【時には昔の雑誌を‥】シリーズは、筆者であるツベルクリン所有の昔の雑誌を、解説を入れながら読んで行くシリーズ記事です。今回は1981年(昭和56年)発行の『日本と世界の路面電車』をご紹介してまいります。その【日本国内編】です。
この雑誌は、今からおよそ40年前の1981年(昭和56年)に、当時の日本交通公社(現在のJTB)が発行した雑誌です。当時の日本や世界の路面電車(および路面電車が写る風景)の写真をただ見せつけてくるだけの写真集になっています。もちろん、私も生まれていないし、読者の方もきっと生まれていないはずです。昔だもん(*'ω'*)。
ただ、生まれていなくても、心の琴線に触れる絶妙に懐かしい写真が目白押しです。今回は、ひたすら路面電車の写真を皆様に見せつけていこうと思います。
撮影地:東京
東京は令和の現在でも路面電車が活躍しています。
撮影地:東京
下町って感じするもん。
撮影地:大阪府堺市
電車と電車の立体交差っていいよね。
撮影地:岡山県岡山市
背景の無機質なコンクリートのビルが良い味出してるもん。
この無機質ビルディング、今もあるんやで。(Googleearthより)
岡山市もまだまだ路面電車が現役です。
撮影地:長崎県長崎市
撮影当時は最新型の電車でした。この電車、クーラー付いてたんだぜ(*'ω'*)。昔の電車は扇風機しかなかったのよ。
撮影地:広島県広島市
乗客が降りていく様子さえ絵になるわ。
撮影地:長崎県長崎市
背景の景色を見ると、長崎がいかに坂の街なのか分かりますね。
撮影地:熊本県熊本市
車の形もモダンだもん。
撮影地:北海道札幌市
雪景色の中を走る路面電車も風情があっていいですね。
撮影地:広島県広島市
今は存在しない旧広島市民球場と路面電車のコントラスト。
撮影地:京都府京都市
現在の京都・嵐山にある嵐電(京福電気鉄道)の嵐山駅。その真上に、日本初の女性専用ホテル「嵐山レディースホテル」とかいう中から総長が出てきそうなアバンギャルドなホテルがかつて存在しました。
このレディースホテルは、1974年(昭和49年)に開業し、2002年まで営業していました。現在は、ちょっとリッチなカプセルホテル「ファーストキャビン京都・嵐山」になっていたんですけど、たぶんコロナの影響で2020年4月に閉業してしまいました。立地的には最強だったんですけどね…。
撮影地:岐阜県岐阜市
風情がある街並みを抜けていくのも素敵です。
撮影地:愛媛県松山市
観光地の道後温泉駅です。駅舎もバスも風情があるわ。
愛媛県の路面電車は伊予鉄道が運営していますが、愛媛県内における伊予鉄さんのパワーは強力です。高度経済成長期、モータリゼーションが進みあちこちで路面電車が廃止されていったんですけど、松山市はいまだに路面電車王国です。
駅舎は1986年(昭和61年)に新しく再建されました。
でもね、前の駅舎の資材をリサイクルして新築したんですよ。そういう精神大事です。
撮影地:大阪府大阪市
大阪市住吉区にある住吉大社周辺のお正月の様子です。初詣客で混みあってるし、路面電車も間隔開けずにガンガン来まくってます。
商店街の中を突き抜ける路面電車。
路面電車と駄菓子屋。
撮影地:岐阜県岐阜市
昔のおばあちゃんってこういう服装してたよね。スカーフみたいなやつ巻いてるし足袋だし。
ではここでファッションチェックとまいりましょう。
20代前半くらいの女性でしょうか。シャレオツだもん。そしてそれを台無しにするミッキーマウスのポーチね(*'ω'*)
ピンクだもん。林家ペーパー子かよ(*'ω'*)
いつの時代だって少年少女はこういう体勢で外の景色を見たいわけです。泥だらけの靴も味があります。ウンコ踏んでたら最悪ですけどね。
夕陽と路面電車。シルエット姿さえ美しいです。
2020年現在、日本において路面電車が走る都市は以下の都市になります。
札幌市・函館市・東京23区・富山市・高岡市(富山県)・豊橋市(愛知県)・福井市・京都市・大阪市・堺市(大阪府)・岡山市・広島市・高知市・松山市(愛媛県)・長崎市・熊本市・鹿児島市
路面電車のある街へお出かけの際には、ぜひ路面電車に乗ってみましょう。次回は、外国の路面電車をご紹介していく予定です。
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