【ひねくれ都道府県ガイド】は、現役添乗員である私が各都道府県別におススメの観光地を広く浅く紹介していくシリーズ記事です。今回は秋田県のおススメ観光地をご紹介していきます。
前回の記事(青森県編)はこちら
秋田県は、面積11637km²、人口約96万人の都道府県です。『泣く子はいねぇかぁ!』と年がら年中なまはげが襲ってくる地域であり、その結果、出生率&死亡率が全国ワースト1位になっちゃっいました♬。日本で最も人間の淘汰が進んでいる地域であります。
ただ、秋田県には"秋田美人"って呼ばれるべっぴんさんがうようよしています。佐々木希さんとか、佐々木希さんとか、それに佐々木希さんだっています。
でもそれじゃ、佐々木希だけの県と思わる恐れがあるので、私が秋田県の良いところをご紹介していきましょう。
<目次>
角館武家屋敷
出典: https://www.hankyu-travel.com/
桜ってそれ単独でも大変美しいのですが、「桜+〇〇」と言った感じにセットになるとお得感満ち溢れて、より日本人さんの心をくすぐります。角館(かくのだて)は、「桜+武家屋敷」のセットの景色が楽しめます。
武家屋敷っていうくらいですから、江戸時代の武士の家が通りに連なっています。最も格式高いと言われているのが岩橋家です。
まあ、ただ角館を訪れる団体ツアーは九分九厘桜の時期なので、桜に気を捉われて屋敷そのものを見る時間がねえ、という問題を抱えています。じゃあ、桜の時期以外で角館行くかって言われると、そんな物好きはいません。
つまり、岩橋家など武家屋敷側のスタンスとしては『桜見に来たのに、全然咲いてない(もしくは散っている)じゃん。しゃあない、武家屋敷の中でも見てみるか‥』というピンポイントなお客様を受け入れますって姿勢なのです。
乳頭温泉
妖艶な響きのする地名ってあると思うんですよね。特に秋田県の乳頭(にゅうとう)温泉とか妖艶です(まあ、それ以外で妖艶な地名の例を挙げろって言われても思いつかないんですけどね)。
お察しのとおり、乳頭温泉は乳白色の温泉です。濁ってますが、"見えない"っていうのもまた粋だと思うんですよね。
乳白色なのをいいことに、乳頭温泉は混浴の欲情浴場が多いです。おっさん達、やったね!!。まあ、ちゃんと女性専用浴場もありますから、わざわざ混浴ゾーンに入ってくるのは、"昔の少女"しかいないんですけどね(´・ω・`)
なまはげ館
出典: https://www.namahage.co.jp/
子供のいる家に、無理矢理不法侵入して『泣ぐ子はいねぇが~!』と叫びまわり、ある程度の謝礼をもらいながら各家を回るなまはげさん。なまはげは、基本的に子供のいる家にしか来ませんが、『なまはげに会いたい!』という、見た目は大人、頭脳は子供な観光客が多いので、お金をむしり取ってなまはげを見せてくれる施設があります。なまはげ館です。
出典:https://www.namahage.co.jp/
なまはげの実演を見終わった後は、色んななまはげが展示されている博物館に連れて行かれます。こんなにたくさんのなまはげに囲まれたら泣きますわ。
出典:https://www.namahage.co.jp/
なまはげグッズも販売していますよ。いつでもなまはげと一緒にいられます。ストラップくらいならまあ可愛いもんですが、なまはげのお面なんか買って帰った日にゃ、100%怒られます。泣かせる側なのに、泣くハメになりますからね(´・ω・`)
入道崎
人間という生き物は、端っこを責めたがる‥当ブログの愛読者さまは耳にタコが出来るくらい聞いた格言だと思います。秋田県にも端っこがあります。入道崎(にゅうどうざき)です。
ここです
出典:https://www.jre-travel.com/
秋田県を持つ時の取っ手の部分です。優しく扱わないとすぐ折れそうです。
人間は端っこに行きたがりますが、その人間どもを狙って端っこにはお土産屋さんが集まります。入道崎のお土産屋さんエリアは、ご覧のとおり昭和40年代感溢れる様相で、とっても素敵です。
なまはげさんがいました。ご挨拶しておかないと(*'ω'*)
おお、これまたずいぶんと素敵なモノをお持ちで‥。
大潟富士
日本一高い山は富士山です。これは文句のつけようがありません。では、逆に"日本一低い山"となると、一悶着あります。何をもって「山」とするのか、その定義があやふやだからです。
wikipedia的解釈で答えれば、日本一低い山は宮城県の日和山(ひよりやま)であり、標高3mです。そして、非公式に日本一低い山と言い張る山が、秋田県の大潟(おおがた)富士です。その標高0mです。
出典:https://pregamestraining.tokyo2020.jp/
大潟富士は、大潟村にあります。大潟村は、八郎潟(はちろうがた)という湖を干拓して陸地化し生まれたアクロバティックな村です。干拓したわけですから、当然土地の高さは低いっていうか標高的にはマイナスエリアです。
その大潟村に、高さ3.776mの「山」を作ったのです。察しの良い方はお分かりのように、富士山の標高3776mをパクっています。そして頂上の標高が海抜0m!と勝手に盛り上がっているのです。
「富士」と名前が付いているだけあって、登頂は命がけです。登山の際は、ピッケルや保存食を持参しましょう。
なお、wikipediaさんによると、
「日本一低い山を自他称し、地形図への掲載申請も行われたが、掲載は見送られている」
とのことで、地形図に「山」として載っていないみたいです。それじゃ、ただのもっこりとした土じゃん(´・ω・`)
終わりに‥
まあ、秋田県とか2~3回しか行ったことねぇからよく分がんねだよ(*'ω'*)。
次回は「岩手県」のおススメ観光地をご紹介していきます。
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