日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【ざつだん!】『おかあさんといっしょ』で真面目に踊らない子って何がしたいの?

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【ざつだん!】シリーズは、私ツベルクリンが日々考えていることを垂れ流していく日常系記事シリーズです。今回のテーマは、「おかあさんといっしょで真面目に踊らない子って何がしたいの?」です。

 

 

『おかあさんといっしょ』とは、NHKが毎週月曜日~土曜日の午前8時から放送している、素人のガキどもがただ踊ったり歯磨きしたりパジャマに着替えたりする光景を垂れ流している教育番組です。1959年放送開始から60年以上に渡って放送されてきた長寿番組でもあります。

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出典: https://www.sukusuku.com/

 

もちろん、私は現在進行形でこの『おかあさんといっしょ』に育てられている世代と言っても過言ではありません。30歳を超えたって1人でパジャマにお着替えできるのも『おかあさんといっしょ』のおかげです。

 

ところで、この番組を見ていてどうしても納得いかないというか、憤りを感じている部分があります。番組の最後の方のコーナーで「いっしょに体操コーナー」と私が勝手に呼んでいるコーナーがあります。

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このコーナーは、体操のお兄さんと一緒に、召集された素人のガキどもが一緒に体操をするというコーナーです。着ぐるみのキャラクターも出てきて、番組内で一番盛り上がるフィナーレにあたる部分です。

 

 

動画で見たい方はこちら


おかあさんといっしょ「あ・い・うー」佐藤弘道/タリキヨコ/杉田あきひろ/つのだりょうこ/スプー

 

この体操コーナーにおいて、時々真面目に踊っていない幼児がいるのです。それは、踊りが下手くそというわけではなく、最初から踊ることを拒絶している幼児が存在しているのです。これは看過できる事実ではありません。体操コーナーで体操を拒否するとか、『おかあさんといっしょ』に対する挑戦です(*'ω'*)

 

実は上の動画で、体操コーナー拒否幼児が写っています。

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右上の赤丸の子です。他の子と体操のお兄さん(佐藤弘道さん)が真面目に体操してる最中に、スタジオの隅のほうで休んでます。見方によっては視聴者に『え、何これオバケ?』と無用の恐怖心を抱かせることにもなりますし、そうでないとしてもれっきとしたNHKに対する挑発行為です。

 

 

なぜ、このように憤っているかと言うと、『おかあさんといっしょ』に出演することは非常に狭き門なのです。

pid.nhk.or.jp

 

『おかあさんといっしょ』のスタジオ収録に参加するためには、応募する必要があります。応募資格を持っているのは、

 

  • 3歳の誕生日から4歳の誕生日を迎えるまでの幼児
  • NHK受信料を払っている家庭

 

この2つが応募条件です。これさえ満たせばだれでも応募できます。年間およそ200回の収録があり、1回の収録で参加できるのは45名ほどとされています。残念ながら私は31歳なので、スタジオ収録に応募することはできません。

 

毎月募集を行っているので、チャンスは12回あると言えます。ただ、平均倍率は30~40倍とされており、何回応募したって当選できない子が数多くいるのです。東京マラソンの倍率が10倍ちょっとなので、非常に狭い門であると言えます。

 

pid.nhk.or.jp



中には、生年月日を偽って応募するような悪徳幼児&保護者もいるそうです。思わず不正を働いてしまうほどの魅力があるのです。誰だって『おかあさんといっしょ』に出たいのです。

 

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出典:https://www.cinra.net/

 

そんな『おかあさんといっしょ』のスタジオ収録に参加できるってことは、当選できなかった子たちの思いも背負っているということです。そうだからこそ、体操コーナーも真面目に踊るべきなのです。

 

もっとも、収録に来たのはいいけど緊張しちゃって泣いちゃう子もいるみたいです。泣いちゃうと収録には参加できません。それはカテゴリー的には「辞退」であり仕方ない部分もあります。一方で、収録には参加しているくせにスタジオの隅っこで休憩してるのは「挑発」ですわ(*'ω'*)。挑発行為は許されません。

 

 

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なぜ私がこんなに熱く語っているかと言うと、実は私が3歳のころ、『おかあさんといっしょ』に出演したことがあるからです。しかも、私が当選したのは地方収録回(どこの公演かは内緒)であり、いつもの東京収録以上に倍率が高い回でした。

 

当時(1993年)は、速水けんたろう(うたのお兄さん)、茂森あゆみ(うたのお姉さん)、佐藤弘道(体操のお兄さん)の体制でした。私世代(アラサー)にとっては、『おかあさんといっしょ』はその3人のイメージが強いのです。

 

そして皆さんある程度察しているとは思いますけど、私は体操拒否幼児だったのです。真ん中で例の3人と着ぐるみのキャラクター、他の幼児が集まってダンスしている最中、私はスタジオの隅っこで他のことしてました。

 

あとで自分が成長した後、その時のテレビ放送分を録画したビデオを観たのですけど、『なるべく幼児全員をカメラに写さねばならない』というカメラマンのプロ意識が感じられるくらい、いつもより引きの画になってました。なぜなら私が隅っこで何かやってるからです。私は幼児の時点で完成されたアウトローだったのです。

 

 

ただ、よく調べてみると「体操拒否幼児」にも幼児なりの都合があるようです。

nihongkong.exblog.jp

 

こちらのブロガー様は、ご自身のお子様がスタジオ収録に当選したけど、お子様が泣いちゃってほとんど収録に参加できなかったようです。こちらのブログの記事を少し引用します。

 

 

「壁にぺたんと貼りついて、身じろぎしない子たちが毎回いる」。これ、行って分かったんですよ。これは、どうしても出られない子たちを、『立ってるだけでもいいから向こうへ行こう♪」といって晴れておかあさんから離れられた子たちなのだ。

これまでは、なんなんだろうと思っていたけれど「出ただけで御の字!」と拍手喝采を送ってあげようと思う。

 

 

最後の総おどりみたいなシーンで、隅っこの方にいる子は、NHKに挑発しているんじゃなくて、緊張して怖くて泣いちゃって、でも何とかお母さんやスタッフの声かけでテレビ画面の範囲内に入ってこれた子なんだそうです。やっぱり3歳くらいだと知らない子ばっかりだと緊張するよね。

 

 

ただ、私はこの擁護論に反論します。当時3歳の私は、結構詳しく収録のことを覚えているのですけど、別に緊張も怖くもなかったのです。ではなぜ体操拒否幼児化していたかと言うと、『体操よりもスタジオのセットの方に興味があった』からです。私にとって体操のお兄さんとか着ぐるみのキャラクターとかどうでもよかったのです。つまり、私のような幼児こそが、体操拒否幼児でありNHKが抹殺すべき対象なのです。

 

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ちなみに私は「ドレミファどーなつ世代」

 

このように、真面目に踊っていない子には「緊張&不安組」と「アウトロー組」の2パターンがあります。見分け方は、顔をこちらの方に向けているのは緊張&不安組です。なぜなら、視線の先にお母さんの姿があるからです(保護者は観覧席で収録を見守っている)。一方のアウトロー組は背中を向けています。完全に自分の世界に入っており、それは放送事故でありNHKに対する挑発と言えるのです。

 

 

そして、私はあの場で体操のお兄さんやキャラクターたちと踊らなかったこと(ひたすら隅っこでスタジオのセットを触っていた)を非常に後悔しています。人生であの場に立てるなんてただの1度きりしかないのです。人生最大の後悔事がおかあさんといっしょで踊らなかったことなのです。収録が終わった後の、母親の諦めに似た私への視線は、一生忘れられません(*'ω'*)

 

皆さんが今後『おかあさんといっしょ』をご覧になる際は、体操コーナーにご注目ください。スタジオの隅っこにモジモジしてる子がいたら応援してあげてください。そして、私みたいなアウトロー組を見かけたら、『この子のお母さん大変だな‥』と生暖かい同情を寄せて下さい( ・∇・)

 

 

もしこの記事を読んでいる3~4歳児がいたら、スタジオ収録当選のあかつきには、後悔の無いように激しく踊り狂ってください。何なら男の子は歌のお姉さんに、女の子は歌のお兄さんに抱きついたって、その歳なら何のセクハラ罪にも問われません。ぜひ、後悔の無い『おかあさんといっしょ』収録に臨んでほしいと思います。

 


NHK「おかあさんといっしょ」最新ソングブック ぴかぴかすまいる [ 花田ゆういちろう、小野あつこ、小林よしひさ、上原りさ チョロミー、ムームー、ガラピコ ]
 

 

 

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