日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

【スポンサーリンク】

【ツベルクリンWalker:番外編】紀行文ブログの書き方を考える記事

スポンサーリンク

スポンサーリンク

 

f:id:tuberculin:20190820090754j:plain

【ツベルクリンwalker】は、様々な観光地を添乗員である私ツベルクリンが徹底的にガイドしていくシリーズ記事です。今回は、番外編として「紀行文ブログの書き方」を考えていきましょう。

 

前回の【ツベルクリンwalker】シリーズの記事はこちら

www.tuberculin.net

 

 

 

ブロガーさんの中には、旅行に行った時の思ひ出をネタにしてブログを書く人もいるかもしれません。そういった旅行中の体験談や見聞きしたことを文章にしたものを「紀行文」と呼んでいます。

 

古くは、紀貫之の『土佐日記』や松尾芭蕉の『おくのほそ道』などがその代表例であり、近代に入ると司馬遼太郎の『街道をゆく』や沢木耕太郎の『深夜特急』が紀行文の例として挙げられます。

 

インターネットが発達した現代においては、紙媒体の紀行文だけではなく、ネット上にアップして公開している紀行文も増えてきました。当ブログ『日常にツベルクリン注射を…』も、基本は紀行文ブログのつもりです。

 

ネット上にアップする紀行文って、もちろん根本的な書き方は紙媒体の紀行文と一緒なんですが、紀行文ブログ独特の特徴ってあると思うんです。最大の特徴は、カラー写真をめいいっぱいアップできる点でしょう。

 

今回は、その特徴を踏まえつつ、紀行文ブログの書き方を一緒に考えていきたいと思います。

 

<目次>

 

 

 

旅行中の写真の撮り方

f:id:tuberculin:20190820101745j:plain

紀行文ブログの利点は、カラーの写真をアップできることです。旅の様子をブログに上げていく場合、旅行中に撮った写真も一緒に文章に添付していきましょう。

 

ということは、旅行中にブログにあげる写真を撮影していくことになります。この時に考えたいのが"ブログにアップすることを意識した写真"を撮影していくことです。

f:id:tuberculin:20190820103127j:plain

文章を書き、それをネット上にあげるということは、当然誰かが読むことを想定しているはずです。紀行文であれば、訪れた観光地なり名所を読者に説明しなければなりません。説明するときにだらだら文章で書いていくより、写真を使った方が分かりやすいですよね。つまり、「読者にその観光地を説明することを意識した写真(=ブログにアップすることを意識した写真)」を撮影しておくべきなのです。

 

具体的に私が意識しているのは、"全体を撮る"ことです。例えば、観光地の飲食店に入ったとしましょう。料理の写真をアップで撮るだけでは、その飲食店がどんな雰囲気なのか読者には伝わりません。

f:id:tuberculin:20190820103702j:plain

お店の外観や店内の雰囲気など、全体の写真を読者に伝えてから料理の写真を提示するのです(その際は写真撮影OKか確認してくださいね)。マクロ(大きい世界)→ミクロ(小さい世界)の順で写真を見せていくのです。

 

また、写真をアップする最大の効果は、その地に行っていない読者もなんとなくそこに行ったかのように思わせることが出来る点です(もっとも、文章が超絶上手い人なら写真が無くても文章だけで読者に追体験させることが出来るんですけどね)。そのために、観光地においてブロガーさんに意識して欲しいのは"導線を撮れ!"ってことです。

 

『〇〇城に行ってきました~』という題で、そのお城の写真だけアップしているブロガーさんを見かけます。でもね、そんな写真は「〇〇城」ってYahoo!検索すれば出てくるんですよ。

f:id:tuberculin:20190820104915j:plain

出典:姫路城 - Wikipedia

まだ、"どこでもドア"は開発されていませんから、きっとお城に行くまでに歩いたはずなんです。その歩いた道筋(それを私は導線と呼んでいます)の写真もアップして欲しいのです。導線の写真があった方が、読者も追体験しやすくなるでしょう。

 

問題は、そういう写真って意識しないと撮らないってことです。お城をバックに自分が写って満足、みたいな人が多いです(ブログ紀行文書かないならそれで充分なんですけどね)。そして、私の経験上、そういう導線上に"ネタ"が転がっていることが多いです。

 

 

転がっているネタに気付けるかが勝負

f:id:tuberculin:20190820110358j:plain

先ほど、「ネタは導線上に転がっているんやで」とお伝えしました。その転がっているネタに気付けるかがポイントになってきます。

 

では、観光地にはどんなネタが転がっているのでしょうか?私のiPhoneのデータフォルダの中から探してみます。

 

f:id:tuberculin:20190820110137j:image

上の写真は、岐阜県の世界遺産、白川郷で撮影した写真です。普通の人は、白川郷へ行ったらあの合掌造りの建物ばかり撮影すると思います。

その白川郷の集落内に、上の写真のような人の腰くらいの高さの小さな小屋がたくさんあるのです。誰も気付きませんが(๑・̑◡・̑๑)

 

これは、「放水銃」と呼ばれるアグレッシブな物体で、いわゆる消火栓です。白川郷は火に弱い集落ですから、万が一火事が発生したら、この放水銃で狙撃するのです。

 

年に1回、放水銃の点検があり、水を乱射するのですが、その光景がインスタ映えしまくりんぐなのです。

f:id:tuberculin:20190820195407j:plain

出典:経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版

 

 


 


f:id:tuberculin:20190820110143j:image
これば、長野県の千畳敷(せんじゅうじき)カールで撮影した写真です。夏は高山植物、秋は紅葉と四季折々の景色が楽しめるスポットです。そこで、私が撮影したのがこの写真です。

 

柱が倒れちゃってます。これはよく観察していないと気付かずにスルーしちゃいます。この写真から見えてくる事実は、人の背丈くらいある柱が雪の重みで倒れちゃうということです。この写真1つで、ここが雪で埋まることが分かるのです。

 

こういったネタは、そこへ行った人でないと分かりません。そういうネタを、読者へ上手く伝えるのも、紀行文ブロガーの腕の見せどころだと思うのです。

 

ですから、紀行文を書こうと思ったら現地の事を深く勉強しておくと、こういうスルーしがちなネタに気付けるようになってくるでしょう。

 

【スポンサーリンク】   /p>

 

文章の書き方

f:id:tuberculin:20190820195949j:plain

紀行文ブログは、紙媒体の紀行文と異なり、写真をたくさん載せられる(しかもカラーで)ことが魅力です。ですが、そうは言ってもやはりそれなりの文章の書き方というものが存在します。私が普段気を付けていることを挙げていきます。

 

①説明を付け加える

訪問した観光地の説明を加えましょう。説明とは、歴史的なことであったり、地理的なことであったり、その地域にまつわるエピソードなどが挙げられます。惹きつける文章を書くためには、読者との間に情報の共有が必要になってくるのです。

 

例えば、白川郷を例に挙げると

 

「世界遺産にも指定されている白川郷は、世界遺産とは思えないほど、ど田舎にあります。キングオブど田舎です。むしろ、ど田舎に誇りを持っている感さえあります。それもそのはず、白川郷は元々、源平の合戦で敗れた平家の残党が人目を憚って住み着いた集落という歴史があるからです…」

 

このように書くと、『そんな歴史があるからクソ田舎なんだ(๑・̑◡・̑๑)』と納得してくれます。

 

 

②通しの紀行文ではなく個別記事にする

紀行文ブログでありがちなのが、『2泊3日北海道大周遊珍道中!』みたいな、1つの旅行全体を1つにまとめて書いちゃうパターンです。1つの記事にまとめられたらまだマシですが、『珍道中(その①)』みたいに、通しの紀行文を分割するという、読者にとって読みにくい構成にしてらっしゃる方がおられます。

 

別に紀行文は、時系列に書く必要は無く、それより1つ1つの観光地や名所を深く掘り下げていったほうが読み応えのある文章になると思うのです(掘り下げるためには、それなりの予備知識が必要ですが…)

 

私の場合は、各観光地ごとに1つの記事を書いています。それでも、各記事3000字くらいのボリュームになります。

www.tuberculin.net

こういう感じです。

 

 

③自分なりのフォーマットを作る

当ブログの紀行文は、【ツベルクリンwalker】という意味不明なシリーズで書き連ねています。このシリーズに関して言えば、1つの記事全体のフォーマットがある程度固まっています。

 

具体的に言うと、①導入部分→②目次→③アクセス方法や所在地→④観光地の内容、写真部分→⑤終わりに…のような構成で書いています。どの観光地を紹介しようが、この構成は基本的には崩しません。

 

これは、紀行文に限った話では無いと思います。ブログのフォーマットを自分なりに決めておけば、文章を書く負担が減ります。フォーマットはお菓子作りで使う型のような物です。型さえしっかりしていけば、後は生地(記事)を毎回作って流し込んでいくだけです。

 

 

終わりに…&お知らせ

私事ですが、2日間の夏休みを使って初めての「取材旅行」に出かけたいと思います。今までの【ツベルクリンwalker】シリーズでご紹介してきた観光地は、基本的に添乗員の仕事で行った場所をご紹介してきました。自分が行きたい、と思った場所ではなく行かされた場所を紹介してたのです。完全に受け身です。

 

なので、2日間の休みを使って私が能動的に選んだ観光地や名所を見てきたいと考えています。行き先は東京周辺です(私は飛行機で東京へ行くような場所に在住しております)。しかも、『東京見物でなんでそんなとこ行くの?』と読者の方が理解に苦しむようなアウトローな場所を選んで訪問したいと思います。スカイツリーとかそんなとこ行かねぇ~よ、バカ(*^-^*)。

 

今回の旅行は、自分が楽しむためというよりも、ブログを書くためのものであり、なんか勝手にストイックになってる感があります。皆さんの中で、ブログを書くために旅に出る無駄にストイックな方がいたら教えてください。私と一緒に無駄にストイックな旅に出かけましょう。

 

「取材」した内容は、後日【ツベルクリンwalker】の記事として更新いたします。ストイックな方はぜひご覧ください。

 

偉そうに色々書いてきましたが、自分でも何言ってんのか分かっていません(*'ω'*)。少なくとも、自分はこのスタイルで200記事近く書いてきたので、これからもマイロードを突き進んでいきたいと思います。

 

はてなブックマーク、コメント、はてなスター大歓迎です!

読書登録待ってます!

 

【スポンサーリンク】