【ざつだん!】シリーズは、私ツベルクリンが日々考えていることを垂れ流していく日常系記事シリーズです。今回のテーマは、「芸能人が薬物で逮捕されるとすぐに復帰論が出てくる違和感」についてです。
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定期的に芸能人や有名人が薬物で逮捕されています。最近では沢尻エリカが逮捕されました。
沢尻容疑者逮捕 10月上旬から徹底マークされていた“エリカ様” (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)
私が違和感を覚えるのは、逮捕されて間もないのに"復帰論"が持ち上がってくることです。
沢尻復帰言及の太田光に杉村太蔵「一発アウト」反論 - 事件・事故 - 芸能 : 日刊スポーツ
TBSのサンデージャポンの放送内において、沢尻エリカの薬物問題が取り上げられました。爆笑問題の太田氏が『もしかしたらちゃんと更生して、また女優も考えられるのかどうなのか。分からない』と述べると、テリー伊藤氏が『戻ってきた時に、どうこの後彼女は立ち直っていくのか。考えていくことが大事なこと』と続け、擁護派ともとれる発言をしました。
これに対し元国会議員の杉村太蔵氏は『これで復帰なんて許される話ではない。芸能界は、社会人として正しいことをやっているということが条件。影響力が大きすぎる。スポンサーに提供されている番組に出るのは、一発アウトだと示さないとダメですよ』と反論しました。
別にテリー伊藤氏や太田氏が嫌いなわけでもないですし、杉村氏を好きなわけではありませんが、この問題に関して私は杉村氏の意見に全面同意です。
一般社会なら薬物保持や使用なら、会社員なら即解雇、公務員なら懲戒免職でしょう。一般社会で『いやぁ~あの人は仕事も出来て優秀だったから、立ち直ったらぜひまた勤務して欲しい』とかならないでしょ。彼女がいくら縁起が上手くてほれぼれする美貌を持っていたとしても、イメージが大事な芸能界ならなおさら永久追放くらいの扱いになってもおかしくないのですが…。
この薬物問題について個人的に気になるコメントがあります。
東山紀之「たかが薬で人生終わって欲しくない」 沢尻エリカ容疑者に - ライブドアニュース
恐らく意味合いとしては、『薬なんかバカなことして…』ってニュアンスだと思いますが、"たかが"って認識はダメでしょ(´・ω・`)。薬物問題をそれほど大きな問題と思っていない、とこちら側は思ってしまいます。
薬物が怖いのは、依存性があり個人の意思ではもう止めることができないってことです。最近のニュースでは、田代まさしが再度覚せい剤取り締まり法違反で逮捕されました。
田代まさし氏覚せい剤で4度目の逮捕、依存性と常習性の恐ろしさ | ニュース3面鏡 | ダイヤモンド・オンライン
田代氏は自身が薬物保持・使用で懲役刑を受けた身であり、その後民間の薬物依存リハビリ施設の運営に携わるなど、精力的に活動していたのにも関わらず再度薬物に手を出してしまったのです。
このように薬物は非常に強い依存症があります。今回の田代氏のニュースで『ああ、もはや自分の意志ではどうしようもできないんだな』と悲しくなりました。
私は元中学校教師であり、現場でも薬物乱用防止の授業を行いました。まあ、教える側の教師が薬物に手を染めちゃってるケースもあるんですけどね。
自分の教え子はもう20歳になっているんですが、やっぱりもし教え子が薬物に手を出したとしたらこれほど悲しいことは無いと思います。杉村氏が言っていたように、薬物に手を出したら一発アウトだし、それこそ人生即終了ですから。
ってか日本は薬物に甘すぎるんです。日本の現状では、薬物の保持・使用に関して覚せい剤取締法において「10年以下の懲役」と定められています。しかも、初犯の場合は執行猶予(つまり刑務所に入らなくていい)が付く場合がほとんどです。アジア諸国の場合は、覚せい剤や麻薬に関する刑期に"無期懲役・死刑"が設定されている国も存在します。執行猶予とか付くから"たかが薬物"って発言が出ちゃうのでないでしょうか。
もちろん、完全に社会復帰の道が閉ざされるのはそれはそれで問題ですが、それは社会復帰であって"芸能界復帰"とイコールではないはずです。まずは、芸能界自体が薬物に対し認識を改める必要があるのではないでしょうか?
たまには真面目な記事だって書くんです、アウトローでしょ?
ちなみに、私はいつもアウトローでひねくれていますがこれはクスリもなにもやっていない健全なアウトローです。健全ならそれはそれで問題な気がしますけどね(´・ω・`)
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