日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【即位の礼記念】添乗員が徹底ガイド~伊勢神宮・外宮~

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ツベルクリンwalker】は、様々な観光地を添乗員である私ツベルクリンが徹底的にガイドしていくシリーズ記事です。今回は、伊勢神宮外宮(げくう)をご紹介していきます。

 

前回の当シリーズの記事はこちら

www.tuberculin.net

昨日から10月22日の即位礼正殿の儀(即位の礼)記念と題しまして皇室にゆかりの深い観光地をご紹介しています。本日は三重県の伊勢神宮、その外宮をお参りいたしましょう。

 

もし、日本中の神社が1つの企業だとしたら伊勢神宮は社長もしくは会長ポジションです。読売グループの渡辺恒雄氏、ソフトバンクの孫正義氏、『アンパンマン』のジャムおじさん氏、などの立場です。日本の神社のトップに君臨する神社なのです。

 

単純に伊勢神宮と言っても、末端のお宮を合わせると125のお社があります。基本的に"伊勢神宮"とか"お伊勢さん"と呼ぶときには、それは伊勢神宮の外宮と内宮の2つを指します。外宮にはトヨウケノオオミカミさま、内宮にはアマテラスオオミカミさま、がいらっしゃいます。今回は伊勢神宮の外宮をご紹介していきましょう(内宮は次回)

 

 

<目次>

 

 

伊勢神宮・外宮へのアクセス

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出典:https://www.kankomie.or.jp/

伊勢神宮は三重県にあります。頑張ってお越しください。

 

 

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出典:https://www.toba1ban.co.jp/

伊勢神宮の外宮と内宮はそれぞれ違う場所にあります。歩くと1時間以上かかります。外宮と内宮を行ったり来たりの魔のループにはまっている三重交通バスさんが運行していますので利用しましょう。

 

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トヨウケノオオミカミさまについて

 

今から2000年くらい前のことです。自分が鎮座するための快適な場所を日本中探し回っていたアマテラスさまでしたが『ここにしよ♪(^o^)』と居座ったのが今の三重県です。

 

500年経ったあと、ふとアマテラス様は思いました。『‥ウチの専属の料理人が欲しいなぁ~』と。そこで、アマテラス様はこれまた日本全国を探し回り、料理が上手い神様を探し求めました。そして、今の京都府天橋立付近にいたトヨウケノオオミカミを見つけ、スカウトしたのです。

 

現在でも、外宮ではアマテラスさまにお供えする用のお料理を朝と夕作って、外宮境内の御饌殿(みけでん)にお供えしています(御饌殿は見学不可)

 

 

外宮の境内図

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外宮に到着して、まず目指すべき場所はご正殿(本宮)です。こちらに、トヨウケノオオミカミさまがいらっしゃいます。お参りは二礼二拍手一礼です。ちなみに、伊勢神宮では個人の要望をお願いしてはいけません。伊勢神宮は日頃の感謝や世界平和などをお願いする場所なのです。

 

では、どこで個人の要望を受け付けているのかというと、別宮です。伊勢神宮の外宮には、別宮として「風宮」「土宮」「多賀宮」の3社があります。このうちの多賀宮で個人の欲望を吐き出すのです。

 

誤解を招きそうな言い方ですが、トヨウケさまもアマテラスさまも二重人格なのです。ご正宮にいらっしゃるトヨウケさまは清く正しい落ち着いた状態の神さまです。ご正宮で個人の欲望を吐き出しても『これこれ、そんな欲を出してはいけませんよ』と却下されてしまうのです。

 

一方、別宮の多賀宮にいるトヨウケさまはアバンギャルドな性格であり『個人の欲望?そんなんここで吐き出したらええで!!』と言ってくれるはずです。このようなアバンギャルドな性格を「荒御玉(あらみたま)」といいます。荒御魂なほうの神さまがいらっしゃるのが別宮(外宮では多賀宮)なのです。

 

 

外宮をお参りしよう

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外宮も内宮も、境内に入る前に橋を渡ります。外宮は火除橋(ひよけばし)、内宮は宇治橋といいます。外宮左側通行内宮右側通行です。この違いは、「手水場がどっち側にあるか」の違いです。別に深い意味はありません。

 

上の写真は、外宮の入り口火である火除橋です。左側通行で渡りましょう。真ん中は神様がお通りになります。もし、読者の中で神様がいらっしゃったら、真ん中をお通り頂いて結構ですし、ついでに私に幸運を授けてくださいませ(∩´∀`)。

 


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各自読んでおいてください。

 


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「下乗」と書いています。もし、読者の方でここまで神輿や馬に乗って来たよ~って方がいたらここで降りてくださいね。

 


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橋の手前に見張り所があって、ここにカラーの境内図(外宮内宮両面印刷)が置いてあります。実は、このマップって内宮には置いてないんですよね。警備員さんに二礼二拍手一礼をしてからお受け取りください。

 


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手水場です。外宮は進行方向左側にあります。

 

 

 

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鳥居の前では一礼してから進みましょう。一礼している人に向かって膝カックンしてはいけません。

 


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涼しそうに見えますが、クソ蒸し暑いです。

 


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境内は禁煙です。禁煙ってことは、たぶんネズミ花火も禁止です。

 


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神楽殿(かぐらでん)が右側に見えてきます。御朱印所とお守り授け所です。外宮と内宮で販売しているお守りは同じなので、好きなほうで購入してください。

 

ちなみに、伊勢神宮にはおみくじがありません。『お伊勢さんに来た日なんて大吉に来まっとるやないかい!!』というハートフルな思想からです。

 


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ご正殿(いわゆるご本殿)と隣に空き地があります。伊勢神宮は20年に1度、お宮を全部ぶっ壊し、新しく作り直すという祭事をおこなっています。これを「式年遷宮(しきねんせんぐう)」といいます。

 

作り直す際は、同じ敷地ではなく、すぐ隣のスペースに建てるのです。そのため、伊勢神宮のお社の隣にはスペースが確保されているのです。

 

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ご正宮です。ここでは、日ごろの感謝をお伝えください。鳥居の中は写真NGです。鳥居の外なら写真OKなっしー。

 


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では、別宮へ行きましょう。お参りの順番としては、多賀宮⇒土宮⇒風宮の順です。

 


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別宮へ向かう際に大きな石があります。亀石と呼ばれています。亀のような形をしています。たぶん、亀石って言われても『うん?‥あぁ~‥』くらいにしか反応できません。

 


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先に見えてくるのは風宮です。風の神さまです。

 


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先ほども紹介したように、20年に1度式年遷宮を行いますから、新しいお宮建設用の敷地が隣に空けられています。

 


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地主の神様、土宮です。お参りの順番は、多賀宮が最初なのでとりあえずスルーします。

 

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このクソ暑い日に階段かよ(´・ω・`)

アバンギャルドな性格のほうの神様ですから、これくらいのイタズラは想定内です。

 


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100段くらい階段があります。

 


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二重人格であるトヨウケさまのアバンギャルドなほうの性格の神さまがいらっしゃる多賀宮です。きっと、アバンギャルドですからお宮の中で矢沢永吉でも聴いているんでしょう。

 

あとは来た道を帰ります。鳥居をくぐるときには、振り返って一礼するのを忘れずに!

 

 

終わりに‥

外宮をお参りした後は、内宮へ向かいます。次回の【ツベルクリンWalker】は、「伊勢神宮・内宮」編をお送りいたします。

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