【同情するなら土産くれ!】シリーズは、現役添乗員のツベルクリンが日本各地のおススメのお土産をご紹介していくシリーズ記事です。今回はその【番外編】です。【番外編】では、お土産としては不向きだけど、その地域でしか販売していないご当地フードをご紹介していく感じになっているっぽいです。
前回の第1回【番外編】はこちら
www.tuberculin.net
この記事を書いたときは、続編を書くのか分からなかったので"たぶんその①"としています。そして、今回私の要望に応えて"第2弾"をお届けすることになりました!!
ご当地フードの特徴は、
①基本的にある地域限定の販売である
②例えば"白い恋人(北海道)” のように他県の人にはあまり知られていない
③なおかつ、現地住民はそれが"ご当地フード"ということにあまり気づいていない(日本全国どこにでもあると勘違いしている)
以上の特徴が挙げられます。これらのご当地フードは、その地域のスーパーマーケットやコンビニ、個人商店なんかにいくと販売していたりします。その地域に埋もれてしまっているご当地フードを紹介し、日本の地域経済を発展させ、景気を回復させることが当シリーズの目的です(´・ω・`)
ではまいりましょう!
<目次>
ガラナ(北海道)
出典:ガラナ飲料 - Wikipedia
北海道は、ご当地フード(ドリンクも含むよ)の宝庫だと思います。その北海道でご紹介するご当地フードは「ガラナ」です。飲料メーカーのキリンを始め、北海道のいくつかの飲料メーカー製造販売しています。
ガラナっていう実があるのです。
出典:ガラナ - Wikipedia
餓死する寸前まで手を出さないレベルの見た目をしています。このガラナの実のエキスを配合している炭酸飲料なのです。
見た目は完全にコカ・コーラです。味は、コカ・コーラよりもフルーティーというか薬っぽいというか、イソジンの味がするというか‥とにかく美味しいです(´・ω・`)
ガラナはもともと北海道限定では無かったのです。ガラナが誕生したのは1958年(昭和33年)です。全国清涼飲料協同組合連合会というなんか糖尿病になりそうな団体が開発したのです。
背景は「もうすぐ日本に"コカ・コーラ"が入ってくるでやんす!!」という危機感でした。当時はコカ・コーラは日本人には浸透しておらず、ホテルやゴルフ場に置いてあるだけでした。しかし、近い将来必ずコカ・コーラが一般層に浸透すると見込んだ全国なんとか連合会は、コカ・コーラに対抗すべく独自の炭酸飲料を開発しました。それがガラナなのです。
最初のうちは、ガラナは日本全国に浸透しましたがその後すぐにコカ・コーラが爆発的なヒットとなり、日本全国のガラナはほぼ全滅しました。しかし、北海道へのコカ・コーラの普及が他地域より遅かったので、コカ・コーラ側がぐずぐずしている間に、北海道にガラナが普及したのです。
北海道へ来たら、吹雪の中で飲むガラナは最高だし、凍死します(*´ω`)
長命寺式の桜餅(関東地方など)
みんな大好き桜餅、おそらく大半の方が毎日食べていると思いますが、読者の方は「桜餅」と聞いて、次の
「A」と
「B」のどちらの和菓子を思い浮かべますか?
「A」パターン
続いて「B」パターン
「A」パターンは、「長命寺式桜餅」とよばれ、関東発祥の作り方です。対して「B」パターンは、「道明寺式桜餅」と言われ、関西発祥の作り方です。
長命寺式は、長命寺の前でこの桜餅を売り始めたから、道明寺は道明寺粉というそのお寺発祥のもち米の保存食から作られたから、という理由でそれぞれ名前が付けられています。
それぞれの特徴ですが、
長命寺式→皮は小麦粉から。あんこはこしあん
道明寺式→もち米の中にあんこ(おはぎの逆)、あんこはつぶあんorこしあん
という違いがあります。ツベルクリンは、「B(道明寺)」パターンの桜餅になじみがあります。そして、関東の「A(長命寺)」パターンの桜餅を見た時は、あまりのカルチャーショックに膝から崩れ落ちました。
日本全国で見たら、どちらが多いのでしょうか?
長命寺ざまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(´・ω・`)
つまり、「A(長命寺)」が少数派であり、ご当地感が強いということです。
気になる点が1つ。秋田県は東日本だからいいとして、どうして西日本のド田舎の島根県が「A(長命寺)」派なのでしょう?東京かぶれがはなはだしいです(´・ω・`)
これに関しては、よく分かっていません。島根県の人口は、71人しかいないのですが、もし読者の方で島根県の方がいらっしゃったら理由を教えてください(*´▽`*)
はんごろし(徳島県)
もし「全日本物騒な名前の食べ物選手権」 があったら、少なくともシード権は獲得できるであろう食べ物が徳島県にありました!「はんごろし」です。
名前が驚愕過ぎて、出オチ感ハンパないのであんまり解説する気も起きないんですが、
うるち米ともち米を配合し、あんこをつつんだものをきな粉でまぶした食べ物です。
もち米とうるち米を"半分だけ"潰して作るので"はんごろし"と名付けられています。お米の食感が多少残っているのです。
ちなみにお気づきでしょうが、全部潰して作って場合は、"みなごろし"になります。徳島県民のご自宅にお邪魔して、陰から『今日は"はんごろし"にしようか、それとも"みなごろし”にしようか‥』という会話が聞こえてきても、身に覚えが無ければたぶん大丈夫です。身に覚えがあったら、とにかく逃げてください。
きな粉をまぶしていますから、表面にはたぶん名付けるとしたら「大豆くん」みたいなキャラクターが笑顔で「はんごろし」をアピールしています。この「大豆くん」は足は生えていますが腕がありません。きっと、「はんごろし」された後なのでしょう。
徳島県内では今日も『〇〇さん、"はんごろし"と"みなごろし"どっちが良いですか?』という会話が飛び交っているのです。
ミキ(鹿児島県・奄美大島)
ツベルクリンは、添乗員という仕事柄、常日頃から日本全国(たまに世界へも)津々浦々どこへでも飛ばされます。鹿児島県の奄美大島へも飛ばされました。
ツベルクリン撮影です。ちなみに12月撮影です。「冬?枯れ葉?何それ?」といった感じで、12月感は皆無です(´・ω・`)
吉幾三の『♪テレビもねえ ラジオもねえ 車もそれほど走ってねえ~!』感あふれる場所だと行く前までは思っていたのですが、意外と電気はありそうです。
離島であればあるほど、その島内で生活を完結させなければならないので、ある程度の商店は揃うようになるんですね~(*´ω`)
その奄美大島限定のご当地ドリンクが「ミキ」です。ただ、「ミキ」って単語のみでYahoo!画像検索かけると
の方が出てきて困ります(´・ω・`) こっちはお笑い芸人の「ミキ(三木さん)」です
私が紹介したいのはこっちです
カルピスのような甘酒のような石膏のような‥とにかく白い液体です。原材料はお米、サツマイモ、砂糖を発酵させた飲み物です。
もともとは神事の際に奉納されていた飲み物で、つまり「お神酒(おみき)」から名前が来ているのです(´・ω・`)
原材料がお米とサツマイモなので、炭水化物と炭水化物の夢のコラボレーションであり、"ごはんはおかず感"あふれる飲み物なのです(自分でも何言ってるのか分かりません)
現地の人々は、夏バテ防止のために飲むそうです。味は発酵が進むにしたがって酸味が出てくるようです。保存料を使用していないので日持ちは10日~2週間くらいです。
発酵しますから、賞味期限が迫ってくると容器がパンパンに膨れます。爆発する前にお召し上がりください。
ちなみに、ここだけの話ですが、人生においてツベルクリンが"最後まで飲みきれなかった"飲み物が2つあります。香川県小豆島の醤油サイダーと奄美大島のミキです。なぜ飲みきれなかったのかは詳しくは話しません(´・ω・`)
それでも飲んでみたいという方、楽天さんでネット注文できますよ♪
まとめ
ご覧いただきありがとうございました!!
たぶんこの【番外編】は、第3弾もやると思います。twitterでは、『ツベルクリン@現役添乗員』名義で、【同情するなら土産くれ!番外編】と題し、ブログ本編で扱っていないお土産をご紹介しています。ぜひイイねを乱押ししてくださいね(^o^)