【保存版】シリーズは、筆者であるツベルクリンが色々なジャンルのネタを好き勝手に書いていくシリーズ記事です。今回は「添乗員おススメの美味しい地域密着型チェーン店」を紹介していきます。そのおかわり記事です。
前回の記事はこちら
観光地において観光客さんは常にぼったくられる危険性にさらされています。『どうせ一回切りなんだからぼったくてっも構わんだろう』という空気がぼったくラーの世界で蔓延してます。そして、観光客さんサイドも"相場"というものが分からないし、旅行中はテンションがハイしている状態なので、ぼったくられている事に気づきません。のんきに食べた料理をインスタ(笑)にアップして"#おしゃれカフェ"みたいにタグ付けしているのです。
そんな危険から観光客さんを守るのが"地域密着型チェーン店"です。地域密着型チェーン店とは、特定の地域を中心に出店している地域限定のチェーン店です。
チェーン店が相手にするのは基本的にはその地域の住民です。決してボッたくることはないのです。つまり、旅行中に食事を取る場合は、"地域密着型チェーン店に地元民のフリをして突入する"ことが一番賢いやり方なのです。
今回は前回ご紹介しきれなかった地域密着型チェーン店をご紹介していきます
<目次>
味の時計台(北海道)
出典:www.ajino-tokeidai.co.jp/
札幌の観光地として知られる時計台は、日本屈指のガッカリ名所としてその名が轟いていますが、ラーメンのチェーン店である「味の時計台」はガッカリさせません。
出典:www.ajino-tokeidai.co.jp/
味の時計台は、ラーメン屋さんであり、北海道のチェーン店ですから当然味噌ラーメンで勝負しているかと思いきや、"台湾ラーメン"みたいな場違いな奴も紛れ込んでいます。
例えば、福岡のラーメン屋チェーン店「一風堂」や「一蘭」は、とんこつラーメンオンリーです。それは、東京に進出しても変わらないのですが、味の時計台さんはメニュー表見る限りブレまくっています。
でも、それはどさん子魂でどうにかなる問題であり、ってかどさん子に必要なのは味噌ラーメン屋さんで台湾ラーメンを食べるような、何事にも動じない柔軟性なのです(๑・̑◡・̑๑)
山田うどん(埼玉県)
出典:https://lifemagazine.yahoo.co.jp/
埼玉県民が埼玉に帰ってきた時、最初に行くのは実家ではなく山田うどんです。
関東圏はどちらかというとそば圏であり、うどんはゲテモノ扱いされています。その文化圏において、山田うどんは君臨しているのです。
さぞ、美味しいうどんを提供してくれるのかと思いきや、自分自身で『山田うどんなら"食べたい"が全部ある‼︎』と言い切っています。つまりは、ライバルは丸亀製麺ではなく、やよい軒やサイゼリアなのです。
甲州ほうとう小作(山梨県)
出典:www.kosaku.co.jp/#
山梨県のご当地フードに「ほうとう」という料理があります。ベクトルとしては、鍋焼きうどんみたいな感じですが、このほうとうを提供するチェーン店が「甲州ほうとう小作」です。
ほうとうの特徴は、麺の太さっていうか面積の広さです。この重量感ある麺が胃袋を襲います。食べても食べても減らない不思議な麺です。
そして、この麺にたどり着く前に、具材の野菜たちが立ち塞がります。必死になって野菜を食べ尽くして『ふぅ〜もうお腹いっぱい♪』と安心したところに、白い悪魔が『…まだまだこれからやで(๑・̑◡・̑๑)』とその図太い身体を覗かせるのです。
ですから、ほうとうを召し上がる際には、その1週間前から断食をして頂き、餓死してからほうとう屋さんに行くことをオススメいたします。
むさし(広島県)
『人生の最後に食べたいものは何ですか?』という問いに対し、『日本人だから、やっぱり握り飯かな~』と答えるような人をツベルクリンは信用していません。そんな教科書的な答えをインタビュアーは期待しているのではありません。
ツベルクリンが人生最後に食べたい食べ物はおにぎりです。日本人ですから握り飯を頬張って死にたいです(∩´∀`)。
最近の風潮として、"おにぎりが一番おいしいのはコンビニ!"みたいな感じになっています。確かにそうなんですが、その風潮に待ったをかけるのが広島県の「むさし」さんです。
飲食店として店舗も持っていますが、むさしの作るおにぎり弁当は広島県民の絶対の信頼を得ています。むさしのおにぎりは、単純な塩握り飯なのですが、この塩味が絶妙なのです。
プロ野球の球団、広島東洋カープの本拠地、マツダスタジアム内にもむさしは出店しています。マツダスタジアムに出店し、万が一マズい店ならばとたんにカープファンから火祭りにあげられますから、その味は広島県民お墨付きと言えます。ぜひ、広島へお越しの際は、むさしのおにぎりを食べ人生を終えましょう(*'▽')
瓦そばのたかせ(山口県)
料理って味も大切ですが、見栄えも大事ですよね。特に料理を盛る器にこだわるお店もあります。料理に合わせた器を使えば、料理も映えますよね♪
ところが、『お皿無いわ~いいや、瓦使おう!』とアグレッシブな決断を下したお店が瓦そばのお店「たなか」です。瓦とはもちろん屋根に乗っかってるアレです。
焼きそばの茶そばverみたいな料理であり、肉や錦糸卵、ネギなどが具材として乗っかってます。まあそれは良いとして、最後の最後の盛り付けの段階でお皿ではなく鉄板でもなく、瓦を使うという凡ミスを犯してしまいました。
創立者の方が『お皿ではなく瓦を使おう!』と言い出しました。明治時代に起こった西郷隆盛が起こした西南戦争において西郷軍が瓦を使って料理した、という故事をパクったようですが、それはあくまで野戦下という緊急の状況でそういう風になったのであり、令和の時代にそんなワイルドな盛り付け方法をする必要はないのです(´・ω・`)。
ただ、やっぱりたかせの瓦そばは美味しいのです。『料理に器とか関係ねぇよ』と説得力のある料理と言えます。
長崎ちゃんめん(山口県)
"ちゃんぽん"と聞けば、長崎名物で有名です。この「長崎ちゃんめん」も長崎県のチェーン店かと思いきや、まさかの山口県発祥です。
そして、"ちゃんぽん"ではなく"ちゃんめん"です。
別に両者に違いはなく、北野武と呼ぶかビートたけしと呼ぶかくらいの違いしかありません。
ちゃんぽん(ちゃんめん)の本拠地は言うまでもなく長崎県であり、長崎県のちゃんぽんのチェーン店としては「リンガーハット」が有名です。
出典:NAVER まとめ[情報をデザインする。キュレーションプラットフォーム]
もちろん「長崎ちゃんめん(山口県)」と「リンガーハット(長崎県)」は別会社であり、『リンガーハットのパクリではないのか?』と疑問が浮かびますが、実は逆で長崎ちゃんめん(山口県)の方が先なのです。
例えるならば、『亜麻色の髪の少女』は島谷ひとみの曲として有名ですが、本来はヴィレッジ・シンガーズが歌ったのが初出、ということに似ています。
島谷ひとみ / 「亜麻色の髪の乙女」【OFFICIAL MV FULL SIZE】
この状況については、長崎ちゃんめんを見かけて『あっ、リンガーハットあるやん!食べよ(*'▽')』と勘違いして入ってくるお客さんもいるでしょうから、ちゃんめんサイドがリンガーハットをパクりだと言って糾弾することは無いのです。平和的共存がなされているのです。
天ぷらのひらお(福岡県)
福岡県ってチェーン店レベルでクソ美味いお店がたくさんあるので、デブにとっては天国なのですが、その福岡県のチェーン店でおススメしたいのが「天ぷらのひらお」です。
基本的にカウンター席であり、目の前で天ぷらを揚げてくれます。そして揚げたての天ぷらをそのままカウンター越しからお客めがけて投げつけてきます。大阪の串カツ方式といいましょうか。
2018年、福岡県民が震撼するニュースが駆け巡りました。イカの不漁のため、天ぷらのひらおがイカの塩辛サービスを休止すると発表したのです。福岡県民にとっては、消費税増税問題が霞むくらいに由々しき問題です。
『なんで天ぷら屋さんでイカの塩辛?』と気にするのは、福岡県民以外であり、福岡県民はそんな細かいことは気にしない県民なのです。ひらおのイカの塩辛は柚子が混ざっており良いアクセントになっているのです。テーブルに置いてある無料の塩辛を食べるために、席代として天ぷらを注文している感さえあります(もちろん、天ぷらも美味しいですよ)
なお、現在ではイカの塩辛サービスが復活しており、福岡にも平和が訪れました。塩辛の御土産も店舗にて販売されていますので、おうちでも天ぷらのひらおごっこが楽しめますね♪
終わりに‥
ご覧いただきありがとうございました。
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