石垣島や西表島などといった八重山諸島は、沖縄っぽい風景が楽しめる魅力あふれるエリアです。ただ、島々を効率よく移動して観光するのは中々難しいものがあります。
そんな時は、現地の旅行会社のオプション1日観光ツアーに参加するのが一番手っ取り早いです。その中の1つが「安栄観光」さんが実施している観光ツアーです。
安栄観光さんは八重山諸島の島々を結ぶ定期船運航をその本業としていますが、その定期船を利用した観光ツアーを実施しています。様々な観光ツアーがある中で今回は、「西表島・由布島・小浜島・竹富島 4島周遊コース」に参加してきました。そのレポート記事です。石垣島への旅行を検討されている方も検討なんかこれっぽっちもしていない方もとにかく皆さん参考にしてみてください(*'ω'*)
<目次>
ツアーの行程
石垣港08:30発 ~( 船にて約40分) ~ 大原港(西表島)着― 仲間川ボート乗場 ... 仲間川マングローブクルーズ(約65分) ... 仲間川ボート乗場 ― (バスにて約30分) ― 美原 ...干潟を水牛車にて約15分... 由布島(昼食・フリータイム)... 干潟を水牛車にて約15分... 美原 ―(バスにて約30分)― 大原港14:00発 ~ 船にて約40分 ~ 小浜港(小浜島)着 ―マイクロバスにて島内観光(約30分)― 小浜港15:25発 ~ 船にて約30分 ~ 竹富港(竹富島)着 ― 島内マイクロバス観光(星砂の浜など)― 竹富港16:50発~( 船にて約15分 )~ 石垣港17:05頃到着
船の時間は、安栄観光が運行している船の時刻表に乗っかったものですので、時間がずれることはほぼありません。
石垣港離島ターミナル
ターミナル内に安栄観光のカウンターがあります。受付時にツアー料金を搾り取られます。スーツケースや旦那さん等、ツアー中に不要なお荷物はカウンターにて無料で預かってくれます。
受付時にツアー中に使うチケットをもらいます。これを現地スタッフに見せながらサービスを受けていく感じになります。
添乗員のような、ツアー全行程を引率するスタッフはいません。指示された船やバスに乗り、到着したら待ち構えているスタッフの指示に従っていく、というイメージです。
8時30分発西表島行きの船に乗り込みます。船の中には一般の旅客の方や、安栄観光の違うツアー客がごちゃ混ぜに乗船しています。
西表島(仲間川マングローブクルーズなど)
9時10分西表島着。色んなスタッフさんが待ち構えています。
スタッフさんの指示でクルーズ船へ。まずは仲間川という川を上ってマングローブ林を舟の上から見ようという魂胆です。
こういう船東南アジアのツアーでよく見たわ(*'ω'*)
やっぱりクルーズ船はこうでなくっちゃ(*'ω'*)
なお、船長さんのアナウンスによると『今までに転覆&沈没はしたことない。たとえ転覆したとしても仲間川は浅いから立ち上がれるぜ!』とのことです。むしろ、浅すぎて下手すると船が座礁しちゃうかもしれないというレベルらしいので、とりあえず安心しましょう。
こういう水没しちゃった感溢れる景色好きよ(∩´∀`)
この仲間川には日本最大級のシジミが生息しているみたいです。シレナシジミといいます。
シジミですが顔面に向かって投げつけたら死にます(*'ω'*)。ソフトボール並みの大きさです。なお、船長さんの話を総合すると『恵まれた大きさからクソみたいに小さい身』『泥食ってるみたいな味』だそうです。おかげで乱獲されないで済むみたいです。
クルーズ後はバスに乗り込み、由布島への水牛車乗り場へ向かいます。
ビックリしたんですが、クルーズ船の船長さんがそのまま大型バスの運転席に座りました。船舶免許と大型免許両方持ってるみたいです。観光業界の二刀流ですやん。
由布島(水牛車乗車体験など)
由布島は周囲2キロの小島で、西表島に隣接するように位置しています。島と島の間の海は浅いので、この島に水牛車で渡るのが楽しみの1つとなっています。
西表島川の水牛車ターミナルみたいな場所です。雨だもん(*'ω'*)
乗ってみるとこんな感じ。スタッフさんが前に乗って水牛を操ります。
ちなみに、由布島へは水牛車に乗らなくても普通に歩いて渡れます。
徒歩で上陸するようなファンキーな方は、電信柱に沿ってお歩き下さい。雨の中足元濡れながら歩くとかドMもいいとこです(*'ω'*)
由布島側の水牛車ターミナル。
島内はジャングルみたいになっています。若干雨は小降りになりましたが、蒸し暑くてもう鬱陶しいです。
レストラン&お土産屋さん。ツアーには昼食が含まれています。「テーブル席に食事をセットしてあるから用意出来た人から食え!」方式です。
今回のお食事はこんな感じ。
添乗員として団体ツアーに添乗するとこういう団体専用食をたくさん見てきました。これぞ団体専用食!って感じの趣です。コロナ禍以降ほとんど添乗に行ってないので、この食事を見た際に懐かしさが込み上げてきて、涙を流したと言えば嘘になります(*'ω'*)
まあ、海ぶどうとか沖縄っぽい料理も入っているので、団体専用食としては優秀かと思います。
お品書きです。
ちょっとエグいマンタさんと一緒に(*'ω'*)
集合時間になったらまた水牛車に乗り込み西表島へ戻ります。
雨強くなってきたもん(*'ω'*)
「青空+青い海+水牛車」というセットが揃って初めて"映える"のです。雨降るとお客もスタッフも水牛もただただ苦行なだけです(*'ω'*)
小浜島(島内マイクロバス車窓観光)
西表島から小浜島へ向かう船です。
小浜島に着きました。これくらいのこじんまりとした感じ好きよ。
小浜島はNHKの朝ドラ『ちゅらさん』で舞台となった島です。
『ちゅらさん』は2001年上半期に放送された朝ドラです。もう20年以上前のドラマですが、小浜島はいまだに『ちゅらさん』におんぶに抱っこ状態です。過去の栄光を忘れないその姿勢、素敵です。
小浜島には「シュガーロード」という周りをサトウキビ畑に囲まれた一直線の道路があります。晴れたらこんな感じです。
Wikipediaの記事から引用してきました。なんだか物語が始まりそうな風景です。もちろん晴れていれば、の話です。
竹富島(星の砂浜など)
最後は竹富島です。
マイクロバスに乗り込みます。この時点で16時。1日中乗って降りての繰り返しなのですでに疲労で困憊です(*'ω'*)
まずは「星の砂」が見られる砂浜へ。
星の砂を瓶詰めしたやつ持ってる方全員40代以上説(*'ω'*)
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星の砂浜近くには公衆トイレがあったんですが、
綺麗に整備されていました。たぶんこの島に存在する星野リゾートホテルのパワーです(*'ω'*)
竹富島には、昔ながらの沖縄っぽい街並みが色濃く残っています。
良い味を出してるポストだなぁ。
舗装されていないのもまた味があっていい。もちろん雨降ってるので足元グチャグチャになりますけど、そんな事気にならないと言ったら過言です。
何かNHK朝の連ドラのオープニングで使われてそうな風景。
ブーゲンビリアと一緒に…
この後、竹富島16:50分発の船に乗り、石垣島離島ターミナルには17:05分着。予定通りの着時間で1日のツアーは終了しました。
ツアーの感想
〇効率よく回りたい方にはおススメ
今回のツアーは1日で4島めぐるツアーでした。安栄観光に丸投げすることで、かなり効率の良い行程になっています。個人でこの行程を組むのは難しいでしょう。
〇HPから予約すると安くなるよ
公式HPから予約するとツアー料金が安くなります。ぜひネット予約を活用しましょう。
〇ちょっと疲れる
ホテル迎えが7時30分、終了が17時05分というスケジュール。一般的なバスツアーと所要時間はさほど変わりませんが、交通機関(船やバスなど)の乗り換え回数が多くなるので、ちょっと疲れてしまうかもしれません。
終了の時間が多少遅くなっても構わないのであれば、9時30分出発の3島めぐりツアーの方に参加してもいいかもしれません。
正直な話、車窓観光のみの小浜島は行かなくてもいいかな、と思ったりもしました。ごめんね『ちゅらさん』(*'ω'*)。
安栄観光は他にも様々なツアー(午前中だけで終わるツアーや午後から出発のツアーなどもある)が用意されています。ご自身の体力やスケジュールなどと相談しながら、自分に合うツアーを見つけてみてはいかがでしょうか。
また、石垣島でカヌーやシュノーケリングなどのアクティビティを楽しみたい方は、「ADVENTURE PiPi」さんがおススメです♬
石垣島PiPi|青の洞窟・幻の島・川平湾・竹富島アクティビティ
↑ 公式HPです。ぜひアクセスしてみてください