日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【保存版】ロシアの政治的アネクドート(ジョーク)まとめ【解説付き】

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皆さんは「アネクドート」という言葉をご存知ですか?どうせ知らないですよね(*'ω'*)。アネクドートとは、ロシア語で滑稽な小話という意味です。人々の間で秘密裏にかわされたジョークのことであり、言論の自由が保障されていなかった旧ソ連時代には、人々はジョークで日ごろの鬱憤を晴らしていたのです。

 

以前、当ブログで旧ソ連時代のアネクドートをまとめた記事をアップしました。

 

www.tuberculin.net

 

ちなみに、「アネクドート まとめ」「アネクドート 解説」「アネクドート 傑作」で検索すると、該当記事が一番上に出てきます。ということは、たぶん当ブログはロシアの諜報機関の監視下にあります。プーチンされるかもしれません(*'ω'*)

 

 

今回は、ソ連が崩壊し平成以降のロシア時代にささやかれたアネクドートすなわちロシアンジョークをご紹介していきます。もちろん、必要に応じて解説付きです。ジョークに解説を付けるとか鬱陶しいでしょ?(๑・̑◡・̑๑)

 

<目次>

 

 

 

登場人物の紹介

ここでは、アネクドートに出てきがちなロシア時代の政治家をご紹介いたします。

 

ボリス・エリツィン

出典:ボリス・エリツィン - Wikipedia

 

初代ロシア連邦大統領および初代首相を務めた人物。プーチンが権力を握る前の時代にロシアの実権を握っていました。ソビエト連邦を崩壊に追いやった人物と言ってもいい。政治家として一定の評価はありますが、彼の治世下のロシアは経済停滞&政治腐敗に悩まされていました。ジョークの世界では酒乱野郎として扱われがちです。

 

 

 

ウラジミール・プーチン

 

出典:ウラジーミル・プーチン - Wikipedia

 

ロシアの政治家、元・ソビエト連邦国家保安委員会(KGB)諜報員。ロシア連邦第2・4代大統領(2000年 - 2008年、2012年 - 現在)。また、1999年から2000年まで、2008年から2012年まで首相を務めた。

出典:ウラジーミル・プーチン - Wikipedia

 

ロシアの憲法では、大統領は2期連続までしか就任出来ない(3期連続は不可)ので、2008年に一旦大統領を退き、自分のイエスマンであるメドヴェージェフ氏を大統領に就任させました。自分は首相という立ち位置から権力を握り続け、2012年に再度大統領に就任しました。ほら、ヤバい人でしょ(*'ω'*)

 

 

 

ドミトリー・メドヴェージェフ

 出典:ドミートリー・メドヴェージェフ - Wikipedia

 

ロシア連邦の政治家。現在安全保障会議副議長、統一ロシア党首を務めている。第3代大統領、第10代連邦政府議長(首相)、第一副首相ヴィクトル・ズプコフ内閣)、ロシア・ベラルーシ連盟国の閣僚会議議長(首相に相当)を歴任した。

出典:ドミートリー・メドヴェージェフ - Wikipedia

 

プーチン氏に比べてやや自由主義的発言も垣間見えたりもしてましたが、基本的にはプーチン氏の腰巾着的存在。プーチン政権の中継ぎ的役割として、2008年~2012年の1期のみ大統領を務めた。

 

 

 

 

ロシア時代のアネクドート

 

 

ある日、国会開会中の議場に機関銃を持った男が乱入し、『ボリス・エリツィンはどいつだ!?』と怒鳴った。議員たちが蒼白になり一斉にエリツィンを指差すと、確認した男は安全装置を外しながら叫んだ。『よし、エリツィン、伏せてろ!!』

 

解説:エリツィンだけ生かすとかいう罰ゲーム。似たようなアネクドートは以前の記事でもご紹介しました。『スターリンを誘拐した。要求を飲まなければスターリンを生きて帰すぞ!』的なやつ。

 

 

 

 

エリツィンが郵便局に来てみると、何故か彼の肖像がついた切手だけ売れ残っている。
『どうしてみんな買わないんだ』
『それが他の切手は貼れるのにこの切手だけ貼れないって、みんなが訴えましてね』
『そんなはずはないだろう』
エリツィンは切手を1枚とって、ツバをつけて、封筒に貼った。
『ほら見ろ、立派につくではないか』
『それがその・・・、みんな、肖像が描かれた方にツバをはきかけるものですから』

 

解説:ソ連崩壊時には、倒されるスターリンの像に唾を吐きかける若者もいたらしいですけど、エリツインさんもですか‥(*'ω'*)

 

 

 

 

 

エリツィンの息子が尋ねた。
『お父さん、お酒に酔うってどんな感じ?』
『簡単に言うとな、テーブルの上にある2つのコップが見えるだろう?あれが4つに見える状態かな』
『でもお父さん、コップは1つしかないよ?』

 

解説:エリツィンはしばしば酒乱な人物として描かれます。1個しかないコップが2つに見えちゃってる時点でかなりの泥酔状態ですね。

 

その一方で、プーチンは彼自身が柔道家でもあることから、お酒はほとんど嗜まないとされています。なので、プーチンに関するジョークでお酒系統のものは存在しないのです。

 

 

 

 

 



ゴルバチョフが死んで地獄に落ちた。門番はニヤリと笑って『あなたも罰をうける時がきた』と言う。
 
そこでどんな罰があるのかと地獄を見学してみると、なるほどレーニンは針の山でもがき、スターリンは釜ゆでされ、フルシチョフは鉄球を引きずっている。ところがエリツィンはマリリン・モンローと抱き合っている。
 
ゴルバチョフはうれしさを押し隠し、『私もエリツィンと同じ罰でいい』と言った。ところが門番は『そりゃダメです』と一蹴した。訝かるゴルバチョフに、門番は言った。『あれはエリツィンではなく、マリリン・モンローが受けている罰なんですから』

 

 

 

解説:ゴルバチョフとは、ソ連時代最後の大統領。レーニン、スターリン、フルシチョフはそれぞれソ連時代の指導者の名前。時代的にはエリツィンより前の時代の人物ですが、長生きしたので(エリツィンは2007年死去。ゴルバチョフは2022年死去)、あの世には先にエリツィンがいるという状況です。

 

ってかマリリン・モンローが何をしたって言うんだよ(*'ω'*)

 

 

 

 

Q.『大統領選挙キャンペーンに資金はどのくらい必要ですか?』

A.『1ルーブルあれば十分です。コインを投げて表が出ればプーチン、裏が出ればメドヴェージェフです』

 

解説:ルーブルとはロシアの通貨単位。ロシアの大統領職をプーチンとメドヴェージェフの2人で交互に就く政治体制の事を「タンデム体制」と呼んでいます。タンデムとは2人乗りという意味です。ロシアの憲法は3期連続で大統領に就任することを認めていません。そのため、3期連続とならないように大統領職を2人で交換し合っているのです。

 

もっともお察しの通り、二頭体制というよりは、プーチン氏が長期政権を維持するために腰巾着のメドヴェージェフを利用しているに過ぎないと言えます。

 

 

 

 

 

病院にて

『どうして今日の眼科はこんなに混んでいるんだい?』

『昨日の大統領のスピーチを聞かなかったかい?大統領は"国民の富が目に見えるほど増えている"と言ったんだよ』

 

解説:日本でも岸田首相や日銀総裁が同じこと言ったら炎上しちゃいそうです‥(*'ω'*)

 

 

 

出典:REUTERS/Alexander Zemlyanichenko/Pool/File Photo

 

プーチン大統領がメドヴェージェフに言った

『経済危機から脱却する方法を2つ考えた。1つ目は、火星人が来てロシアを助けてくれるのを待つこと。2つ目は何とかして自力で危機から立ち直ること』

するとメドヴェージェフは答えた。

『大統領、2つ目の方法は非現実的ですから検討すべきではありません』

 

 

解説:2008年のリーマンショックの際はロシアも経済危機に悩まされたようです。もっとも、翌年以降に原油価格が上昇し、原油産出国であるロシアの経済は上向きになったので、"棚からぼたもち"的なきっかけで立ち直ったんですけどね。

 

まあ、その結果プーチン氏への支持が広がり、その支持を背景により強権的な為政者になってしまったのですが‥。

 

 

 

 

出典:クレムリン|ロシア 世界遺産|阪急交通社

 

プーチンの夢枕にスターリンの幽霊が立った。そこでプーチンは、国政をうまく進めるための秘訣を聞いてみた。

スターリン『まず民主主義者どもを全員捕まえ、撃ち殺してしまえ。その次に、クレムリン(大統領官邸がある建物)の内側を青く塗りたまえ』

プーチン『クレムリンの内側を青く塗るのは一体どうしてでしょうか』

スターリン『ふむ、思った通りだ、一つ目の項目については質問が出なかったな』

 

 

解説:民主主義者を処刑することに対しては何の疑問も抱かないプーチンさん。

 

 

 

 

 

ロシア政府が、汚職撲滅キャンペーンの延期を発表した。その理由は、キャンペーンに割り当てられた資金の行方が分からなくなったからだ。

 

解説:メドベージェフが大統領だった時に行われたロシア各地の汚職状況を報告している世論基金(FOM)の中間報告によると、ロシア人の 29%が賄賂を支払ったことがあり、さらに44%が賄賂を求められたとのことです(2009年のデータ)。

 

特に警察の汚職が酷いようです。

www.sankei.com

 

こんなことしたら日本だと大問題ですけどね(*'ω'*)

 


 

 

 

インタビュアがロシアの資産家にインタビューした

『お金があなたにもたらした一番の幸せは?』

『奥さんが料理するのをやめてくれたことです』

 

解説:資産が増えて料理下手な奥さんの代わりに料理上手な家政婦さんでも雇えるようになったのでしょう。

 

ロシアは昔から"ピロシキの焼き方を覚えたら1人前"と言われてきたようです。料理は嫁の仕事、という固定観念は置いといて、たぶんこの奥さんはピロシキとか焼けないんでしょうね。

 

 

 

 

マダムたちの会話

『先週、シャネルのスカーフを買ったけれど、夫は気に入らないって言うの』

『じゃあ、替えたらどう?』

『いいアイデアね!ところで、夫はどこで替えればいいの?』

 

解説:どんなお国でも夫と妻の激しい応酬ネタは存在するようです。

 

 

 

 

 

エジプト、トルコ両政府がロシア政府に要求した

『ロシア人のパスポートには、本人確認のため、泥酔時の写真を使用すること』

 

 

解説:ロシア人は常に酔っぱらってるから、シラフ状態じゃなくて酔った状態の顔を写真に撮れ!ってことですね。

 

ソ連時代は国民が自由に海外旅行できなかったのですが、ソ連崩壊後に海外旅行が自由化されました。ロシア人に人気の海外旅行先がトルコ、エジプト、ギリシャ、スペインあたりです。やはり日差しが降り注ぐ南国へ行きたいみたいです。

 

世界最良の旅行者は日本人、では最悪の旅行者は……? - ITmedia ビジネスオンライン

 

↑少し古いデータですが、オンライン旅行販売会社の米エクスペディアが、欧州や米国を中心とする4004軒のホテルのマネージャーを対象に、国別の観光客のイメージ調査を行いました。ロシア人の評価を総合すると、『金払いは良いがマナーが悪く騒がしい』との評価がされています。旅先でも大金を出して泥酔するほど飲酒しまくってる様子がうかがえます。

 

 

 



ロシアの大手証券会社にて

顧客『税金に投資したいのですが』

担当『税金‥ですか?』

顧客『ええ、来年以降税率が相当上がると耳にしたもので‥』

 

解説:ロシアは世界でも有数の石油産出国です。2021年の原油生産量は世界第3位でした。すなわち、世界市場における原油価格がそのままロシアの景気に影響してきます。財政が悪くなれば増税が検討されるのも世の常です。

 

 

 

終わりに…

2022年から続いているロシアによるウクライナ侵攻。今回はロシアのアネクドートをご紹介してきましたが、ウクライナ侵攻に関するアネクドートも出現しています。

 

 

ロシア人の多くはプーチン氏のウクライナ侵攻を支持してるという世論調査の結果がでてますけど、言論統制が敷かれているプーチン政権下でどこまでが本音の意見なのか分かりません。もしかすると、ロシア政府の知らないところでウクライナ侵攻に対するアネクドートが他にもたくさん囁かれているのかもしれませんね。

 


ルポ プーチンの戦争 「皇帝」はなぜウクライナを狙ったのか (筑摩選書 0168) [ 真野 森作 ]
 

 

 

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