日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【ざつだん!】30年前のおススメ物件が今どうなっているか調べてみました

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【ざつだん!】シリーズは、私ツベルクリンが日々考えていることを垂れ流していく日常系記事シリーズです。今回のテーマは「30年前のおススメ物件が今どうなっているか調べてみました」です。

 

休みの日に1人で何をしているかというと、部屋の間取り図を眺めています。

 

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出典:https://myhome.nifty.com/

別に部屋を探しているわけではなく、その部屋に住む妄想が忙しいのです。『この物件、収納スペース多いわね』みたいな感じで妄想してたら、夜も10時くらいにしか寝れません。危ない奴です。

 

 

そんな私の手元に、1冊の雑誌があります。
 

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『POPEYE』とは、1976年に創刊された男性向けクソ下衆月刊誌です。私は昔の雑誌を集めるのが好きで、『ポップティーン』とか『non‐no』とかも持ってるんですけど、『POPEYE』みたいなクソ下衆雑誌も割と好きです。

 

そんな『POPEYE』の1988年3月号の特集が『一人暮らしマニュアル』です。間取り図好きとして惹かれるタイトルではあります。

 

本当は、当ブログのシリーズ記事【時には昔の雑誌を‥】シリーズでご紹介しようと思ったんですけど、雑誌の中身はさすがクソ下衆雑誌であり、なんとまあアレな単語ばっかり出てきます。

 

例えば『彼の部屋で私を"あげた"とか『シティギャルと〇ッ〇〇したい!』とか。Googleポリシーを順守する当ブログとしては、残念ながら今回は『POPEYE』を取り上げることを断念しました。断腸の思いです('ω')

 

そこで今回は、1988年当時の『POPEYE』で紹介されていたおススメ物件が今も無事なのか調べてみることにしました。『その調査に何の意味があるの?』という質問には一切お答えできませんので、あらかじめご了承ください。

 

<目次>

 

 

 

 

 

理想の1人暮らしの部屋


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1988年当時、どんな部屋がモテる部屋とされたのか。やっぱりね、黒を基調にいきたいわけ。ぱっと見た感じでは、令和の時代でも通用するんじゃない?って雰囲気ですけど、右下のブラウン管テレビが全てをぶっ壊してるわけです(*'ω'*)

 

そしてまた懐かしい型のパソコンが奥に控えています。ちなみに、欄外部分にパソコン(Sony製)の値段が載せてあります。74万8000円だそうです。いくら消費税が無い時代とはいえ‥さすがバブル時代ですわ(∩´∀`)

 

 

 

88年のおススメ物件一覧

ここからは、当時のおススメ物件をご紹介していきます。物件選びの基準として『POPEYE』さんは、

 

「ひとり暮らしの部屋を、大学の近くや知ってる地名で探すのはもうヤメ。30分、1時間の通学は当然と思ったら安くて快適な部屋はいっぱい」

 

って評価してますけど、1人暮らしで実家から街へ出てきて物件探しておきながら、大学まで30分~1時間通学にかかるとかクソだるいですからね。実家ならともかく1人暮らしでそれだけ通学に時間がかかっていたらたぶん引きこもりになります。新入生の皆さんは、お気をつけください。

 

 

 

カレッジタウン八王子


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<物件情報>

JR八王子駅、バス4分

家賃3万9000円~(88年当時)

登録料30万円、管理費2万円

広さ:16.78m²

 

<紹介文>

八王子だからこそ実現できましたって感じのカレッジタウン。約4000坪の敷地にゲストハウスの他、駐車場、スポーツ施設、レストラン、コンビニ、コインランドリー、レンタルショップなど1人暮らしの見方をズラリと取り揃えてくれているゾ。さらに、セキュリティシステム完備の部屋には、冷暖房、多機能電話などもついている

 

 

 

 

どうも、この時代の表現法の1つとして「くれている""」みたいに、文末をカタカナ表記にしたがりますよね。「おすすめ!」みたいに。バブル臭香ばしくてたまりません。

 

多機能電話っていわゆる留守番電話機能付き電話と思われます。留守の際にメッセージを残せるというアレです。今はスマホがあるのでわざわざ一人暮らしで電話線繋ぐ奴は皆無な気がするんですけど、この時代はむしろ留守番電話を持ってる奴こそが"ナウい"奴だったのです。

 

そんなカレッジタウン八王子、今ではwikipedia化してます。

カレッジタウン - Wikipedia

 

カレッジタウンのHPも存在していて、現在でもきちんと運営されているっぽいです。

カレッジタウン | カレッジタウンで安全・安心・快適の東京新生活。

 

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キッチンも新しくIH化されてるみたいです。

 

 

気になる現在のお家賃ですけど


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一番安い家賃の部屋(17m²くらい、ワンルーム)だと、4万5000円。敷金と礼金は1月分のようです。八王子に住むという罰ゲームを考慮すれば、まずまずのお家賃と言えるでしょう。

 

さらにオプションで、施設内のレストランで朝食&夕食が食べられる(月2万3000円)サービスもあるそうです。親御さんも安心ですね。

 

 

なお、検索で「カレッジタウン八王子」と調べると予測変換が出てきます。


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1人暮らしなのに、1人じゃない感覚を味わえますね。これで寂しくありません!

 

 

 

 

フラット連光寺


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<物件情報>

京王線聖蹟桜ヶ丘駅バス10分

家賃5万3000円(88年当時)

敷金&礼金 2か月分

広さ:19.80m²

 

<紹介文>

なーんたってここはテニスコートが2面にプールもついている。もちろん使用料はいらない。ここに住んでいる人なら自由に使えるんだ。オールウェザーのコートで汗をかいたら、プールへざぶん、ね。

 

 

 

なんとなく、スキーとテニスはバブル臭がしてきて何ともいえません。聖蹟桜ヶ丘は東京都多摩市にあり、ジブリの映画『耳をすませば』の舞台となった町です。

 

 

そんなフラット連光寺の現在の様子です

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これぞワンルーム!って感じの部屋です。

 

 

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味のあるキッチンですこと(*'ω'*)

 

 


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クソ安いビジネスホテルみたいなバストイレ。こんな狭さじゃ『耳をすませば』的純愛物語なんか始まりそうにありません。

 

 

気になるお家賃。

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物価はおそらく現在の方が高いと思うんですけど、家賃は88年の5万3000円から3万円に下落しています。しかも、敷金&礼金無し。敷金はともかく、もはや礼金をぶん捕れるレベルじゃなくなったってことです。

 

 

でもね、このフラット連光寺の一番の目玉はテニスコート&プールなわけ。

 

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Googleearthで現在の状況を確認してみます。たしか、フラット連光寺のすぐ横にテニスコートとプールがあったのですが‥‥あれ無くね?(*'ω'*)。砂利地になってんじゃん。しかも、コマツホームの旗が立ってるってことは一戸建てが建つのかな?これじゃ、プールにザブンできないじゃん。あのクソ狭い風呂でザブンしろってことかな?

 

 

 

チェリーヒルビルディングパート2


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<物件情報>

阪神電鉄福島駅徒歩8分

家賃6万3000円(88年当時)

保証金35万円

広さ:25.65m²

 

<紹介文>

近くに朝日放送、プラザホテルがあり、大阪駅から歩いても15分くらい。夜遊びで帰りが遅くなっても、へっちゃらな距離でウレシいね。若手建築家のデザインだけあって、すみずみまでカッコよく、ひらすらオシャレにできている。内装はポップでカラフルなチェックのタイルの床が決め手。部屋によって、ピンク、グレイ、ブルー、グリーン、ブラックなどと色にバリエーションがある。

 

 

 

大阪の物件も見てみましょう「保証金」というのは、関西特有の文化で他の地域でいう敷金みたいなものです。だいたい保証金の相場は家賃の1.5倍~2倍くらいと言われています。保証金30万円とか全く借主のこと信用してなくて震えます(*'ω'*)

 

そして『ウレシいね』とかいうバブル特有の表現。ほんとバブル世代ってカタカナ好きだわ(*'ω'*)。上の写真中では、内装が写ってますけど、部屋全体が水色のチェック柄で統一されていて、とってもバブル臭がしてきます。

 

 

さて、令和の今現在の様子ですけど

 

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やっぱり30年も経てば家賃は下がるよね。でも保証金は相変わらずの30万円。

 

ちなみに、「保証金30万円・敷引き20万円」の意味なんですけど、敷引きというのは『何があっても全絶対に返してくれない金額』のことです。保証金というのは、借主が家賃を払えなくなったり家を壊したりしたときのための預け金であり、何もなければ基本的には返してくれます。ただ、敷引きの金額分は大家のものになります。つまり、退去時に返してくれるお金は"保証金(30万)ー敷引き(20万)=10万円、ということになります。関西圏に引っ越すときは表記にご注意を(*'ω'*)

 

 

まあ難しいお金の話は置いておいて、あのバブル臭するポップなチェック柄の内装はどうなっているのでしょうか?

 


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出典:ホームズ

やっぱりね。あんなチェック柄の中で生活してたら発狂するもん。

 

 


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出典:ホームズ

ただ、バス&トイレのタイル張りが良い具合に昭和を残しています。おばあちゃんちみたいだもん。



 

 

学生に人気な街ランキング

 

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学生に人気な街は、30年前と現在ではどう違うのでしょうか?人気ランキングを調べてみました。

 

まずは1988年当時の学生人気の街ランキング(東京エリア・POPEYE調べ)

 

1位:二子玉川(世田谷区)

2位:用賀(世田谷区)

3位:自由が丘(目黒区)

4位:下北沢(世田谷区)

5位:吉祥寺(武蔵野市)

6位:明大前(世田谷区)

7位:学芸大前(目黒区)

8位:祐天寺(目黒区)

9位:都立大学前(目黒区)

10位:代々木上原(渋谷区)

 

 

世田谷区と目黒区好きだな、おい(*'ω'*)

 

 

では、現代の学生人気街ランキングを見てみましょう(なお、一番新しい情報が2009年版しかなかったので、とりあえず2009年=現代という価値観で行きます)

 

2009年度集計学生人気の街ランキング(東京エリア・SUUMO調べ)

 

1位:吉祥寺(武蔵野市)

2位:池袋(豊島区)

3位:中目黒(目黒区)

4位:恵比寿(渋谷区)

5位:渋谷(渋谷区)

6位:三軒茶屋(世田谷区)

7位:横浜(横浜市)

8位:中野(中野区)

9位:高円寺(杉並区)

10位:目黒(目黒区)

 

出典:発表!住みたい街&路線ランキング 関東・街編 | SUUMO学生版

 

ちなみに、自由が丘→11位、下北沢→15位、学芸大前→16位、祐天寺→19位、都立大学前→21位、二子玉川→24位、明大前→28位、との結果です。

 

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出典:吉祥寺 - Wikipedia

やっぱり、ド田舎民はバカの一つ覚えで吉祥寺に異常なほどの憧れを持ってるわけです。もちろん、私を含めド田舎民は吉祥寺がどんな場所なのかも分からずにね(*'ω'*)。

 

こうみると、世田谷区とか目黒区の人気が落ちてきたのようです。人気が落ちたのかそれとも地価が上がりすぎて学生では手が届かなくなったのかは不明ですけど。

 

あと30年もすれば、『は、吉祥寺?吉祥寺とかダサくね?やっぱ住むとしたら蒲田(かまた)っしょ!』みたいなアウトローな時代がくるかもしれません。

 


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