【ツベルクリンwalker】は、様々な観光地を添乗員である私ツベルクリンが徹底的にガイドしていくシリーズ記事です。今回は、滋賀県の伊吹山(いぶきやま)をハイキングしたいと思います。
前回の【ツベルクリンwalker】シリーズはこちら
伊吹山とは滋賀県と岐阜県の間にある山です。標高1377mです。日本百名山の1つです。
この伊吹山は「第1回積雪量選手権大会」において11m82cmというドン引きの記録を出し世界一となりました(昭和2年の記録)。
ですから、この伊吹山に冬に登る人は登山バカか自殺志願者のみです。けれども、それ以外の時期は山頂手前まで道路が開通しており、日本百名山の中でも有数の楽勝で登れる山に成り下がっています(冬季は道路が通行止めになります)。
今回は、楽勝で登れる伊吹山に登ってきましたのでご紹介していきます。楽勝ですから当ブログのご愛読者の方にとりましては、『またあいつ山に登ったのかよ(^ω^)』とかお思いになりませぬよう、お願いいたします。
<目次>
伊吹山へのアクセス
出典:伊吹山ドライブウェイ
伊吹山は琵琶湖の東側にあります。伊吹山のふもとは、天下の分け目の合戦、関ケ原の戦いがあった場所です。ここで、徳川家康は勝っちゃったんですよね。
1965年に伊吹山ドライブウェイが開通しました。このドライブウェイを通行することで、ほぼ山頂付近まで車で行くことができます。
料金所の「伊吹山ドライブウェイ」っていう文字が開通したころの昭和40年代感が感じられて好きです。生まれてないけど(´・ω・)
料金所で通行料金をむしり取られます。通行料金は以下の通りです。
自動二輪車(125cc以下の自動二輪車は、利用不可):2,160円
軽自動車・小型自動車・普通自動車:3,090円
マイクロバス・路線バス:7,710円
大型貨物・バス: 12,340円
すがすがしいほどのボッタくりです。お見事です。
ドライブウェイは、山頂までのルートで何度も滋賀県と岐阜県を行ったり来たりします(山頂は滋賀県)。県境マニアは、県境を越えるたびに歓喜の声を上げます。
伊吹山に登ってみた
17キロにおよぶドライブウェイの終点が伊吹山9合目駐車場になっています。9合目ってことは、車で10分の9まで登れちゃうってことです。クソ高い通行料金を払ってますから、駐車場は無料です。
駐車場の営業時間は午前3時から午後9時です。パン屋さんみたいな時間です。日の出みるために待機するよ組のためでしょうか?
駐車場の時点で標高1260mです。山頂が1377mですから、ほんの100m登れば山頂制覇です。チョロいもんです(๑・̑◡・̑๑)
毎週伊吹山のお花開花情報が更新されています。ドライブウェイが開通していますので、気軽に天空のお花畑を楽しめます。頭お花畑野郎でも大丈夫ですね♪
伊吹山山頂へのルートはいくつかあります。
出典:伊吹山ドライブウェイ
中央登山道…中央突破の階段コース。500m
西登山道…ゆるやかな迂回コース。1000m
東登山道…下り専用。自然に近い道。1500m
もちろん、私ツベルクリンは中央突破破天荒コースで攻めます。
登山口です。
中央突破破天荒コースです。鹿などの動物が入らないように柵がしてあります。
破天荒コースですから、いきなり石段が襲いかかりますが、破天荒ですから問題ありません。
天気良くてよかったです。
山のツアーに行くようになるとお花の名前を覚えなければなりません。覚えてないけど(´・ω・)。この紫のお花は「カワラナデシコ」だと信じで疑いません。
こいつは、いわゆる秋の七草の1つです。春の七草と違ってお粥にして食べたりしません。おちょこちょいな方はすぐお粥を作ってしまいがちですが、まずはお米を炊く前に落ち着くことが大切です。
ところで、登山道の横にあるレールは何だろうと思っていました。たぶんトロッコだろうな~と思っていたらトロッコでした。
山頂の売店に荷物を運んでいるのですね。
ぐんぐん登っていきます。
眼下の山々です。
標高1300mだというのに、この軽装(๑・̑◡・̑๑)。
破天荒コースは、休む暇を与えません。
この世のすべての黄色いお花は「キンバイソウ」と思って頂いて差し支えありません。
ちなみに、日本におけるキンバイソウの西限が伊吹山です。伊吹山より西で黄色いお花を見つけたらそれはきっとタンポポですわ(*'▽')
同じく、この世の全ての紫色のお花は「アザミ」と思って頂いて問題ありません。
まさかの分岐点です。しかも案内板無し。破天荒すぎます。
破天荒なら黙って左側へ行くべきです。
なんとなく「もうすぐ山頂」感あふれる場所まで来ました。駐車場から15分です。
山頂まで無事来ました!
伊吹山山頂には、古代の伝説的英雄ヤマトタケルの石像がありました。ヤマトタケルは、伊吹山の荒神を退治するために、ここにやってきたという設定です。
歩いてきたのは私であり、コイツ(ふなっしー)は歩いていません。でも、写真に写るのはいつもコイツです。
顔ハメパネルがあったら、はめたくなるのが人間っていうか梨の妖精の心理です。
伊吹山ってめっちゃ楽勝で登れますので山頂界隈も観光地化しちゃってます。
海の家っぽいですが、"山の家"です。
山頂と言ったらやっぱりオムライス!!
岐阜県側を見下します。
帰りは西側ルートで下山しましょう。1000m40分です。
アザミに蝶が止まっています。蝶を見ても捕まえたいと思わなくなったので、私は大人です(*'ω'*)
「イブキトラノオ」です。虎の尾っぽいから「トラノオ」です。
伊吹山は毎年夏季に「シモツケソウ」というピンクのお花が一面に咲き乱れるのですが、今年は日照不足でまだ咲いていませんでした。『残念でした!ざまぁ(*'ω'*)』という哀悼の意味を込めて、咲き乱れた時の写真を提示しています。
駐車場が奥の方に見えてきました。
高山植物は鹿にとってご馳走なので、食べられないように所々柵をしています。していますが、こんなネットだけじゃ『おっ、やってるやってる(*'ω'*)』って鹿さんも入ってこれるのです。
駐車場まで下りてきました。日本には「恋人の聖地プロジェクト」というクソみたいなNPO法人が全国100カ所を勝手に"恋人の聖地"と認定しました。伊吹山も恋人の聖地に認定されたみたいです。
恋人の聖地ですから、恋募観音さまがいらっしゃいます。この後、私が全国の独男&独女を代表して、ぶっ倒しておきました。
観音さまの説明文です。ちょっと何言ってんのか分かんない(*'ω'*)
恋人の聖地にありがちなのがハートマークの南京錠です。訪れた記念に2人でイチャつきながら南京錠を取りつけていったのでしょう。南京錠のさび付き具合が、今の2人の状況を表しているようで、おもわず頬を涙が伝わります(๑・̑◡・̑๑)
駐車場の売店に展望台があります。でも、さっき山頂で景色見てきたので今さら展望台とか必要ないのです。展望台を作れば喜ぶと思ったら大間違いです。
売店のテラスからは琵琶湖が一望できます。
琵琶湖を見ながら1人きりで飲む牛乳は格別です。
2019年11月24日まで、伊吹山では俳句コンテストを開催しています。これは応募するっきゃないっす!
皆さんも伊吹山へお越しの際は、ぜひ俳句コンテストに応募くださいね♪
終わりに…
次回の【ツベルクリンwalker】は長野県の上高地をハイキングします。またハイキングですわ(;´・ω・)。次回もぜひご覧ください。
はてなブックマーク、コメント、はてなスターー大歓迎です。
読者登録お待ちしています!