【ざつだん！】シリーズは、私ツベルクリンが日々考えていることを垂れ流していく日常系記事シリーズです。今回のテーマは、「旅館の部屋にある＂あのスペース＂」についてお話ししたいと思います。
旅行に出かけて、温泉旅館にチェックインすると、中居さんが客室へ案内してくれます。仲居さんがお茶を注いでくれて『あとはごゆっくり』と撤退すると、無性に気になりだす部屋の＂あるスペース＂があります。
この部分です
部屋の隅っこの２畳くらいのこのスペースです。このスペースのことを建築用語で「広縁（ひろえん）」といいます。
部屋の真ん中に大きな机があって絶対そこが広くていいポジションなはずなのに、なぜか窓際のこの部分にたむろしてしまいます。『じゃあてめぇの部屋、この２畳分のスペースだけでいいじゃん』と思われがちですが、何も分かっていない(*'ω'*)。通常の居住空間があってのこの謎空間ですからね。イチゴだってイチゴ単独で食うより、ショートケーキの上に乗っけられた方が何倍も輝くのと同じです。
この謎の空間は、部屋を広く見せるためだとか直射日光で部屋の畳が焼けないようにするため、など色々な後付け設定があります。そんなの後付けで、本当は人間みなこの謎空間が好きなのです。
もし、読者の方がブロガーさんで『よし、旅館でも張り切ってブログ書いちゃうぞ～』って思ったら絶対このスペースに来てブログを書くはずです。『あぁ～今執筆活動してますわ～』と脳内からヤバい物質が垂れ流し状態になります。
いい広縁は例えばこういう感じです。
川のせせらぎって良いですよね～多分夜中もせせらぎまくって寝れないでしょうが、そんなの知ったこっちゃありません。
出典：https://www.atagawakan.co.jp/
ここも最高です。広縁の存在意義をよく分かっています。オーシャンビューですわ！なんならそのまま海へ飛び込んだって構わないくらいです。
広縁で呑むビールって最高ですよね！部屋で呑めばいいと思うじゃない？でも、違うのよね～端っこで呑みたい気分が分かりますでしょうか？ちなみに、自分お酒飲めないんですけどね、そんなのカルピスでも代用出来るのです。
逆に『てめえはダメだ』って広縁はこんな感じです。
出典：http://itisnishikawa.o.oo7.jp/
とりあえず他の旅館にあるから造ってみました感溢れる雑な感じ。ショートケーキの上がイチゴじゃなくてよく分からない赤いグミだった時のようなガッカリ感を味わいます。
逆にこの広縁はデカすぎです。広縁はあくまで２畳くらいが望ましいのです。これじゃ、もう部屋じゃん(*'ω'*)。この広縁にさらに小さな広縁を付けてほしいくらいです。
広縁に興味を持ち始めた方、朗報です。
これさえあれば自宅でいつでも旅行気分が味わえます。やったね！！
もし、旅行へ行って『いや、私たちは滞在中広縁スペース１回も使わないですよ』という方はぜひご連絡ください。家族団らんの中へお邪魔して広縁スペースでブログを書かせていただきます。ご連絡お待ちしています(*'ω'*)
