【ツベルクリンwalker】は、様々な観光地を添乗員である私ツベルクリンが徹底的にガイドしていくシリーズ記事です。 今回は「厳島神社だけじゃない!宮島の魅力をひねくれながら紹介!」というテーマで観光案内して参りましょう。
広島県には、日本有数の観光地、「安芸の宮島」があります。宮島には、世界遺産の厳島神社が建っており、その名を知られています。
もはや「宮島=厳島神社」みたいな扱いです。言うならば「サザンオールスターズ=桑田佳祐」みたいな感じです。でも、サザンにも原由子がいるように、宮島にも厳島神社以外の見どころも存在するのです。
今回の記事では、厳島神社以外の宮島のおススメスポットやグルメをひねくれながらご紹介していきましょう。
<目次>
大願寺
厳島神社の出口付近にお寺があります。大願寺(だいがんじ)です。大きな願いも叶えてくれそうです。
たぶん平清盛の顔ハメパネル。清盛は厳島神社の創建に関わりましたが、大願寺には直接関わってない気がします。でも、他に顔ハメパネルを作ってピンとくるレベルの人物がいないので仕方ありません。
本堂には、弁財天さまがご本尊としていらっしゃいます(普段は秘仏)。
本堂の左右には「なで仏様」がご鎮座なさっています。"悪い部分をなでると良くなる"的なノリのやつです。
『このなで仏さん、悪いとこなでると良くなるらしいで!』
『ほなお前さんは"頭"をなでてやらんとな!』
『なんやて!あははははっは(笑)』
みたいなお決まりの一幕をするところです。
なので、読者の皆様を代表してふなっしーが皆様の代わりに頭をなでておきました。良かったですね(*'ω'*)
宮島ロープウエー
宮島には、弥山(みせん)という標高535mの山があります。登山で登っていくことも出来れば、ロープウェイで一気に山頂付近まで登っていくことも出来ます。弥山は紅葉の名所でもあり、このロープウェイは紅葉を見るためだけに作られたと言っても過言ではありません。
そもそも、正式名称は上の写真のように「ロープウエー」ですからね。イタリアのことをイタリィって言うようなもんです。
ふもとの乗り場までこの門をくぐってから歩いて15分もかかります。8月中旬のクソ暑い時に歩けるかよ!って話です。紅葉どころか真みどりなんですよ。ということで、コロナが収まった紅葉の時期に勝手にお越しください。
宮島ロープウェー | 宮島・弥山・日本三景・世界文化遺産/広島観光開発株式会社
豊国神社(千畳閣)と五重塔
神社&五重塔の組み合わせは、こたつ&みかん並みの魅力を持っています。宮島にも五重塔があります。それは、厳島神社から見上げる形の場所に立つ神社、豊国神社の境内にそびえます。豊国神社は、豊臣秀吉が造らせた神社であり、厳島神社の子会社的存在の神社です。
五重塔は1407年の創建。豊臣秀吉は1537年生まれですから、豊国神社よりも五重塔が先に建てられたということです。秀吉もきっと、『この五重塔の隣にワシの神社を建てたら、さぞインスタ映えするじゃろ!』と思ったはずです。そういう意味では、秀吉も現代人と思考回路は変わりません。
五重塔のすぐ横に、豊国神社のお堂が建っています。
お堂の中に入ることも出来ます。1人100円です。100円くらいこの記事のアドセンス収入ですぐに稼いでやるわ!!(∩´∀`)
靴を脱いで上がると、そこは非常に広い空間が広がっています。
豊国神社は別名「千畳閣」と呼ばれています。その名の通り、畳1000枚くらい敷けるよ!ってことです。日本人は隙あらばすぐに畳を1000枚敷いてきます。
なお、実際には畳は857枚敷けるそうです。ちょっと見栄を張って鯖を読んじゃうところも日本人っぽさがあって粋です。
夏だわ(*'ω'*)
浜辺を一望できます。そりゃ秀吉さんくらいの権力があれば、ここにお堂を建てたいですよね。
本土側を望みます。バスクリンの色だわ。
鹿さんたち
宮島にはおよそ500頭ほどの鹿がいるとされています。みんな野生の鹿です。厳島神社が建てられたずっと前からこの宮島に住んでいるのです。鹿さんサイドからすれば、『なんか知らんけどいつの間にか人間がやってきたわ』ってことになります。
宮島の鹿は人馴れしており、なおかつどこが涼しいのか知っています。もちろん、飲食店の中に入っちゃうと怒られますから、鹿さんサイドも怒られないギリギリのラインを狙って鎮座しているのです。
宮島の飲食店は、タッチ式自動ドアなので鹿が自由に入店できないのですが、その他にも鹿対策がしてあります。
鹿が嫌がる超音波を発生させている模様です。『耳障りに感じることがありますが~』って書いています。調べると、若い人ほど超音波が聞こえやすいということです。私は何も感じませんでした。思わぬところで『てめえはもう若くないんだよ(´∀`)』という現実を突きつけられました。
宮島の食べ歩きグルメ!
宮島のフェリー乗り場から厳島神社へ向かって、商店街が伸びています。表参道商店街というありきたりな名前で、飲食店やお土産屋さんが軒を連ねています。
広島名物のお好み焼きやカキ、アナゴなどの名物が頂ける飲食店もありますが、いかんせん私1人。1人寂しくお好み焼きつつくのも哀愁漂ってくるので、今回は食べ歩きグルメをご紹介していきましょう。
揚げもみじまんじゅう
広島名物のもみじまんじゅうを揚げちゃった「揚げもみじ」が頂けるのは、紅葉堂さん。
【公式】宮島名物グルメ 揚げもみじ・もみじまんじゅう「紅葉堂」
一体どんな教育を受けてきたら、もみじまんしゅうを揚げるという発想に至るのか分かりませんけども、宮島発祥の食べ方なので1つ買ってみましょう。1個190円です。
揚げるのに5分くらいかかるので、注文すると整理券ていうか"整理もみじ型木札"を受け取ります。
店内にはもみじ饅頭自販機が。「#紅葉堂」「#もみじ饅頭自販機」とあるので、どうやらSNSにアップしろってことらしいです。なんでもかんでもSNSにアップすると思ったら大間違いです。こんなのインスタとかtwitterとかにアップする奴は、ただイイね稼ぎがしたい見え張りですわ!
摂氏35度の炎天下の中で食べる揚げもみじは最高ですし、冷たい水をください(*'ω'*)
ひんやりもみじクロワッサン
熱々の揚げもみじを食べた後は、冷たいもみじ饅頭を頂きましょう。鳥居屋さんには、もみじクロワッサンなる新商品が販売されています。
宮島観光センター鳥居屋には広島名物のお食事やお土産が勢ぞろい
色々味がありますが、ここはチョコレートにしましょう。その味も1個200円です。
真夏のクソ暑い時期に嬉しい、ひんやりもみじクロワッサン。そして、クロワッサン生地なので口の中パッサパサになります。冷たい水をください。
勝谷菓子パン屋のコッペパン
最近、宮島の隠れたグルメとして話題になっているのが勝谷菓子パン屋のコッペパンです。もともとはもみじ饅頭屋として現在の地で営業していたのですが、店主が体調を崩し30年前に一度閉業したのです。現在のお店は、その孫にあたる店主がもみじ饅頭のあんこのレシピを基に、新たにコッペパン屋として開業したものです。
スイーツ系からがっつり系まで様々な種類が味わえます。
人気No.1は「あんマーガリン(290円)」だそうです。テレビでも紹介されたっぽいですけど、テレビ新広島などのローカルネット局やBSフジだって。全国ネット局さんもぜひ紹介してあげてください(∩´∀`)
ぶつけられても痛くなさそうなフワフワのパンが美味しそうです。あんこだって以前もみじ饅頭に使用していたレシピのあんこですから美味しいに決まってます。もちろん、口の中の水分全部持ってかれますから、冷たい水をください。
でも食べている最中は、常に後ろを気にしなければなりません。
奴は無音で忍び寄り、獲物だけを正確に奪おうとしてきます。
どうやら奴はアンパンというより包装紙の方を狙っているようです。
ただ鹿に紙を食べさせることは、あまり消化にいいとは言えません。鹿の未来を案じてこの後包装紙を奪還することに成功しました。
鹿ソフトクリーム
フェリー乗り場の正面に位置するソフトクリーム屋さんで、アウトローなソフトクリークが売っているということでやって来ました。なんでもその名を「鹿ソフトクリーム」というそうです。
鹿ソフトクリーム(400円)です。鹿のうんこだもん(*'ω'*)。
でもご安心を。その正体は麦チョコです。実際のうんことは似て非なります。
もちろん味は普通のソフトクリームです。インスタ映え料として400円取られている気がします。インスタやSNSのこと考えなければ、コンビニでハーゲンダッツを買ったほうがコスパ高いです(*'ω'*)。
そして、無駄に麦チョコが乗せてあるので喉が渇きます。誰か冷たい水をください。
終わりに…
今回の取材も当然1人で行きましたけど、1人で行って楽しいかって聞かれると疑問です。話し相手がいないので鹿にちょっかいかけられるのも嬉しかったりします。
グルメ紹介の所でしつこく「冷たい水をください」というフレーズを繰り返したのを見て、『あぁ、広島県出身の歌手、ポルノグラフィティの曲"アゲハ蝶"の歌詞をパクッてるな』とお気づきの方は、おそらくアラサー以上世代の方だと考えられます。もう若くはないのですから、どうぞお体ご自愛ください(*'ω'*)
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