【時には昔の雑誌を‥】シリーズは、筆者であるツベルクリン所有の昔の雑誌を、解説を入れながら読んで行くシリーズ記事です。今回は今から34年前の女性誌『non-no』1986年7月20日号を読んで行きましょう。
前回の【時には昔の雑誌を‥】シリーズはこちら
この【時には昔の雑誌を‥】シリーズは、現在は発刊されていない(廃刊になった)雑誌を中心にご紹介してきたのですが、今回は現在も発刊されている女性誌『non-no』を取り上げましょう。
『non-no(ノンノ)』とは、1971年に集英社より創刊された女性ファッション雑誌です。同じ集英社の女性誌に『Seventeen(セブンティーン)』が存在しますが、そちらの雑誌より購読ターゲットの年齢が高め(18歳~)に設定されています。
34年前にこの『non-no』を購読していた女の子とか、今頃Seventeen(17歳)どころかSixty(60歳)でしょうが、いつまでもココロは女の子だもん♬
『non-no』の表紙は、基本的に"ノンノモデル"という専属のモデルさんが担当することが多いです(例外もあり。近年では専属外の嵐なんかも表紙を飾った)。2010年代もっとも『non-no』の表紙を飾ったモデルは本田翼ちゃんです(23回も)
今回ご紹介する1986年7月号の表紙なんですが、一目見ても誰か分かりません。調べてみるとマリー・エミさんという方らしいです。誰やねん(*'ω'*)。
続いて裏表紙。とんねるずの石橋貴明の奥さんです。彼女はこの雑誌が発売された1986年にデビュー。1991年の『東京ラブストーリー』でヒロイン役を演じ、一躍時の人となります。
まだ、この時代は小麦色の肌の女性が好まれたみたいですね(´・ω・`)
ただ、この1986年くらいは小麦色と美白がせめぎ合っていた時代のようです。
日焼けオイルと日焼け止めという、全く正反対の商品が同時に広告されています。90年代に入ると完全に美白時代に突入するんですけどね(途中、ガングロとか流行ったけど黒歴史なので無視)。
『non-no』はファッション誌ですから、当然ファッションコーナーもあります。真ん中の女性のような、縦のストライプシャツを見るとバブル臭を感じます。
左の女の子の服装は、現代でもいそうなファッションなんですけど、2人とも帽子のセンスがね(´・ω・`)。右の子の帽子なんか包帯みたいんじゃん。
何ちゅうサングラスしとんねん。松田優作かよ(*'ω'*)
バブル世代には懐かしいわたせせいぞう氏によるハートカクテル風イラスト。デオドラント石鹸の広告です。
三菱の軽自動車「ミニカ」の広告。
”エアコンが付いてます"とかいう現代の価値観からすれば恐ろしい文言。新車で63万円だって。今ではその倍はしますよね(安全装置増えたから仕方ないだけど)。
音楽シーンを見ていきましょう。
杉山清貴のデビューシングル&ファーストシングル発売とのこと。杉山清貴はオメガトライブというバンドのボーカルでしたが、バンド自体は前年の1985年に解散。ボーカルの杉山清貴ソロでデビューしたのがこのタイミング。まあ、『んなこと知っとるわい!』とアラフィフ以上の読者から聞こえてきそうです。
杉山清貴ソロ名義のデビューシングル『さよならのオーシャン』はこちら
よく見ると、この当時は発売形態として「レコード」「カセット」「CD」の3パターン発売だったみたいです。時代を感じます。
そしてお次は少年隊。左が錦織一清、真ん中が東山紀之、右側が植草克秀です(で合ってますよね?アラフィフのみなさん)。当時20歳前後。何でずぶ濡れなん?(*'ω'*)
ってか、現在でも彼らは解散してないし、もう50歳超えたいいおっさんなのにいまだに"少年"隊のままです。いつまでも少年である続けることを強いられてる可哀想なグループなのです。
お次は、「街角ファッションチェック!」みたいな素人さんコーナーです。
普通、こういう街角って「表参道」とか「原宿」でやるのが基本な気がするのでしょうが、なんで栃木県の宇都宮なん?(´・ω・`)。
そして何でしょうな、このクソデカい黒縁メガネは。大江千里かよ(*'ω'*)
カーディガンを背中に羽織って腕の部分を胸の前で結ぶスタイル(いわゆるプロデューサー巻き)の全盛期だったようです。
まあ、写真に写ってる女の子も今では還暦って考えると、時の流れは残酷です(*'ω'*)
1986年当時に人気だったアイドルを見てみましょう。
男子200人に聞いた好きなアイドルランキング(1986年当時)がこちらです。
1位はやっぱり斉藤由貴なわけですよ。
斉藤由貴と言えば、前年の85年にリリースされた『卒業』という曲が有名。
なんでこんなクソダサいパジャマみたいなピンクの衣装着てて可愛く見えるのか不思議です。
現在のアラフィフ世代から圧倒的な支持を得ていたようです。そりゃ、斉藤由貴から言い寄られたらお医者さんだってディープキスしちゃいますわ(*'ω'*)
斉藤由貴、主治医との「キス写真」発覚!ひふみんもメロメロにしていた (2017年9月4日) - エキサイトニュース
平成生まれの私からしたら、沢口靖子ってリッツのCM(オンザリッツしよ♬)と『科捜研の女』のイメージしかないですけど‥(´・ω・`)
この辺りも、平成生まれの私でも分かるレベル。
『♬伊代はまだ16だから~』から5年後です。そして、この30数年後に再ブレイクを果たすとは、この当時の荻野目洋子も思ってなかったでしょうね。
最近、娘さんのために高額マスクを買っちゃった秋野暢子さん(´・ω・`)
秋野暢子 マスク買った!60枚で8000円!…送料2万円との出品も(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
当時29歳。身長170cmあるから、めっちゃスタイルよく見えるんですよね。
さて、当時アイドル並みの人気を誇っていた男性タレントがこちら
当時は明石家さんまがアイドル扱いされてたんですよ!もちろん、私は生まれてないから知らんけど。『別れた女性がいい女に思えるなんて悲しいことです』だって。ちょっと何言ってんのか分かんない(*'ω'*)
バーカウンターで撮影されてるみたいです。オシャレな空間と思いきや、足元ブロック塀だもん。
前妻の大竹しのぶと結婚するのは1988年なので、まだ出会ってない時期と思われます。
続いての男性タレントはこの方。
榊原郁恵と結婚する前(交際はしていた)の渡辺徹です。
80年代前半は、ドラマ『太陽に吠えろ』の刑事役として人気に。イケメン俳優枠の役者さんだったのに、すでにこの時期では石塚邦彦&パパイヤ鈴木枠に。めっちゃカッコつけて写ってますけど、肥満が隠しきれてませんから(*'▽')
最後はこの方
まだ、沢田研二がジュリーしてたころです。当時38歳。
まあ今となっては、
ケンタッキーのカーネルサンダース化しちゃってますが、決して阪神タイガースが優勝しても彼を道頓堀へぶん投げないでください(まあ自身が阪神ファンなので大丈夫かもしれません)。
まだ1986年当時の沢田研二なら"契約上の問題で(客全然入ってないじゃねえか)"とかいう理由でコンサートをドタキャンしても許されるレベルなのです。
沢田研二のコンサート、「契約上の問題」で突如中止 開演直前の告知に大混乱 | ニコニコニュース
終わりに‥
『non-no』1986年7月20日号は、全264ページもあります。全部紹介していたら非常にめんどくさいので、この辺にしておきます。
なお、紹介しきれなかったページに関しては、今後時間がある時に当ブログのtwitterより発信するかもしれません(絶対紹介するとは言ってない)。