【保存版】シリーズは、筆者であるツベルクリンが色々なジャンルのネタを好き勝手に書いていくシリーズ記事です。今回は「日本の色んな橋を見ていく記事」です。
前回の当シリーズの記事はこちら
「橋」って何のためにあるのでしょう?それは、渡るためです。それ以外の目的など皆無なので、橋という建造物は一般にコンクリート製の無機質な橋が多く、ってかそれで充分なのですが、世の中には無意味にアウトローでスペクタクルな橋が存在します。それは、「渡る手段としての橋」を超越した存在であり、橋としてはもはや失格です。
そんなアウトローな橋を紹介していくことによって、橋の再認識を促そうというのが当記事の目的です。日本にはどんなアウトローな橋が存在するのでしょうか?見ていきましょう!
<目次>
- タウシュベツ川橋梁(北海道)
- 三島スカイウォーク(静岡県)
- 廻旋橋(京都府)
- はりまや橋(高知県)
- かずら橋(徳島県)
- 四万十川の沈下橋(高知県)
- 錦帯橋(山口県)
- 筑後川昇開橋(福岡県)
- 終わりに‥
タウシュベツ川橋梁(北海道)
先ほど「橋は渡るためにある‼︎」と豪語しましたが、いきなり"渡るの禁止だよ"橋をご紹介いたします。北海道のタウシュベツ川橋梁です。
この橋は、もともと列車のための橋でした。しかし、廃線&町がダムの底に沈むよ‼︎ のダブルコンボで使われなくなりました。放置されるだけでなく、ダムの底に沈められるという仕打ちを受けているのです(ダムの水が少なくなると上の写真のように姿を現します)
そういう状態なので、"いつ壊れてもおかしくない"らしいです。4キロくらい歩いていかないといけない場所にありますので、行く方は覚悟して行ってくださいね♪(なお、橋周辺はヒグマさんの生息地の模様)
三島スカイウォーク(静岡県)
以前、【ツベルクリンwalker】シリーズで取り上げた日本一の長さ(400m)の吊り橋です。渡った先に何かあるわけでもなく、ただ"吊り橋の上から富士山を見たい"というワガママを叶えるためだけの橋です。
晴れていれば橋の上から富士山を一望できます。曇っていれば、ただの無駄に長い橋です。
でも、ソフトクリームが美味しければ全ては帳消しです!!
廻旋橋(京都府)
橋の上は電車や車や人間が通りますが、橋の下を船が航行する時もあります。その際に、橋さんサイドが船のために、橋の形を変えて船を通してあげる"優しさ"を見せる時があります。
日本三景の一つである京都府の天橋立。海を完全に閉じちゃっているっぽく見えますが、一部分だけ繋がっていない部分があります。ここに「廻旋橋(かいせんきょう)」という橋が架かっています。
出典:https://www.amano-hashidate.com/011course.html
この部分を船が通行するので、ここにかかっている橋は、船を通してあげるために"旋回"するのです。つまりはこういう事です。
廻旋橋の半分は"やさしさ"で出来ているのです(´・ω・`)
はりまや橋(高知県)
日本でも有数の"がっかり"スポットが高知市内にある「はりまや橋」です。
はりまや橋の上に立って、『・・・ところで、はりまや橋ってどこ?(๑・̑◡・̑๑)』って発言するまでが、はりまや橋の楽しみ方です。
今のはりまや橋は昔の本来の姿では無いので、わざわざ血税を投入して、昔のはりまや橋を復元し今の橋の横に作りました。
がっかりした後に、さらにがっかりさせる畳み掛け方は、高知県さんのお家芸です(๑・̑◡・̑๑)
かずら橋(徳島県)
これも、以前【ツベルクリンwalker】にてご紹介いたしました。植物の葛(かずら)類を編んで作った橋です。
手前に車も通れるコンクリート製の橋があります。つまりは、かずら橋は用無しであり、存在意義はインスタ映えのみなのです。
四万十川の沈下橋(高知県)
橋って基本的に流されやすいタイプです。流されちゃう原因としては、橋さんサイドの意思が弱いという事と、洪水の際に橋の欄干(らんかん)部分に流木などが引っかかって、結果破壊されて橋ごと流されるケースが考えられます。
『なら、欄干部分を付けなきゃいいね‼︎』という発想で作ったのが、沈下橋です。
ゲームのマリオカートでも難しいコースになると、柵が無くなってコースアウトすることがありますが、それを現実にしたものが沈下橋なのです。もちろん、車での走行可です。
となると、『欄干部分が無いと、誤って車ごと川に落ちちゃうんじゃないか?』と懸念が浮かぶかもしれませんが、そんなの知ったことではありません。落ちる奴は落ちるし、落ちない奴は落ちないのです。
錦帯橋(山口県)
日本人は江戸時代くらいに『もしかしてアーチの形にしたら強くなるんじゃね?』と気付き、無駄に登り降りさせるアーチ橋を生み出しました。その代表格が山口県岩国市にある「錦帯橋(きんたいきょう)」です。
橋げたの部分は石造り、渡る部分はアーチ橋にしている最強の橋です。最強と思ってたら、過去2回、石造りの橋げた部分が洪水で流されました。でも、ちゃんと流されちゃった石を下流まで拾いに行って作り直したからノープロブレムです(๑・̑◡・̑๑)
筑後川昇開橋(福岡県)
橋の下を船が通る時に、橋さんサイドが橋の形を変えて船を通してあげる"優しさ"を見せる橋はいくつかあります。天橋立の廻旋橋は、旋回するパターンでしたが、橋を上げちゃうパターンがこの「筑後川昇開橋(しょうかいきょう)」です。
この橋は、今は廃線になった国鉄佐賀線の列車が通っていました。船が通る際には、通行部分をそのまま上に平行状態で上げていました。
現在では、列車も走っていないのでぶっ壊してもいいんですが、残したいという地元住民の要望もあり、保存されています。
遊歩道として整備され、歩行者の通行可能です。もっとも、近年は橋を上げなきゃいけないような大きな船は航行していません。いませんが、"昇開橋は上がってナンボ"なので、1日数回意味もなく上げたり下げたりしています。福岡ヤフオクドームがソフトバンクホークスが勝利した時に、意味もなくドームの屋根を開閉するのと同じです。福岡県民はこのようなあまり意味のない行動をこよなく愛しています(*'▽')
終わりに‥
このほかにも長崎の眼鏡橋とか、奈良県の谷瀬のつり橋とか色々あるのですが、気が向いたら"第2弾"をやりたいと思います(ってか第2弾すでに書き終わってます)。
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