日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【ざつだん!】ペットのうさぎの避妊をするべきなのかどうか分からない

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【ざつだん!】シリーズは、私ツベルクリンが日々考えていることを垂れ流していく日常系記事シリーズです。今回のテーマは、「ペットのうさぎの避妊をするべきなのかどうか分からない」です。

 

 

私ツベルクリンはうさぎ飼いです。

www.tuberculin.net

 

うさぎに限らず、動物を飼っている(哺乳類系)人にとって避けては通れない問題が「去勢、避妊手術をするかどうか」です。

 

望まれない命を授からないようにするため、生殖系の病気を防ぐため、その他色々な理由でオスは去勢、メスは避妊手術を受けさせる飼い主さんは非常に多いと思います。 

 

日本人がペットにしている動物として思い浮かぶのが犬と猫です。犬猫それぞれの去勢&避妊手術率を見てみましょう。

 

まずは犬の避妊&去勢手術率です。

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出典:https://hoken-room.jp/

 

6割弱が手術済とのことです。

 

続いて猫ちゃん

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手術率は8~9割に上ります。これは、猫ちゃんが多頭出産をする動物ということが背景にあると思われます。

 

この調査結果を見ると、『ペットに避妊&去勢手術をするのは当たり前のことだワン』であり『手術するかどうかで悩んでいるなんて意味が分からニャい』と思われるかもしれません。実際のところ、私もそのように思っていました。

 

では、うさぎはどうでしょう?もちろん、うさぎの避妊&去勢手術も動物病院で実施しているところがあります(すべての動物病院でうさぎを診てくれるわけではない)。私の家のうさぎ(さくらちゃん)はメスなので、受けるとしたら避妊手術の方になります。

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くらた動物病院|川崎市高津区|フェレット 犬 猫 ウサギ ハムスター ハリネズミ

こちらの動物病院のHPに、ウサギの避妊手術の重要性が説明されていました。

 

中高齢期になったメスのウサギには、子宮や卵巣の主に腫瘍性疾患の発生率が極めて高率に認められるということが挙げられます。具体的には、6歳のウサギの6割から7割に子宮腺癌や卵巣腫瘍などの腫瘍性疾患が発生しているというデータがあります。これは犬猫の場合を遥かに上回る高い確率です。

 

私の経験でも、ある期間に3歳から6歳のウサギを避妊手術した結果、その90%以上に子宮卵巣の疾患が見つかりました。しかもこれらのウサギはすべて外見上健康であったのです。

 

 

先日、家の近くの動物病院に健康診断に行ってきました(もちろん、うさぎを診てくれる動物病院が近いことを踏まえて今の家に引っ越しました)。そこで、獣医さんに避妊手術の相談をしてきたのですが、

 

 

『7歳を超えたうさぎのほぼ全員が、何らかの生殖器官系の病気を持っている』

『私(獣医さん)の知りうる限り、避妊手術をせずに7歳以上生きたメスのうさぎは、ほとんどいない(避妊すれば10歳くらいは生きられる)』

 

 

とおっしゃっていました。普通に考えて、街中にうさぎがうろついていることはほとんどないので、望まない妊娠をしてしまう可能性は0に近いです。どちらかというと、"病気の予防"という観点からの避妊手術が勧められる傾向にあるようです。

 

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だったら、なぜこの記事のタイトルのように"避妊をするべきか分からない"ってなるのかって話です。もっとも、私はうさぎをお迎えする前から、うさぎがまだいないのに飼育本買うようなうさぎフェチでしたから、かなりうさぎの飼育に関して勉強したつもりです。その頃の私は、『ちゃんと避妊手術をしよう!』との思考でした。

 

それが、なぜ今迷っているのかというと、うさぎの「手術中の麻酔による死亡率」を知ってからです。

 

 

ここが実は盲点となっているポイントです。避妊&去勢手術をするためには当然麻酔(それも全身麻酔)をしなければなりません。その麻酔が原因で亡くなる動物が結構な数いるのです。

 

ルチルちゃん永眠しました❸ 〜避妊手術のリスク〜 | SAVE THE RABBITS BLOG(うさぎの里親募集)

こちらも、麻酔が原因(とみられる)によって亡くなってしまったうさぎちゃんに関する記事です。

 

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出典:http://blog.livedoor.jp/ebm_vet-journal_club/archives/21810396.html

動物別の麻酔による死亡リスク率を表した表です。うさぎの麻酔による死亡率は1.39%、100匹に1~2匹は麻酔で亡くなっていることになります。犬や猫の数倍のリスクがうさぎにはあるのです。

 

理由は単純で、うさぎの身体が小さいからです。全身麻酔の負担が大きすぎて、麻酔から覚めないケースが発生しているのです。

 

避妊手術を受ける理由として、病気にならないため、長生きしてほしいからという理由が挙げられると思います。そんな理由で受けた手術が原因で亡くなってしまう、これほど悲しいことがあるでしょうか?

 

うさぎを飼う前の私は、『避妊手術をするのは当然、当たり前』と思っていました。そう思えた訳の1つに、目の前にうさぎがいないという状況があげられます。でもね、今はこの文章を書いている目の前でうさぎがピョンピョンしてるわけですよ。例え手術に100%の安全性があったとしても、この可愛いうさぎちゃんに、特に現状は病気もしていないのに、メスを入れるのはやはり抵抗があります

 

 

 

もっとも、Yahoo!なりGoogleで「うさぎ 避妊」と検索すると、うさぎ飼いさんのブログがたくさん出てきます。たいていのうさぎ飼いさんは、避妊手術推奨派のようです。避妊手術反対派はあまり見かけません。

 

これも当然と言えば当然で、うさぎの避妊手術に関する記事を書いているうさぎ飼いさんのほとんどは、術後に記事を書いているからです。手術が成功したからこそ『避妊手術をおススメします!』って書けるのです。もし、麻酔によって自分の可愛がっていたうさぎが亡くなったとしたら、どうでしょうか?

 

もちろん、避妊手術推奨派の方を『血も涙も無い悪魔だ‥』と言うつもりは毛頭ございません。去勢手術を受けることで、少しでも長く一緒にいたいと思うのは飼い主として当然の感情だと思います。と思うと同時に『もし麻酔から覚めなかったらどうしよう‥』という不安が浮かんでくるのです。

 

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私は、「飼い主が迷っているうちは手術を受けさせるべきではない」と思います。迷いを聞いてくれる、解消してくれたりアドバイスをくれる獣医さんを見つけることが大事です。

 

獣医さんも言っていましたが、手術を受けさせるかどうかは最終的に飼い主の判断にゆだねられます。手術を受ける受けないにかかわらず、去勢や避妊に関して飼い主自身がアンテナを伸ばして考えていく必要があると思います。

 

そして、避妊手術を受けさせるかどうか迷ってしまうことは決して悪いことじゃないです。それだけ、動物の事を可愛く思っている証拠なのですから(´▽`)

 

 


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うさぎって食べても美味しいよ♬

 

 

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