【ツベルクリンwalker】は、様々な観光地を添乗員である私ツベルクリンが徹底的にガイドしていくシリーズ記事です。今回は、岐阜県の小京都である「飛騨高山(ひだたかやま)」をご紹介していきます。
前回の当シリーズの記事はこちら
飛騨高山とは、岐阜県のど田舎です。ど田舎の良い所は、昭和期に全国各地で行われた開発に良い意味で取り残されたことです。そのため、古き良き街並みが今も残っているのです。
今回は、飛騨高山にスポットを当ててご紹介していきましょう。
<目次>
飛騨高山の概要
岐阜県の全体図です。黄緑部分が高山市です。面積が2177km²もあります。大阪府や香川県よりデカいです。平成の大合併でまわりの市町村を吸収しちゃいました。ただ、そんなにデカいのに人口は8万人しかいない模様。土地の無駄遣いパネぇっす(*'ω'*)
飛騨高山へのアクセス
飛騨高山エリアの最寄り駅はJR高山駅です。もうそのまんまですわ。名古屋駅から特急列車ワイドビューひだが運行しています。
飛騨高山の中心部のマップはこちらです。
写真スポットは、赤枠の中橋と青枠の古い町並みでしょう。飛騨高山の古い町並みは、上一之町、上二之町、上三之町の3本のストリートが並んでいるのですが、一番それっぽいのが上三之町です。後ほどご紹介しますので、チャンネルはそのままで(*'▽')
飛騨高山へ行こう♪
飛騨高山のパンフレットによく出てくる「中橋」です。先ほどの地図上赤枠の場所です。朱色の美しい橋です。そして、「朱色にしとけば和風っぽくなるよね」感がにじみ出ています。
流れているのは宮川です。飛騨高山は水に恵まれた町です。溺れるならこういう川がいいですよね!
橋を渡りました。この何でもない交差点が、春の高山祭(たかやままつり)において、からくり人形の演目が行われる場所になるのです。
こんな感じです
からくり人形の演目を見ています。ゴミが人のようだ!!!( ゚Д゚)
高山祭は、毎年4月と10月に行われるたくさんの人を見に行くお祭りです。写真に写っている神輿のようなものは「屋台(やたい)」といいます。高山の各町が独自の屋台を持っており、祭りの時期に町中をうろちょろしながら観光客に見せつけるのです。
マツモトキヨシがこじんまりしています。景観条例があり、出しゃばると怒られます。
飛騨高山と言えば朝市が有名です。白いテントはお店であり決してホームをレスした方々ではありません。
桃が売ってます。
こちらは、味噌ですね。飛騨高山の旅館に泊まったら150パーセント食事に朴葉味噌が出てきます。
見た感じ吐瀉物に見えますが、もらいゲロしてはいけません。ご飯に乗っけるとご飯2杯くらい食べられます。3杯目以降はご飯のムダ遣いです。
朝市は高山陣屋の前でやっています。陣屋というのは、江戸幕府直属の役場のような建物です。
飛騨高山は、江戸時代、江戸幕府の直属の領地でした。現在の高山市は90%以上が森林です。江戸時代は今以上に木材の需要が高かったので、木材が得やすい高山を幕府は自分の領地としたのです。江戸時代の陣屋が現存しているのは実はここだけです。
高山陣屋の脇に山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)の銅像があります。山岡鉄舟とは、幕末に活躍した幕府側の剣豪です。彼にはいろんな逸話があるのですが、紹介するのめんどくさいので、詳しくはwikipediaでも見とけばいいよ(*'ω'*)
彼のお父さんが高山に転勤になったので、彼も幼少時代は高山に住んでいました。高山は彼にとって第二の故郷なのです。
飛騨地方の名物といえば、みたらしだんごです。1本80円です。インフレにも負けない価格設定です。観光地価格なんて存在しないのです。
飛騨のみたらしだんごは、甘くない醤油味です。そして非常に弾力があるだんごで、下手すりゃ銀歯がやられます。
小さい木像のお店です。雰囲気あっていいですね♪
街中にこのような無駄なスペースがあります。無駄なくせに"NO PARKING"とは(о´∀`о)。このスペースは、高山祭の時期にその町の屋台を展示するスペースなのです。
こんな感じで
車輪が付いているので、時間になったら町中を練り歩きます。市中引き回しの刑です。
スペースの前には可愛い銅像が♪
思いきり全裸ですが、これくらいの小ささならGoogleポリシー違反ではありません。
飛騨牛ステーキを食べさせてくれる、お洒落なステーキハウスです。
なお値段。貧乏人は素直にみたらしだんごを咥えておきましょう(๑・̑◡・̑๑)
飛騨高山は、豪雪地帯です。消火栓も雪で埋まらないように飛び出しちゃってます。豪雪地帯の雪対策を発見するのも町歩きの面白いところです。
岐阜県民が死んだ後仏壇にお供えされたい食べ物第1位が明宝ハムです(ランキングは当ブログ調べ)
明宝ハム360g1本岐阜/特産/明宝/めいほう/ハム/プレスハム/
1本1000円以上と、ハムのくせにふざけた値段です。岐阜県民がこのハムを食べるのは、お祝い事があった時です。お祝い事が無いのに食卓に明宝ハムが出てきたら、『‥‥あっ今日、一家心中するんだ(*^ω^*)』と前もって覚悟をきめることが出来ます。
古い町並みまで来ました。前述したように、メインストリートは3本あり、その中でも上三之町(かみさんのまち)が1番それっぽいです。
地面をみると、なんか2本の線があります。これは、高山祭の時に屋台が通った轍(わだち)なのです。言われないと分からない事を言っちゃうのが当ブログのポリシーです。道幅いっぱいいっぱいなのが分かります。
ですから、道で高山祭を見学していたら屋台にひかれます。では、どこで見ると良いかと言うと、建物の2階から見るとちょうど目の高さに屋台が見えるようになってます。
こちらも、屋根の上に通路が設置されています。これも言われないと気づかないでしょう。
これら2階から高山祭を見る方法は簡単です。ここにお嫁に来るか養子になればいいのです(๑・̑◡・̑๑)
飛騨牛の握り寿司屋さんです。立ち食いスタイルです。ステーキは手が届かない貧乏人さんでも、寿司なら大丈夫ですね!2貫で700円ですけど(๑・̑◡・̑๑)
見た感じ何のお店か分かりませんが、産婦人科です。観光中にいきなり『力んで‼︎頭が見えてますよ‼︎』状態になっても大丈夫です(๑・̑◡・̑๑)
以前当ブログの【同情するなら土産くれ】シリーズにおいて、大のや醸造を紹介いたしました。
この上三之町の通りにお店があります。味噌と醤油が絶品です。ここの醤油を飲んで高血圧で死ねたら本望です♪
酒屋さんもあります。屋根にぶら下がっている丸い物体は、杉の葉を集めてボール状にした「酒林(さかばやし)」といいます。
新酒が出来た時に、新しい酒林を作ってしめ縄を付けます。右のお店はその状態になっているので、事情を知っている人は『ああ、この酒屋は新酒出たんだな』とわかります。
言い換えると、左のお店のように酒林がボロボロならば『いえ〜い!お酒めっちゃ熟成しちゃってますよぉぉぉぉぉぉ』ということになります。当ブログを読んでいると、突如として無駄知識に襲われることがあります。
どの季節に来ても楽しめます。雪まみれになりたい方は、ぜひ厳寒期にお越しください♪
人まみれになりたい方は、高山祭の際にお越しください。2019年の秋の高山祭の日程は10月9日、10日です(なお、今からじゃホテルの予約取れない模様)
終わりに‥
次回の【ツベルクリンwalker】シリーズは、世界遺産の白川郷をご紹介します。ぜひご覧ください。
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