日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【ざつだん】アドバルーン広告の魅力【絶滅危惧種】

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【ざつだん!】シリーズは、私ツベルクリンが日々考えていることを垂れ流していく日常系記事シリーズです。今回のテーマは、絶滅危惧種化しているアドバルーン広告の魅力についてです。

 

 

青い空に届くかのように掲げられるアドバルーン。その姿は、何とも言えない魅力があり、アドバルーンを眺めているだけで日が暮れた日もあったと言えば嘘になります。

 

「アドバルーン」とは、その名の通り、広告が入った風船です。厳密に言うと、アドバルーンとは気球っぽいやつだけを指します。その気球に『広告付けて空に浮かべたら何か良くね?(*'ω'*)』って気が付いて広告が付いたものを"アドバルーン広告"といいます。最初に気づいたのは日本であり、つまりアドバルーン広告は日本発祥なのです。

 

アドバルーン広告の歴史は意外と古く、1913年に日本の化粧品メーカーが広告を付けて飛ばしたのが最初といわれています。

 

1936年に起こった「2・26事件」では、反乱を起こした兵士たちに対し投降を促すアドバルーンを掲げました。非常事態においても日本人はアドバルーン大好きっ子だったのです。

 

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出典:二・二六事件 - Wikipedia

 

戦時下になると、アドバルーンは"兵器"に使える道具として考えられるようになりました。当時の日本軍は『気球に爆弾付けて飛ばしたらヤバくね?』と考え、アメリカに向けて風船爆弾を飛ばしました。日本からアメリカに向けて偏西風(ジェット気流)が流れており、これを利用したのです(アメリカは当時まだジェット気流の存在を知らなかったとされています)。

 

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出典:風船爆弾 - Wikipedia

 

風船に爆弾を付ける、とかいうガキっぽい兵器ではありましたが、当のアメリカはめっちゃビビっており、終戦後日本のデパートがアドバルーンを掲げようとしたら『風船爆弾っぽいからやめろ!』とアメリカ側が文句を言ってきたくらいです。

 

 

戦前を"第1次アドバルーン広告ブーム"とするならば、第2次アドバルーン広告ブームは昭和30~40年代と言えます。

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出典:厚木一番街商店街振興組合

 

 

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アドバルーン広告は昭和を象徴するものであり、見ているだけで昭和感に包まれます。もちろん、私は平成生まれで昭和を生きてはいませんけど、そんなの関係ありません。感じちゃうのです(*'ω'*)

 

そんなアドバルーンも、近頃はめっきり見なくなりました。

 

  • 高層ビルが乱立するようになり、アドバルーンを上げても広告が見えなくなった
  • 市町村の条例などでそもそもアドバルーン設置が禁止されるところも増えた(景観を守るため、事故防止のため等)
  • 広告の主流がネット広告に移った

 

まあ、減った理由は色々あると思います。アラサーの私の記憶では、それでも平成10年前後くらいまでは、まだアドバルーンは結構見かけた記憶があります。やはり、ネット広告が一般的になり、超アナログ方式なアドバルーン広告が廃れていくのは、自然の成り行きなのでしょう。

 

 

 

そんな一方で、アウトローな私にはあるアイデアが浮かんできちゃうのです。『アドバルーン広告で自分のブログを宣伝できないだろうか‥?』と。

 

他のブロガーさんは、SEO対策だとかSNSとの連携だといった風に、ネット上コンテンツを使用したブログの拡散方法しか論議しません。ブログというネットの産物だからこそ、逆にアナログ方式で攻めてもいいと思うのです。

 

イメージとしてはこんな感じです。

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こんなん東京のド真ん中に掲げたら、アクセス爆上げ間違いなしだし、たぶんどこか偉い立場の人から怒られます。

 

もっとも、アドバルーン広告で推奨される広告文字数は13字以内です。それ以上だと、重くなりすぎて浮かびにくくなってしまうそうです。『日常にツベルクリン注射を‥』は、"‥"の部分を入れてちょうど13文字です。まさに、アドバルーン広告にうってつけのブログ名と言えますね!(*'ω'*)

 

 

 

気になるのはそのお値段。

アドバルーン、ラジコン飛行船なら有限会社メイクス

こちらの、2000年代初期のホームページの雰囲気が色濃く残っている有限会社メイクスさんを参考にしてみました。

 

 

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まあ、飛ばすとしたら多分1本で良いと思うのです。この料金表の詳細は以下の通りです。

 

  • 上記金額には「機材レンタル」「設営撤去費」「現場スタッフ人件費」「アドネット(広告部分)製作費」が含まれています
  • ヘリウムガスは別途です。1球膨らますのにヘリウムガス1本必要です。1本25000円。
  • 掲出時間は7時間です。時間延長は1時間3500円
  • アドバルーン掲出は屋外広告物の申請が必要です申請金額は市町村によりますが、当社で申請代行する場合は15000円程度必要です。
  • スタッフの交通費&宿泊費は別途です。

 

まとめると、私個人が『日常にツベルクリン注射を‥』のアドバルーン広告を掲げようと思ったら、基本料金5万円+ヘリウムガス代2万5000円=7万5千円(7時間)+スタッフ交通費など…となります。

 

 

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ところで、詳細にもあるように、アドバルーンを掲げるためには各市町村に事前申請が必要です。申請は、各市町村のアドバルーン課みたいなマニアックな部署に尋ねてみてください(たいていは建築課とか都市生活課とかそのへん)。クソめんどくさい書類の申請のほかに、アドバルーン手数料という名のみかじめ料を支払わなければなりません。

 

主要な都市のアドバルーン手数料は以下の通りです。

 

東京都2850円(1か月有効)

名古屋市700円(3か月有効)

大阪市500円(1か月有効)

福岡市1000円(1か月有効)

 

「アドバルーン 申請料 大阪」みたいなワードで検索すると各市町村のアドバルーン手数料が出てきます。人口などを考慮すると、ブログ宣伝アドバルーンは大阪市で掲げるのが一番コスパが良いみたいです。

 

まあ、申請がめんどくさいんだろうな~ってのは想像に難くないです。前述した有限会社メイクスさんは、申請代行を1万5000円で受け付けているようです。申請代行ってのが、メイクスさんのボッタくりどころなのでしょう。

 

そもそも、なぜアドバルーンを掲げるのに数万円も必要かと言えば、アドバルーン監視員の人件費が含まれているからです。

 

 

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アドバルーン監視員は、この写真のように、ただアドバルーンに異常が無いか見張るだけの人です。存在意義を見失いかねない危ない仕事です。

 

 

広告用バルーンの監視役!『アドバルーン監視』のバイト内容と評判 | ARBEIT PROJECT

こちらのサイト様によると、アドバルーン広告を掲げている間、ずっと屋上にいてアドバルーンを見守り続ける仕事だそうです。先ほどのメイクスさんの例だと、1日の基本時間が7時間なので、労働時間もその程度と思われます。日給は8000円前後とのことです。

 

ただ見てるだけの人に費用を払うため、アドバルーン基本料金に上乗せされているかと思えば、ムカつきます(*'ω'*)。理想は、自分のブログ宣伝用アドバルーンを屋上でブログ書きながら自分で監視するのが一番コスパ良さそうです。『自分で監視します(なので安くしてください!)』と言えるかどうかによります。

 

 

そして、根本的な話ですが、数万円もかけて宣伝するほど自分はこのブログのことを愛しているのか?っていう疑問がアドバルーンのように浮かび上がってくるのです。

 

 
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