【ざつだん!】シリーズは、私ツベルクリンが日々考えていることを垂れ流していく日常系記事シリーズです。今回のテーマは、「モノレールの魅力を語る記事」です。
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この世でもっともファンタジーな乗り物と言えば、異論無しでモノレールといえます。あそこまで未来感溢れる乗り物ってないですよね?モノレールに乗っているだけでみんな未来人です(๑・̑◡・̑๑)
モノレールは大きく分けて2種類あります。跨がりタイプと懸垂タイプです。
跨がりタイプはこんなやつ。
写真の通り、線路の上に跨っているタイプのモノレールです。日本のモノレールはだいたい跨がり式です。もちろん、跨がりタイプも良いんですが、いかんせん普通の鉄道の延長みたいな形なので、イマイチ未来感が足りません。
一方で懸垂タイプはこういうの。
出典: SKY LOUNGE GARDEN -transporter side-
私が好きなタイプは、この懸垂タイプです。ヤバくないですか、だって浮いてるんですよ(๑・̑◡・̑๑)。未来感たれ流し状態ですわ。ジェットコースターでも足ぶらんぶらんタイプのやつあるじゃないですか。あのイメージです。
懸垂タイプのメリットは、跨がりタイプより重心が安定しているので、スピードを出しやすい点です。つまりは、ジェットコースターです。そして、まさしくジェットコースターっぽいのが、神奈川県にある湘南モノレールです。
湘南モノレールがジェットコースタっぽいと言えるのは、その高低差にあります。
出典:www.shonan-monorail.co.jp/
湘南モノレールは、江ノ島駅から大船駅までの8駅、6.6キロを結んでいるモノレールです。たいして長い距離を走っていないのに、この高低差ってアウトローじゃないですか?(*'ω'*)。
この距離でこの高低差があれば、そりゃ山からだってモノレールこんにちはしますわね(´・ω・`)。
ってか、湘南モノレールの公式サイト自身が自分で「まるでジェットコースター」って言っちゃってますもの。ジェットコースターっぽいモノレールじゃなくて、モノレールっぽいジェットコースターです。
跨がりタイプにも未来感溢れ出すものがあって、福岡県の北九州モノレールなどはその例です。新幹線も止まる小倉駅がその始発駅なんですが、その駅から出てくるさまは、未来感を感じます。
やはり、モノレールは穴に突っ込んで欲しいし、穴から出てきて欲しいところです。
このように未来感溢れる乗り物、モノレールですが、いくら未来感たれ流しでも、誰も乗らなかったら赤字たれ流しマシーンと化します。未来感は1つ間違うと不良債権になるのです。その例が兵庫県姫路市にかつて存在した姫路モノレールです。
姫路モノレールは、高度経済成長期真っ只中の1966年に作られたモノレールです。JR姫路駅から当時姫路大博覧会が開催されていた手柄山中央公園までを結ぶ交通機関として開通しました。中間駅を含めて3駅、1.6キロの営業でした。
当初は、その未来感からくる物珍しさでたくさんの乗客がいましたが、博覧会が終わると乗客が激減し、1974年に休止、1979年には復活することなく廃止されました。完全な不良債権であり、姫路市にとっては黒歴史となっています。
中間駅であった大将軍駅(上の写真参照、高尾アパートという名前の建物)は、アパートにモノレールが突っ込んでいくというまさにスペクタルな構造でした。このアパートは、モノレールが廃止された後も残っていましたが、つい最近、2016年に耐震の問題から取り壊されました。
駅が廃止されて以降、駅部分は封鎖され立ち入りは出来ませんでした。そこで、取り壊し直前に市が見学会を実施したところ、定員700名募集のところ、9000名のヒマ人が募集する事態となりました。
つまり、廃止されて40年以上経つような廃虚でさえ、かつて放った未来感に人は魅了されているってことです。
クルマが空を飛ぶまでは、これからもモノレールは人々が期待する未来感を背負って街を走り続けているのです。
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