日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【ツベルクリWalker】新天皇即位記念~吾平山上陵(鹿児島県)~

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【ツベルクリンwalker】シリーズは、現役添乗員であるツベルクリンは日本の観光地を徹底ガイドしていくシリーズ記事です。今回は、初代天皇神武(じんむ)天皇のお父さまが眠られている吾平山上陵(あいらさんじょうりょう)をご紹介いたします。

 

前回の記事はこちら

www.tuberculin.net

 

 

当シリーズ【ツベルクリンwalker】は、2つの更新目的があります。

①今後、読者の方が行くであろう観光地を紹介することで、実際の旅行に役立てて貰おうとする趣旨の記事

②今後も読者の方が絶対行かないようなマニアックな観光地を紹介することで、もう行った気分になって貰おうとする趣旨の記事

 

今回の「吾平山上陵」は、絶対的にです(๑・̑◡・̑๑)。②なんですが、天皇家の祖先(という設定)であり、皇族の方にはゆかり深い場所なのです。退位なさった上皇さま、美智子さまも新婚の際にわざわざ足を運ばれています。

 

今回は、天皇家にゆかり深い場所、吾平山上陵をご紹介いたします。

 

<目次>

 

 

吾平山上陵について

まず根本的な話ですが、吾平山は"あいらさん"と読みます。あいらさんはこちら

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出典:吾平山上陵(あいらさんりょう)|観光スポット

 

 


 

元広島東洋カープの新井さん(あらいさん)はこちら

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日本の観光地には、神話とか天皇家の家族関係を知っておかないと、チンプンカンプンな場所もあります。吾平山上陵には、初代天皇(という設定)の神武天皇のお父さまにあたるウガヤフキアエズノミコトという神様が眠っています。

 

その時代の系図がこちら

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神話について話すと面倒くさいので、詳しくは当ブログにおいて遠い将来更新するであろう【あんしんは神話(しんわ)】シリーズをご覧ください(もちろんまだ1文字も記事書いてない)。

 

ウガヤフキアエズの両親は、山幸彦(父)トヨタマ姫(母)です。ウガヤフキアエズは何を思ったのか、お母さんの妹(つまり叔母さん)のタマヨリ姫と結婚します。叔母さんと結婚するなんて古代の神様は、アクロバティックです。

 

トヨタマ姫は海のお姫様なので、地上の世界でウガヤフキアエズを産んだあと、子供を放置プレイして海に帰りました。代わりに自分の妹であるタマヨリ姫に育児を押し付けたのです。押し付けられたタマヨリ姫は、何故かウガヤフキアエズに恋をしちゃうのです。

 

まぁ考えてみれば、『サザエさん』のワカメちゃんとクズKYタラオが結婚するようなものですから、年齢的にはもしかしたら常識の範囲内かもしれません。

 

そんなアクロバティックなウガヤフキアエズは、後の初代天皇神武天皇を授かり、なんやかんやあって死んじゃいます。そして、この吾平山に葬られた(という設定)のです。

 

 

吾平山上陵へお参りしよう

 

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猫もいないようなど田舎ですから駐車場止め放題ですよ‼︎

 


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ウガヤフキアエズをモチーフにした"ウガヤくん"です。手に持っている袋にまが玉を詰め込んで殺傷能力を高めた状態で振り回して攻撃してきます。

 


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入り口です。

 


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"行幸"とは天皇陛下のお出かけを意味します。天皇陛下が激安の殿堂ドン・キホーテに行かれた場合は「天皇陛下がドン・キホーテへ行幸なさった」と言います。

 

昭和天皇が戦前にここをお参りなさった際に記念して設置された石碑です。皇族ともなると行くだけで石碑が立ちます。なお、この石碑は戦前の洪水で流された模様。でも、平成になってそこらへんに落ちているのを見つけてきて設置しなおしましたから問題ありません。


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説明版です。勝手に読んどいてください。

 


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お墓までに橋が何本か架かっています。

 


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こういう景色はいいですね。お墓だということを忘れてしまいそうです。

 

 

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この黒い門から先は宮内庁さんの管轄ゾーンです。この先で何かやらかすと宮内庁さんから怒られます。やったね!!

 


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宮内庁さんのギザギザ攻撃です。宮内庁さんは、ツバメさんが門の上に巣を作るのを許しません。

 


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宮内庁さんの敷地ですから、やらかしてはいけません。

 


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ど田舎の景色って癒されますね♪

 


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お墓までに3回橋を渡ります。神聖な感じがしてきます。

 


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ど田舎の景色は目の保養になりますね。パソコンのトップ画面にしたいです。

 


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太陽の光も神々しいです。

 


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お参りの前にお清めをします。手水舎は無く、川の水でお清めします。非常にアクロバティックな方法です。伊勢神宮もこの方式をとっていますので、このお清め方法を「お伊勢さん川にドボン方式」と勝手に呼んでいます。

 

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もちろん、手だけで結構です。「ワイは全身お清めするで~」と張り切ってズボン下げちゃった人は、宮内庁ポリシーに引っかからない程度にお清めください。

 

このようなお伊勢さん川にドボン方式でお清めをすると、ポケットに入れていたデジカメや携帯も一緒にお清めしちゃう方もいらっしゃいますので、十分お気を付けください。
 

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ちなみに、境内は禁煙です。タバコ、キャンプファイヤー、護摩行、ねずみ花火、爆竹などはお控えください。

 


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お墓の手前、森の中になんか建物が見えます。これは、お手洗いだったものです。今から57年前の1962年に、現在の上皇・上皇后さまがお参りなさったときに、美智子さまのために造られたお手洗いです。今現在は駐車場にお手洗いがありますが、当時は無かったんですね~。なお、美智子さまは使わなかった模様。

 


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奥に見える洞窟がお墓です。

 


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一般人は手前からしかお参りできません。もし、読者の方の中で皇族の方がいらっしゃれば、上の写真の細い橋を渡って奥まで行けますよ!

 


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柵の向こうが細い橋です。一般人はこの柵の手前からお参りします。この柵を無断で越えると宮内庁されるのでお気を付けください。

 


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皇族の方はこの橋を渡ってお墓まで行けます。皇族って大変です。



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こちらが橋を渡る現在の上皇・上皇后です。当時は皇太子でした。

 

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神社と同じように2礼2拍手1礼でお参りします。皆さんもパソコンやスマホの前でお参りしましょう(*'ω'*)

 

終わりに…

お参りした気分になれましたね!!これであなたは安泰です(*'ω'*)

皇族の方のお参りは1962年の上皇・上皇后がお越しになったのが最後らしいです。現在の今上天皇・皇后さま(雅子さま)はお見えになっていません。結構ど田舎なので、ご体調の件もありますしね。

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