【ざつだん!】シリーズは、私ツベルクリンが日々考えていることを垂れ流していく日常系記事シリーズです。今回のテーマは『幹事引き受けるから社員旅行にちょっと行ってみたい件』です。
皆さんは「社員旅行」に行ったことがありますか?そもそも無職ですよね(๑・̑◡・̑๑)。私は平成元年生まれの34歳ですが、今までで一度も社員旅行に行ったことがありません。参加を拒否しているわけではなく、そもそもそのような機会にめぐりあったことが無いのです。
というのも、近年では社員旅行を実施する会社の方が少数派なんです。
出典:2020年 社内イベント・社員旅行等に関する調査 | 社内イベント・社員旅行等に関する調査 | 社内制度・福利厚生等 | 産労総合研究所
2020年の調査ですが、2019年にどのような社内イベントを行ったのか、その実績を調査したものです(コロナ禍以前の話)。この中で「社員旅行」を実施した会社は27.8%しかありません。社員旅行を実施する会社の方が少数派なのです。
以前は社員旅行を実施する会社が8割を超す時代もありました。
出典:「社員旅行」は今? 90年代と比べると、実施企業は約5割に減少 | マイナビニュース
1994年には88.6%の会社が社員旅行を実施。社員旅行に行かない会社の方が少数派だったのです。90年代に入社された今のアラフィフ世代は、きっと社員旅行で上司に散々こき使われたことでしょう(*'ω'*)
なぜ、社員旅行の実施率は低下していったのでしょうか。恐らく景気の悪化等経営的な問題があるのでしょうが、大きな理由の1つが『行きたくない』からです。
以下のグラフは"会社の社員旅行に参加したいですか?"との質問に対する答えです。
出典:株式会社ジーン調査「コロナ禍での働き方に関するアンケート調査」2022年
66.1%の人が「参加したくない」と答えています。職場の忘年会に対する拒否感に匹敵するレベルです(*'ω'*)
職場の忘年会「参加したくない」8割 - ITmedia NEWS
忘年会以上に費用のかかる社員旅行ですから、社内に社員旅行に対する拒否感が広がれば広がるほど、『まぁ‥‥もういいか‥(*'ω'*)」ってなっちゃうのかもしれません。
半数以上が拒否感を示している事実は、社員旅行を実施するうえで大きな障壁になっています。というのも、全社員の半数以上が参加しなければ、旅費を経費として計上出来ないのです。
国税庁のホームページを引用すると、社員旅行費を経費として計上できる条件として以下の基準があります。
(1) 旅行の期間が4泊5日以内であること。
→海外旅行の場合には、外国での滞在日数が4泊5日以内であること。
(2) 旅行に参加した人数が全体の人数の50パーセント以上であること。
→工場や支店ごとに行う旅行は、それぞれの職場ごとの人数の50パーセント以上が参加することが必要です。
社員旅行に行ったこと無いので分からないんですけど、たぶん社員旅行の費用って"企業負担分+社員積み立て金分"の合計をその費用とするんだと思うんですけど(全額企業が負担してくれるホワイトな企業もあるんでしょうが‥)、この企業負担分を経費として計上するためには、全社員の半数以上の参加が必要なのです。
昔は有無を言わさず全員強制参加でしたでしょうけど、今そんな感じだとパワハラっていわれちゃうかもしれません。よっぽどブラックというか体育会系の企業でない限りは任意参加だと思います。任意参加だと参加したい社員の数が半数を上回らくなって来た(経費に計上できなくなってきた)のも、社員旅行の凋落の要因だと思うのです。
社員旅行が減った結果、社員旅行で成り立っていたような大型観光ホテルがもう悲惨なことになっちゃってます。
出典:鬼怒川温泉の廃墟群をおさめた写真が話題 廃墟マニア達がざわつく「観光資源にできないものか?」|まいどなニュース
東京から2~3時間で行ける栃木県の鬼怒川温泉なんて廃墟だらけですよ。もちろん、時代の波にきちんと乗ったホテルは生き残っていますが、団体旅行ありきのホテルは潰れていく定めにあります。
社員旅行や修学旅行などの団体客を受け入れているホテルには、ほぼ必ずこのような大宴会場があります。
添乗員が同行するような一般のツアーでも、この大宴会場を使用します。もっとも、複数の違うツアーをまとめて同じ宴会場に案内する感じですけどね。宴会場入り口に違う添乗員さんが待っていて、顔見知りじゃなくても情報交換したりします(同じホテルに泊まるってことは似たような行程を辿っていることが多い)。
社員旅行全盛期には、数百人を収容できる大宴会場を貸し切りに出来るレベルの人数で来てたんですよね。
出典:社員旅行って昭和? うちの会社はどうする! 六花亭の例を見ると…
昭和のころは、社員旅行の宴会というとこんな感じだったのだが、今見ると何か凄いな。。。
— 中井かんいち (@ichikawakon) November 22, 2021
今のご時世では社員旅行はできないだろうけど、今もこういう大規模な宴会をやっている会社はあるのだろうか?
写真はhttps://t.co/AkYSEW5Rdg… より。 pic.twitter.com/7BU73hpeKv
宴会場でタバコ吸っているのが時代を感じます(*'ω'*)
大宴会場の前方にはステージがあって、お偉いさんの挨拶に始まり、カラオケ大会とかかくし芸ショーしたり、景品がもらえるビンゴ大会があったりしたんですよね(経験ないから知らんけど)。
出典:社員旅行って昭和? うちの会社はどうする! 六花亭の例を見ると… - withnews(ウィズニュース)
ただ、若い社員は上司の席に行って挨拶回りというかお酌しないといけなかったんですよね。
私は社員旅行経験はありませんが、大学時代陸上部に所属していたので、納会やOB会の時に先輩や顧問の先生の席に行ってお酌した経験はあります。なので、『お酌だるいだろうなぁ(*'ω'*)』という気持ちは分かります。
ちなみに、一般のツアーでは添乗員が宴会時にお客様の席に回ってお酌をする文化は現在ではありません(たぶん)。気が向いたときに席を回るくらいのことはしたりしますけど。
退廃したのは旅館だけではありません。団体客向けのお土産屋さんも壊滅状態にあります。
↑こちらの記事にもシャッター下りまくりんぐのお土産屋さんがあって、なんかこうアレです(*'ω'*)
石段で有名な群馬県の伊香保温泉も、ちょっと脇道に入ればもうアレです。
大阪と奈良方面を結ぶ名阪国道沿いにあった上野ドライブイン(通称忍者ドライブイン)も潰れちゃったし‥(*'ω'*)
名阪国道沿いで55年愛される…『忍者ドライブイン』が閉店 最後の営業日は惜しむ家族連れらで賑わう | 東海テレビNEWS
1966年(昭和41年)開業当時とほとんど変わらない外観。全盛期には年間8万台の大型バスが来ていたらしいです。1日当たり200台以上とかエグいわ。
その一方で『あぁ、昔は大型バスがたくさん来てたんだろうなぁ~』的香ばしさを醸し出す昭和レトロ感溢れるお土産屋さんがまだ営業してたりすると、心の琴線に触れて涙が頬を伝わると言ったら噓になります。
↑ 長崎県の千々石観光センターとか(*'ω'*)
昔は旅行に行ける回数も少ないでしょうし、今みたいにAmazonとか楽天で簡単に注文できる時代でもありません。近所付き合いも強かったでしょうから、ひとたび旅行に繰り出せば、大量のお土産を購入していたのです。友人や親戚、隣近所にまでお土産を配っていたようで、1人数万円は購入していたのではないでしょうか。
まあ、たぶんその当時のお土産購入熱が異常であって、今現在の感じが普通なのではないかと思ったりします。
話が長くなりましたが、個人的にはちょっと社員旅行的なやつに行ってみたいのです。仕事でしか付き合いのない社員同士で旅行へ行ったらどんな感じになるのか気になるのです。もっと言えば、私が幹事を引き受けても良い!くらいあります。
社員旅行のようなご一行様ツアーの場合、添乗員が同行する必要は無い(見ず知らずの人が集まる一般のバスツアーの場合は法律上、添乗員の同行が必要です)ので、添乗員無しの場合は社員の中から選ばれた幹事さんがツアーの段取りや進行をしていくと思います。ただ、慣れてないとクソ大変ですよ。添乗員の代わりなんて(*'ω'*)
じゃあ、旅行会社にお願いして添乗員を派遣してもらえば、費用が掛かります。例えば、大手旅行会社クラブツーリズムの場合、1日当たり3万3000円(別途宿泊代&諸費用)の費用がかかります(ピンハネされまくって添乗員自身に入ってくるのは1万くらい‥)。
だったら、添乗員の資格を持っている私が幹事をやりますよ!って話です。私に直接依頼してもらえれば、ピンハネしてくる相手がいないので日当1万円+諸経費(おやつ代含む)くらいでやりますよ。「幹事だけだと不安だけど添乗員雇ったら費用高いもんなぁ~」って考えてる人にはうってつけです(*'ω'*)
もちろん、本気で依頼されたら、めんどくさいので断りますけど、社員旅行の行程考えるくらいなら謝礼スタバ電子チケット500円分で一緒に考えますので、お気軽にご相談ください(*'ω'*)
ツベルクリン@アウトローブロガー (@tuberculin0706) / Twitter
なお、自分の現在の勤務先(勤務業態は秘密)は社員旅行を実施する気配0です。入社の面接の時に『社員旅行やるなら私幹事しますよ!』ってアピールしたのになぁ‥。まあ、面接時に幹事したいアピールする奴とか気持ち悪くてアレでしょうけど(*'ω'*)