初は"奥さんが行ってるから仕方なく付き添ってる感"を出してましたしね。でも、そんな風に強がっててもキツかったですね。』

私『やっぱり抵抗はあったんですね』

Aさんの旦那『何よりも"俺より宗教の方が大事なの?"って思いましたもん(笑)』

 

 

ここで娘さんが「トイレに行きたい」と言い出し、Aさんが同伴するため席を立ちました。するとAさんの旦那さんは、Aさんにはあまり聞かれたくないような本音ともとれる言動を語り始めたのです。

 

 

Aさんの旦那『本人(Aさん)は悪気は無いんですけど、付き合う時に言ってきたんですよね、"宗教に入らなきゃ私たち別れるかもしれない"って』

私『えっ(笑)』

Aさんの旦那『それ聞いたとき、「脅しやん」って思いましたもんね(笑)。それで家に帰ってめっちゃ考えたんですけど、宗教のせいで別れるのもバカバカしいな、と思ってそこはグッとこらえて我慢しました(笑)』

 

 

痛恨の判断ミス(*'ω'*)

 

 

私『まあ我慢して受け入れると言っても、リアルな話お金の問題もありますよね?寿にしろ命名にしろ、千円二千円の話じゃないですよね?』

Aさんの旦那『そうですね、お金の問題は大事です。ただ、ああ見えて奥さんの方がケチでもすもんね(笑)俺はゲームとかアニメとか好きなんでバンバン金使っちゃいますね』

Aさんの旦那『ただ私も闇雲に支出するんじゃなくて、自分が納得していないものには1円も出したくないですね』

 

 

つまり宗教には全納得と(∩´∀`)

 

 

 

ここで私のパートナーがAさんの旦那さんに子供の命名に関する疑問をぶつけます。子供が誕生(いわゆる2世)した際には、親が名前を付けたうえで(本名)、命名師さんに宗教名をもらうパターンもOK(本名+宗教名の2つ名前を持っている状態)らしいのですが、Aさんの娘さんの場合、本名=宗教名です。子供の名前にAさん夫妻はお布施をする以外の一切の関与をしていません。『自分の娘の名前を自分で付けたいとは思わなかったのか?』という根本的な疑問です。Aさんの旦那さんはそのあたりは納得してるんでしょうか?

 

 

 

私のパートナー『じゃあ娘さんの命名の時も悩みました?』

Aさんの旦那さん『はい、葛藤がありました』

私『やっぱり普通は親が名前を決めるじゃないですか』

Aさん『いやぁ~やっぱり自分で付けたかったですよ。俺としては本名は本名で名付けて、法名(宗教名)は別で頂く形が良かったんですけど、上の人にゴリ押しをされて…(笑)』

私『やはり本名=宗教名のほうがパワーが強いというか‥』

Aさんの旦那さん『そうですね。私も(宗教名が)良い名前ってのは理解してるんですけど、やっぱり最初の子供だったんで、夫婦で名前を考えたいね~って話はしてたんですけどね』

 

 

ここでAさんと娘さんがトイレから帰って来る

 

 

Aさんの旦那『一番考えたのが、宗教の事で夫婦喧嘩はしたくない、ってことですね。喧嘩するくらいなら素直に受け入れようって思いました』

Aさん『なに?名前の話?』

Aさんの旦那『名前決める時揉めたんじゃないか?って話』

Aさん『あぁ~。私も悩んだけど、どうせ後から宗教名を頂くことになるんであれば、名前が2つあっても面倒くさいかな~って思って。』

Aさんの旦那『子供心にも名前が2個あったら理解が難しいかな?とも思います』

Aさん『だったら最初から仏様の名前を頂いたほうがいいよね~って』

 

 

 

子供には宗教に入会するかどうかの選択肢は与えられておらず、生まれながらにして宗教名を付けられるという罰ゲームのような状態になっているのが何とも心苦しい。

 

 

ここまで話を聞いて1時間半が経過。もう精神的にお腹いっぱいになったので、自分の子供の授乳を理由にしてお開きにすることにしました。

 

 

 

 

平等大慧会の宗教本の内容について



 

 

お別れしようと思ったら『これ良かったら読んでみてください』と言われて押し付けられたのがこれです。

 

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なにこれ?(*'ω'*)

 

 

平等大慧会の本部は教祖である梅本氏のコレクションを展示してある美術館でもあります(海の見える美術館)。厳島神社からの景観を思い切りぶっ壊している例の建物がそれです。その美術館のコレクションを紹介している冊子なんですが、中の文章をちょっと覗いてみます。

 

 

"父は寝る間も惜しみ、宗教家としてまた平和・文化活動家として生涯を駆け抜けました。人の一生とは思えないほど多くのことを後世に残してくれたと思います。私は父の説いた教え『妙法華経』に触れ、その中にある五大原素というものが全ての大本であることや、その『妙法華経』の教えに秘められたことを学んで、やっと父を理解することができ、幼いころから抱き続けた、なぜ父は全ての事に通じているのだろうという疑問に対して答えを得ることができたのでした"

出典:『THE STORY 偉才のコレクター梅本禮暉譽の軌跡』21ページ

 

 

まずこちら。教祖の故・梅本禮暉譽(れいきよ)の娘である梅本博予氏の寄稿文です。娘さんは教祖である父親のことが理解できたっぽいですが、私はちょっと何言ってるのか分からないです(*'ω'*)

 

 

 

さらに、あとがきとして教祖の梅本氏が生前王舎城について語っていた対談が掲載されていたので引用します。

 

 

インタビュアー:『なんという絶景!瀬戸内の海を借景に取り込んだ浄土世界というのか、とにかく、天下の日本三景のひとつを梅本先生の目指しておいでになる宗教的曼荼羅世界に組み込んでいるわけですから、先生のパワーというのか、霊的エネルギーには感服しますね』

梅本氏『(前略)この場所は、経典に書いてある通りの条件にすべて叶う、昔から約束されたところなんです。対岸の厳島神社と海中に浮かぶ赤い鳥居とこの場所は、一寸の狂いもなく一直線上に結ばれた聖地なんです。』

出典:出典:『THE STORY 偉才のコレクター梅本禮暉譽の軌跡』242ページ

 

 

 

 

一寸の狂いもなく一直線上に結ばれた場所に巨大な宗教施設なんか建てるから、景観が台無しになってるんですよね。"昔から約束されたところ"とか言ってますけど、そんなの教祖のさじ加減ですからね(*'ω'*)

 

 

 

 

終わりに…



2020年に平等大慧会の本部である王舎城(海の見える杜美術館)に突撃してから3年半が経ち、もういい加減カルト宗教体当たり取材記事もお腹いっぱいなんですが、いかんせん今回の記事の相手が義理の親族のため、今後も細々と関係が続いていくのかと考えると朝も起きれません(*'ω'*)

 

 

もちろん、私たち家族は入会する気0なんですが、この対談が終わった後も早速『3月にイベントがあるからおいでよ~』って現在進行形で誘われている始末。まあこちらが記事を書くためにグイグイ質問していたから、勘違いしても無理は無いんですけどね。

 

 

実を言うとここまで来たら『イベントなるものに潜入してやろうか‥』って考えも出て来てはいるのですが、そのイベントに潜入して写真を撮りまくって"カルト宗教のイベントに潜入してみた!"的な記事を上げたならば、冗談抜きで宗教団体と当ブログの全面戦争に突入しちゅうので、その好奇心を抑えているところではあります。

 

ってか、何かよく分からずに押し付けられた本を返さないといけないので、また近いうちに会わなければならないのがもうアレです。どうやらこの本はAさん夫妻に娘さんが産まれた時にお祝いとして宗教団体から送られた本らしいのです。何十万もつぎ込んだ見返りが2000円程度の本とは、何かの寓話ですかね?(๑・̑◡・̑๑)

 

 

あと宗教には関係ない話なのですが、後日談としてAさんが『娘が言う事聞かないからあまり娘と一緒にいたくない』とLINEで私のパートナーに漏らしていたそうです。私から見たら、どう考えてもおりこうさんな女の子だったんですけどね。5歳ながらに娘さんも薄々自分の家族のおかしさに気付いているのかもしれません。

 

 

『ご先祖様の供養が~』とかどうこう言う暇があったら、まずは自分の子供に目を向けるのが先じゃないですかねぇ(*'ω'*)

 

 

 
カルト宗教信じてました。 「エホバの証人2世」の私が25年間の信仰を捨てた理 [ たもさん ]

 

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