日常にツベルクリン注射を‥

現役の添乗員、そしてなおかつ社会科の教員免許を所持している自分が、旅行ネタおよび旅行中に使える(もしくは使えない)社会科ネタをお届けするブログです♪

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【時には昔の雑誌を…】1976年9月発行『ふたりだけの旅』(その②)

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【時には昔の雑誌を】シリーズは、ツベルクリン所有の昔の雑誌を解説を入れながら読んでいくシリーズ記事です。今回は1976年9月発行『ふたりだけの旅』その2です。

 

その1はこちらから

www.tuberculin.net

 

学習研究社(学研)が発行したハネムーン専用の旅行雑誌です。20代のアベック(死語)がイチャイチャしながら読んでいたであろう雑誌です。ちなみに43年前の雑誌です。イチャイチャしていた20代のアベックは、今では‥‥(´・ω・)

 

今回は、雑誌中の"国内旅行Q&A"みたいなコーナーを取り上げます。43年前の旅行のアドバイスは果たして現在でも通用するのでしょうか?読んでいきたいと思います。

 

 

<目次>

 

  

ホテルや旅館の利用法


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Q「市内観光のバスの予約は、ホテルで取り次いでもらえますか?」

A「もちろんです。フロントに申し込めばすぐに手配してくれます。フロントではこの他、飛行機の予約、タクシーやハイヤーの手配、市内の劇場の席の予約など、色んな手配をしてくれます。サービス料やチップはいりません」

 

現在でもフロント(もしくはコンシェルジュ)は万能ですが、現在ではそんなにやってくれません。ってかできる男ならインターネットから自分で申し込みましょう。

 

 

 

Q「のんびり旅を楽しみたいのです。ホテルのチェックイン、チェックアウトの時間に制限はありますか?」

A「"チェックイン"とは、フロントでカードに名前や住所を書き込む"宿泊手続"のこと。たいがいのホテルが午前11時~12時ごろからチェックインを始めます。(中略)チェックインの後、ボーイさんが荷物を持ってあなた方を部屋に案内してくれます。」

A「"チェックアウト"とは、宿泊を済ませて料金の支払いをすること。やはり午前11時ごろまでがふつうです。キーはこの時返します」

 

 

まず、"チェックイン"と"チェックアウト"の言葉の意味から説明してやがる。つまり当時は説明しないと分からないような一般的な言葉ではなかったのでしょうか?ちょうど今でいう"インサイダー取引"とか"コンプライアンス"みたいな存在かしら(´・ω・)

 

ってかチェックインの時間午前11時とか早すぎだろ(´・ω・)。そんな早くからホテルの部屋に入って何するんだって話です(新婚さんならやること1つしかないけど)

 

現在では、チェックイン午後3時以降、チェックアウトは午前10時までが主流です。プランによっては早くチェックインできたり、遅くチェックアウトできたりすることもあります。また、大きい荷物はチェックインの前にもチェックアウトの後でもフロントに預けることが可能です。身軽になって散策に出かけましょう♪

 

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Q「ホテルで初めてバスに入ります。使い方の要領を知っておきたいのですが…」

A「すべてバスタブの中で済ませます。順を追ってご紹介しましょうか。」

<バスマットを敷く>浴室に入るとバスタブの横にかけてあるマットが目に入るでしょう。それは足ふきですから外側に敷きます」

<お湯をバスタブに入れる>H(お湯)とC(水)のせんをひねり、適温に調節したお湯を、バスタブに7分目程度に。」

<入る、洗う>その中に横になって、ゆっくり温まります。身体も中で洗います。」

<流す>栓を抜き、汚れたお湯を流したら、シャワーで身体を流します。シャワーのときは、カーテンをしめ、そのすそをバスタブの内側に入れて外を濡らさないように

<バスタブの汚れを流す>バスから上がったら、シャワーでバスタブの汚れを流してさっぱりと。」

 

ホテルのお部屋の風呂はこんな感じだと思います。

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※ツベルクリンが今滞在中のホテルのバストイレです

 

このタイプのお風呂の使い方が分からない人は読者の中にはいないような気がしますが、43年前の日本人にはまだまだ馴染みがなく、説明されないとチンプンカンプンだったようです。ミスりやすいのが、シャワーを浴びるときカーテンを内側じゃなくて外側にしちゃうとトイレ水浸しになりますわ。

 

しかしながら、100年後の人たちがこのブログを見たら『えっ!100年前の人は浴槽に浸かってたの?今は人間洗濯機なんだけどなぁ~』とか言われるんでしょうか(´・ω・)

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人間洗濯機の創造図(´・ω・)

 

 

乗物についてのQ&A

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Q「航空券の予約は、何日前から受け付けてますか?

A「ふつうの旅行では1か月前からですが、ハネムーンの場合は1年前から予約を受け付けています。シーズンとコースにもよりますが、希望する日時の便を確保するには、おそくとも3か月前までに申し込みたいもの」

 

たぶん現在では、ハネムーンでも1年前からなんて予約を受け付けてはいません。たぶん2~3か月前くらいからです(国内線の話。国際線は11か月前くらいから)

 

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Q「披露宴の後、ハネムーン出発まであまり時間がありません。空港へはギリギリに駆けつけるようになるかも‥」

A「搭乗手続きは、出発の1時間前から始まり、20分前に締め切ります。だからといって"それなら20分前でもいいのネ"などと思わないこと。おそくとも1時間半前には並んでいないと、あなたは彼は、遠く離ればなれの席になるかも‥。遅くなることが分かっているのならば、だれかに並んでもらうなどの知恵を働かせましょう」

 

披露宴後すぐにハネムーンに出発していたのが、昭和的ですな。ちなみに、現在では国内線に限っていえば、搭乗手続きや荷物預けはどの便でもその日航空会社カウンターがオープンしたと同時に始まっています。朝7時に行ってその日の夜9時の出発便の荷物も預けられます。そして、ネットから座席指定ができますので、さっさと座席指定しときましょう。

 

 

旅行中のおしゃれについて


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Q「旅行中の美容で注意しなければならないことは?」

A「4~5日に1~2度は、ヘアシャンプーをしたいもの。でもそのあとの始末がちょっと心配ではありませんか?やむをえませんから、しゃれたスカーフを用意しておき、シャンプーの後手早くリボンかヘアピンでセットしてカモフラージュするのです」

 

今回の記事で一番のカルチャーショックはこの部分ですわ。ツベルクリンは基本的に毎日シャンプーしているのですが、この時代は毎日シャンプーする時代では無かったのですね。日本人が毎日シャンプーをするようになったのは1980年代後半と言われています。「朝シャン」という言葉が流行語になったのは1987年ごろです。

 

 

旅を楽しむアイデアについて


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Q「乗車記念のスタンプを備えている列車があるそうですが、その列車名は?」

A「そう、そんな列車があるのです。東京~博多間を走る特急夜行寝台列車の"あさかぜ"と、東京~長崎間の、これも特急夜行寝台の"さくら"。それぞれ、食堂車に記念スタンプがありますから、ぜひ楽しい記念になさってください」

 

寝台列車とか食堂車とか懐かしいな、おい(´・ω・)

寝台列車あさかぜ(東京~博多)はこれ

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出典:https://www.torepa21.com/html/a-f2nef66askz1e1.html

2005年に廃止されました。

 

寝台列車さくら(東京~長崎)はこちら f:id:tuberculin:20190310211616j:plain

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/さくら_(列車)#寝台特急「さくら」

おなじく、2005年に廃止されました。

 

続きの文章を読んでみます

「国鉄では全国に5200の駅がありますが、そのうち1500駅にスタンプのあることはご存知ですか?サイン帳を1冊持っていき列車や駅のスタンプを押す、ついでに車掌さんや駅長さんのサインも‥なんて、楽しい思い出になりそうですよ」

 

でた、国鉄!1987年に民営化されJRとなりました。43年前は5200個あった駅は、現在4500個くらいになっています。北海道と九州の炭鉱路線が廃止されまくったのです。ちなみに、駅スタンプは今でも結構残っていますよ!

 

 

ちなみに‥


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車の広告です。スバルレオーナという車種で、1971年から2001年までモデルチェンジを繰り返しながら生産されました。この広告はその初代モデルです。なぜか知らないけど、当時のCMのイメージキャラクターは怪人二十面相でした。

 

ってかyoutubeに当時のCMあったわ(´・ω・)


1976 スバルレオーネ cm (subaru leone commercial)

 

終わりに…

次回の「その③」では、海外旅行においてのQ&Aコーナーをお届けします♪

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【同情するなら土産くれ!】添乗員おススメのお土産~香川県&愛媛県~

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【同情するなら土産くれ】シリーズは、現役添乗員であるツベルクリンおススメの日本各地のお土産をご紹介していくしリース記事です。今回は「香川県」「愛媛県」のお土産をご紹介していきます。

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【ツベルクリンWalker】添乗員が徹底ガイド~三島スカイウォーク(静岡県)~

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【ツベルクリンWalker】シリーズは、現役添乗員のツベルクリンが日本各地の観光地を徹底ガイドしていくシリーズ記事です。今回は静岡県の三島スカイウォークを徹底ガイドしていきます。

 

前回の記事(長崎県のグラバー園)はこちら

www.tuberculin.net

 

 

三島スカイウォークとは、静岡県三島市にある吊り橋です。

 

橋、特に吊り橋には2種類あります。1つは、その橋が無いと生活が成り立たなくなるような吊り橋です。もう1つは、対岸に渡る意味は特に無く、ただ渡るという行為に幸せを見出すタイプの吊り橋です。今日ご紹介する三島スカイウォークは、後者のタイプです。

 

全長400mあります。2015年に完成した吊り橋で、長さは日本一です。ちなみに、それまでの日本一は大分県の九重夢大吊橋の390mでした。夢大吊橋を意識したのが見え見えです。でもこの精神、『2位じゃダメなんですか?』とか言った某蓮舫議員に聞かせてあげたいです。やっぱり1位じゃなきゃダメなのです。

 

400m渡っても対岸にはたいしたものはありません。この吊り橋は、吊り橋の橋上から富士山が見える予定です。つまりは、富士山展望台的な建造物なのです。さっそく渡ってみましょう♪

 

 

<目次>

 

三島スカイウォークへのアクセス

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もうレンタカーで来いよ、レンタカーで‼︎(´・ω・`)

 

広々とした駐車場があるので、レンタカーで来てもノープログラムです(๑・̑◡・̑๑)


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吊り橋だけじゃ儲からないので、このように売店が設置されています。ソフトクリームとかあるけど、橋の上は飲食禁止(唾を飲み込むのも禁止)ですから、後にしましょう。

 


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入場ゲートです。ここでチケットを買います。チケットを買いたくなければ、お帰りください。

 

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1人1000円です。1000円払えば吊り橋を何往復でも無意味に行ったり来たりし放題です。

 

ちなみに全長390mの大分県九重夢大吊橋の入場料は、500円です。全長400mの三島スカイウォークは1000円です。つまり、最後の10mに500円分の価値があるということです。最後の10mはほふく前進で地面を味わいながら渡りましょう。

 

 

吊り橋を渡ろう


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なけなしの1000円を払って中へ進みます

 


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吊り橋の手前からは三島市内が一望できます。富士山は三島市街とは反対側です。これだけ晴れてたら、さぞかし富士山も綺麗に見えることでしょう♪

 

 

 

 

 

なお…(´・ω・`)

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見えねぇ(๑・̑◡・̑๑)

とりあえず、富士山が見えるべきはずのあたりを赤線で書きました。

 

ちなみに、富士山って案外見えないものです。パンフレットとかで綺麗に姿を現した富士山の写真が載ってたりしますが、そもそも富士山が見える確率は50%ちょっとです。

 

しかも、すそ野だけとかてっぺんだけしか見えなくてもそれは「見える日」にカウントされます。綺麗な全体像がはっきり見えるのは、おそらく10%くらいの確率です。

 

いやいや、私は富士山を見に来たのではなく、吊り橋を渡りに来たのだ‼︎(キリッ  と気を取り直して、写真撮影。
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橋の手前の展望台に登ります。
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吊り橋の向こう側に富士山が見える予定です。

 


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向こう側にたいした用は無いですが、渡ります。意味のない400mの歩行です。

 

ちなみに、橋の上で傘を差すことは禁止です。雨天の際は、ずぶ濡れになるか入口で無料のカッパをもらいましょう。


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下が透けて見えますね。

 


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景観を意識して、無慈悲にも周りの森林を伐採しちゃてます。ちゃんと、新しく植林してあるからノープログラムです(´・ω・`)

 

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向こう側に渡ってきました。特に用はありません。また来た道を戻るだけです。

 


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ただ、戻るだけじゃアレなので、アスレチック施設もあります。命綱を付けてチャレンジします。もちろん金取りますよ‼︎

 


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吊り橋の上を渡るのではなく、シューティングスターで空中移動することも可能です。もちろん、お金は搾取されます。


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真ん中に米粒みたいな人間が見えるでしょうか?吊り橋を渡るのがイヤになった人が、このようなアクロバティックな方法で移動しているのです。

 

渡り終わったあとは、ソフトクリームを食べないと始まりません。
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スカイウォークカフェです、橋の手前にありますから吊り橋渡らなくても行けます。

 


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はちみつチーズタルトぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぁ(*^◯^*)

絶対美味しいやつぅぅぅぅぅぅぅぅぅ

 


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でもやっぱりソフトクリーム(´・ω・`)

牧場の濃厚ソフトクリームってやつで、380円というソフトクリームにしてはボッタクリですが、まぁいただきます♪添乗員は、ソフトクリーム無料券もらえます♪

 

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そして、ここのトイレはその名も「ラグジュアリートイレ」という豪華なトイレざます。

 


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トイレの入り口にお姫様チェアがありますわよ‼︎

 


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トイレットペーパーも花柄ざますの。お尻の穴もきっと喜びますわ♪トイレの中は撮影禁止なので、あとは来てからのお楽しみざます(´・ω・`)

 

 

おわりに…

当ブログをご紹介いただきました記事がありましたのでご紹介しておきます。

疲れているときに読みたくなるブログの話 - ほうれい線上のアリア

 

北野トマレさんの『ほうれい線上のマリア』というブログです。トマレさんはアラフォー世代のお母さんであり、日常で起こったことを絵と一緒に記事にしているブロガーさんです。

 

そして、なんと当ブログの紹介だけではなく、ツベルクリンとトマレさんがコラボした絵まで描いていただきました!

 

それがこの絵です。

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右側の女性がトマレさん、そしておそらく左側のバケモノがツベルクリンです。

 

『はい、土産物屋を通らないと帰れませんよ~』というセリフは、当ブログで毎度言っている"観光地は売店を通り抜けないと出口にたどり着かない構造になっている"説を引用したものだと思われます。

 

ちなみに、トマレさんが手に持っている"萩夏ふわり"とは、当ブログで紹介した山口県のお土産です。

【同情するなら土産くれ!】添乗員おススメのお土産~山口県編~ - 日常にツベルクリン注射を‥

 

絵の中では、トマレさんは何の疑いもなく私らしきバケモノについて行ってますが、実際こんな全身緑色のバケモノがいたら、軽々とついて行ってはいけません。トマレさんだから許されるのです。

 

ご紹介いただきありがとうございました!!

 

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【学校で教えてくれない社会科】11時間目~中二病っぽい歴史用語(その②)~

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【学校で教えてくれない社会科】シリーズは、教員免許を保有しているツベルクリンが、学校で先生が教えないような、無駄でちんけな役立たない社会科の授業を行っていくシリーズ記事です。今回は「中二病っぽい歴史用語」を学んでいきたいと思います。その第2弾です。

 

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【保存版】映画あんまり見ない奴がおススメする映画9選

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【保存版】シリーズは、いつも更新している地理歴史&旅行ネタから離れていろんな分野のおススメをご紹介していく雑記シリーズです。今回は「映画あんまり見ない奴がおススメする映画9選」をご紹介していきます。

 

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【同情するなら土産くれ】添乗員おススメのお土産~徳島県&高知県編~

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【同情するなら土産くれ】シリーズは、現役添乗員であるツベルクリンがおススメする日本各地のお土産をご紹介していくシリーズ記事です。今回は「徳島県」「高知県」のお土産を取り上げていきます。

 

前回の記事(山口県編)はこちら

www.tuberculin.net

 

このシリーズでは、

①ツベルクリンが食べたことがあるもの(試食も可)

②ツベルクリンが買ったことあるもの(人に渡すものも含む)

いずれかのお土産の中から選んでご紹介しています。ですから『あれ?あのお土産ランクインしてないんだけど?』とそのお土産の地元の方からご指摘をいただくこともありますが、食べたことないんだからしょうがない(´・ω・`)

 

では、ご紹介していきましょう

 

<目次>

 

 

鳴門金時ポテト(徳島県)

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さつまいもって奇跡の野菜だとは思いませんか?だって、野菜のくせに甘いんですよ(´・ω・)最近では、"フルーツトマト(笑)"なんていう粋がった野菜もありますが、そんなのはねつけるだけの甘みを、さつまいも様はお持ちなのです。

 

(*'▽')『分類上は、スイカやメロンやイチゴも野菜だよ!!』

(´・ω・)『うるさいわ!ボケ!!』

 

ということで、野菜の王様はさつまいも殿下と決まったわけですが、実は徳島県は"鳴門金時"というとても甘いさつまいもの産地なのです。

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 出典:https://www.sanchoku-shikoku.jp/SHOP/N02-M455.html

 

このさつまいもをペースト状にしてタルト生地とともに焼き上げたのが"鳴門金時ポテト"です。タルトとさつまいもの組み合わせとか至高にして最強です。こたつとミカンみたいなもんです(´・ω・)

 

ハタダ本舗という会社が製造販売しています。サービスエリアでは小分けして1個から販売しています(150円くらい)。このハタダ本舗は、この四国を牛耳るお菓子メーカであり、四国在住の人々がハタダ本舗のお店の前を通るときは、立ち止まり一礼していく姿を見かけます(´・ω・`)ちょうど新潟県の亀田製菓みたいな存在です。

 


鳴門金時ポテト 10個入
 

 

 

金長まんじゅう(徳島県)

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出典:halleichi-tuhan.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=1904465&csid=0

お土産には2種類存在します。"他県民の観光客が買っていくお土産"と"地元民がお仏壇に供えたり手土産として買っていくお土産"の2種類です。前者は例えば北海道の白い恋人とか福岡県の明太子が当てはまります。

 

一方の後者のお土産は、他県民の認知度が低かったりします。例えば岡山県編で取り上げた"大手まんじゅう”です。岡山県には"きび団子"という上司や部下を服従させるお菓子があり、大手まんじゅうはあまり認知度が高くありません。

 

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出典:https://www.okayamakan.or.jp/products/detail.php?product_id=94

このように、地元民御用達だけど他県民に知られていないお土産が日本各地には存在します。この徳島県の"金長まんじゅう"もその1つです。

 

ハレルヤというお菓子メーカーが製造販売しています。

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出典:https://ahahalife.com/tokusimakenitanogunnhareruya/

徳島県というド田舎に、こんなオシャレなお店があるんです。団体ツアーでもたまに立ち寄ります。

 

なお、四国は"四国八十八か所"という札所巡りがあります(通称、お遍路と呼ばれています)。お遍路ツアーの休憩で立ち寄ることもあるので、白装束を着た集団がぞろぞろとお菓子やさんへ入っていく和洋折衷の光景が見られるのも四国ならではです(´・ω・`)

 

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金長まんじゅうは1937年に誕生した歴史あるお菓子です。白いんげん豆のアンコをチョコレート味の皮で包んでいます。1個108円からの販売です。

 

上の写真で紹介した工場兼売店では、お菓子作り体験も実施しています。

徳島のハレルヤスイーツキッチン・スイーツビュッフェ|工場見学|お菓子作り

"たぬきケーキ作り体験"を開催しています。家族連れでも楽しめますね♪(なぜタヌキなのかはお店の人にでも聞いてください)

 


金長まんじゅう15個入(四国・徳島銘菓 株式会社ハレルヤ)
 

 

 

かつおのはらんぼ(高知県)

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出典:https://store.shopping.yahoo.co.jp/chokuhan/f060814n341s5.html

ツベルクリンは日本全国津々浦々うろちょろするのが仕事であり、お土産にも詳しいだろうと思われています。そんなツベルクリンが、食べた瞬間美味しすぎて膝から崩れ落ちたお土産が日本に3つあります。

 

1つは北海道のマイセンバターケーキ(北海道編で紹介済み)、2つ目は萩夏ふわり(山口県編で紹介済み)、そして3つ目はこの「はらんぼの塩焼き(高知県)」なのです。

 

はらんぼ"というのはカツオのトロの部分をいいます。カツオ1尾につき1枚しかとれない希少品であり、昔は漁師さんが船の上で食べちゃってたので市場では出回ることはありませんでした。

 

ツベルクリンがこのはらんぼの塩焼きと出会ったのは、高知空港でのことでした。飛行機が飛び立つまでの間で食べられるおやつとして、売店でたまたま見つけて1つ買ってみたのです(そのまま食べられます。お家で炙ってもいいかもしれません)。

 

ツベルクリンは、はらんぼの塩焼きなんていうお土産を知らなかったのです。たまたま見つけたので、何の心の準備もなく口にしてしまったのです。そして、空港という公の空間にいるのにもかかわらず『クソうめぇ!!』と普通に叫んじゃったのです(´・ω・`)

 

身は柔らかく、絶妙な加減で脂が乗っています。私は思わず売店に戻り、追加で買い足したのは言うまでもありません(人生において、お土産を買い足したのは今んとここのはらんぼの塩焼きだけです)。

 

そのまま食べてもよし、炙ってもよし、お好みで召し上がってください。このはらんぼの塩焼きは、まじめにおススメです。もし買ってみて美味しくなかったら、送料自己負担でツベルクリンのところへはらんぼを送ってきてください。私が美味しく頂きますので('ω')ノ

 


吉永鰹節店 はらんぼの塩焼き 国産鰹使用 2本入(約40g)
 

 

 

かつお人間だし醤油(高知県)

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出典:tencosu.com/users/blogdsp/5833/

 

 

高知県には、【閲覧注意】なゆるキャラがいます。

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出典:lip-luck.co.jp/suit/519.html

かつお人間です。人間って単語が付いてますが、人間っぽいのはふんどし姿であるという点だけです。どういう精神状態で生み出されたキャラか分かりません。寝違えたのか分かりませんが常に横向き顔です。

 

後頭部はこんな感じとなっています

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もう骨肉まで見えちゃってるんですがそれは…(´・ω・`)

 

このカツオ人間が開発してるっていうか名義貸ししてるっていうか、とにかく"カツオ人間だし醤油"という商品が販売されています。

 

カツオの削り節が入っていて、何でもいいので醤油を瓶の中にぶち込むと、あら不思議!普通の醤油がかつお節味醤油になっちゃうという、はた迷惑な商品です。何度でも醤油を継ぎ足せば、永久に使えますよ(ティーバックの紅茶みたいなもんです)

 


カツオ人間 だししょうゆ(ビン入)【四国 高知 南国 土佐 お土産 おみやげ かつお ご当地 キャラクター カツオ人間 簡単 お手軽 自家製 だし しょうゆ お取り寄せ】
 

 

なお、カツオ人間はtwitterやってます。ゆるキャラに興味ある方やカツオ人間にきゅんと来た方、後頭部から骨肉はみ出しちゃってる系の方はぜひフォローしてあげてください(*'▽')

☆カツオ人間☆ (@katsuo__2011) | Twitter

 

 

終わりに…

ブログを始めて2か月経ちまして、ほかのブログを拝見することも増えてきました。私が読者登録しているブロガーさんの中で『この人にはかなわないな~』というブログをご紹介しようと思います。

 

『ほうれい線上のマリア』/北野トマレさん

www.kitanostop.com

 

アラフォー世代のお母さんの日常を漫画形式で書いているブログです。テンポがいいので臨場感あふれる仕上がりとなっています。やっぱり、絵がうまいと言うのはアドバンテージになりますよね(´・ω・`)

 

 

『つまらぬものを斬ってしまった』/まままっこりさん

www.mamamaccori.com

 

こちらの方もアラフォーのお母さん。ほぼ文章だけのブログですが、文章だけでここまでのレベルの文章を書けるのはズルいです(´・ω・`)

 

ですから、トマレさんが絵を描いて、まままっこりさんが文章を書いて、ツベルクリンがその横でお土産を食べながら応援すればきっとすごい記事が出来そうだな~って妄想しています(´・ω・`)

 

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【旅行用心集を読む】(第1回)江戸時代のガイドブックを読むブログ

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当ブログにおいては、【時には昔の雑誌を‥】というシリーズで、筆者であるツベルクリン所有の昔の雑誌をご紹介してきました。

シリーズ一覧はこちらから

【昔の雑誌を読む】 カテゴリーの記事一覧 - 日常にツベルクリン注射を‥

 

そして、今回より新しく【旅行用心集を読む】シリーズをスピンオフ企画として立ち上げることにしました。これから全何回になるか分かりませんが、『旅行用心集』という雑誌っていうか書籍を読んで行きたいと思います(*´ω`)

 

最近しょうもない記事ばかり書いてましたが、それはこのシリーズを立ち上げる準備をしていたからです(๑・̑◡・̑๑)

 

『旅行用心集』とは、今から209年前の1810年(文化7年)に発行されたガイドブックです。今で言う『地球の歩き方』の国内旅行verみたいな本です。著者は八偶芦庵(やすみろあん)という、旅行好きなただの一般人です。その江戸時代に書かれた本が手元にあるので、ご紹介していきます。

 

当時は、まず根本的なルールとして勝手に自分の住んでいる藩(今で言う県)を出ることは禁止されていました。勝手に出ちゃった場合、いわゆる"脱藩"という犯罪になります。つまり、旅行とかできなかったわけです。

 

もっとも、理由があれば旅行の許可がおりました。認可される理由としては

①温泉に入って病気を治したい

②神社仏閣にお参りしたい

この2ついずれかを理由として村の役人に申請すれば、旅行の認可が下り、全国どこの関所も通過できる"通行手形"がもらえたのです。つまり、ちゃんと手続きを踏めば、自由に日本全国を旅行することができたのです。

 

でも、今と違って旅行に行きたいと思ってもそのノウハウを持っていません。それこそ、人生に1度旅行に行けるかどうかの時代です。今で言う宇宙旅行に行く感覚ですわね。しかも、移動手段は徒歩ですし。一般庶民は、旅行の方法が全く分からなかったのです。

 

そこに登場したのが、この『旅行用心集』です。著者の八偶芦庵は、この時代には珍しい"旅行マニア"だったらしく、知り合いから『旅行ってどうやって行くの?』って聞かれまくっていたので、答えるのがめんどくさくなり『よっしゃ、こうなったら旅行のハウツー本書くわwww』って調子に乗って書いた本なのです。

 

この本は、そこそこベストセラーとなったようで、現在でもそれなりに当時の原本が残っているみたいです。主に大学の研究機関や郷土の歴史博物館、もしくはツベルクリンの家に保管されています。このシリーズでは、この『旅行用心集』を読解していきたいと思います(´・ω・`)

 

21世紀の現在でも通用することも書いてあれば、今やったら犯罪になっちゃうことも書いています。実践する場合は、ご自身の責任でお願いしますね(*´ω`)

 

本日第1回目は、序論というか"はじめに"みたいな部分を読解していきます(´・ω・`)

 

 


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ツベルクリン所有ということを示すために、"ツベルクリンのもの"と書いた紙を添付しています。今までは割りばしの袋を使ってましたが、幅が広すぎるので、今回はレシートの裏を使いました♪

 

1ページ目を開いてみますね
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209年前の本なんでボロボロですわ(;´・ω・)

右側のページ上には"文化7年庚午秋開彫"とあります。文化7年とは1810年のこと。庚午(こうご・かのえうま)は干支のこと。この時代はコピー機なんてないので、本を出版するときは木版印刷(つまり版画)でした。開彫とは版画の文字を彫る、もっといえば出版した、という意味ぐらいに考えておきましょう。

 

前述したように、(第1回)では、"序論"部分を読んで行こうと思います

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 1行目から現代語訳していきます

「旅行へ行く人は、それぞれ仕事の合間に時間を見つけて、伊勢神宮へお参りする計画を立て、一緒に旅行へ行く約束をした人と日程の調整をし、いつ旅立つのが吉なのか確認して、みんなからお小遣いをもらい、旅の出発に向けてテンションが上がっていきます。」

「いざ、旅立ちの日が来れば、親戚や友人が見送りに来てくれるし、送別会も開いてくれるし、旅のアドバイスを書いたものを親切に渡してくれるし、そういう光景を見てると羨ましいですよね」

 

1行目に"伊勢神宮"という文字が確認できると思います(たぶん)。やはり一番人気の観光地は伊勢神宮であり、人生に1度はお参りをしたいと思っていました。この頃の伊勢神宮参拝者数は200万人にものぼり(新幹線とか無いのに)、めっちゃブームだったんですね。

 

歩いて行くのでめっちゃ日数かかるし、めっちゃ費用もかかります。そのために、当時の人々は伊勢神宮へ行きたい人同士で「伊勢講(いせこう)」というグループを結成していました。毎年みんなでお金を出し合って、代表者2~3人の旅費としていたのです。『今年は〇〇さんと〇〇さんがお伊勢さん行って、来年は〇〇さんと〇〇さんやね』みたいに、1回は伊勢神宮に行けるようにグループ内で配慮がされていました。

 

もちろん、出発前に貰える餞別やお小遣いも貴重な旅費となりました。全行程徒歩のため、多少の危険を伴います。そのため、必ず2~3人1組で旅行をしていたようです。

 

 

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 1行目から3行目

「旅行であっても、仕事であっても全国へ旅立つ人は、老人であろうが若人であろうが張り切っています。これほど頼もしいことはありません」

 

4行目からの"東国の人は~”の部分

「東日本に住んでいる人は、伊勢はもとより、奈良、京都、大阪、四国、そして九州まで旧跡や神社仏閣を巡り、西日本からの人は伊勢から始まり、江戸、鹿島神宮(茨城県)、日光(栃木県)、松島(宮城県)、善光寺(長野県)とか見ると良いですよ」

 

8行目からの部分

「そして、家内安全、商売繁盛、。家の主人はもちろん、家族親戚や奉公人のお願いを伊勢神宮にお届けすることは、きっと日本全体のご利益へとつながっていくでしょう。」

 

今も昔も、旅行前は張り切っちゃうってことですね。そして、とりあえず東日本の人も西日本の人も伊勢神宮に行きましょうってことですね。

 

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2行目下のほうに"士農工商"というワードがあります。そこからの訳です

「そもそも士農工商というのがあっても、みんながそれぞれやるべき事をしっかりと果たせば、一日も貧しい思いをすることはなく、生涯楽しく暮らすことができます。これは、神様や仏様の教えを守ることにもつながります。」

 

6行目下の"その中に富貴~"から

「その中には、お金持ちでも病気で精神的に弱っているひともいるでしょうが、自分の足で旅に出かけ、珍しい景色を見ながら山越えをして霊場へたどり着くことが大事です」

 

タクシーなんて使うな、歩きやがれ!ってことですわ(*´ω`)


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1行目から

「病気を理由に、金を使って駕籠(かご)で旅行したって、貧しくとも健康である人たちの得る旅行の楽しさにはかないません。つまり、貧乏であろうが金持ちであろうが、旅行が出来る丈夫な身体を持っていることが一番大切なのです」

 

7行目冒頭の"扨(さて)、旅行する人~"から

「さて、旅行する人に、旅立ちの日から心得て欲しいことがあります。たとえ、家来が同行する旅行でも、服や草履の準備は自分自身で行ってください。旅行中の食べ物も、いつも食べられると思わないでください。これもいい修行と思いましょう」
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2行目"されど泊土地~"から

「でも、宿泊するところでは、その土地によって塩加減が違っていたり、自分が普段食べている物と味付けが違うことがあります。このことは事前にしっておいてくださいね」

 

4行目から

「旅行中は、雨風が強くなったり、旅館の都合で早朝より霧の中を山越えしなくてはならなかったり、旅館の布団が薄くて寒かったり、旅仲間と喧嘩したり、足を痛めて遅れる人が出てきたり、寒暖の差で病気になったりとあらゆるトラブルが起こりうるのです。」

 

ホテルの布団が薄くて寝れないんだけど的クレームは、今でも受けますね(;´・ω・)

 


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1行目より

「病気やけがに関しては自分で手当てをしたりしないように。長旅にはトラブルがつきものです。旅は若者のよき修行といえます。ことわざでも"かわいい子には旅をさせよ"っていうじゃないですか。」

 

かわいい子には旅をさせよ"ってことわざは、この頃からすでに浸透していたようですね。

 

5行目真ん中の"旅行せぬ人~"より

「旅行しない人は、身分にかかわらず旅行の大変さを知りませんから"旅行なんて娯楽だろ?"と勘違いしているので、人情が薄く、人との接し方を知らないタイプの人間になりやすいと言えます。陰で指をさされ笑われることもあるでしょうね」

 

旅行しない人=人間のクズ、らしいです(*´ω`)

 


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前ページ最終行"大名公家~”より

「大名や公家などの、身分が高い人でも、風の強い悪天候の日や増水による川止め(川を渡れないこと)などは、自分の思い通りにならないので、一般庶民と同じように我慢しています。」

 

江戸時代の旅行中に一番つらいのが、川の増水による川止めでしょう。この当時は、大きな川には橋がかけられていませんでした。造る技術が無かったわけではなく、江戸幕府が『橋を作るな!』と指示したのです。大名が反乱を起こして江戸へ攻めてきた場合に、川で足止めを食らわせるためです。

 

そのため、大きな川には、川渡し屋さんがいました。

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出典:https://kotobank.jp/word/%E5%B7%9D%E4%BC%9A%E6%89%80-48180

こういうイメージ。駕籠は値段が高いので、普通はかたぐるましてもらって渡っていました。川の深さによって値段が変動したようです。

 

増水すれば川を渡れませんので、川止めを食らいます。すると余計に日数がかかったわけですね~(´・ω・`)

 

 

2行目下"世上の人~”より

「世間の人は、旅の困難を乗り越えることで人情を理解し、他人を思いやることを覚えます。そういう人は"良い人"といわれ、立身出世をし子孫繁栄につながるのです。"かわいい子には旅をさせよ"という教えは、そういうことを言っているのです。」

 

 

6行目下"余若きより~"より

「(筆者である)自分は若いころか旅行が好きだったので、旅行へ行く友人から助言を求められた際には、その都度注意書きをメモして渡しておりました。」



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 1行目より

「ただ最近は、年をとったので筆をとるのも煩わしくなってきて、なかなか個々にアドバイスをすることが出来なくなってきました。そこで、これまでいろんな人にアドバイスしてきた内容をまとめて、本にすることにしました。これを"旅行用心集"と名付けて、これから旅行に出かける皆さまへの良きバイブルとなればいいなと思います」

文化庚午6月 八偶芦庵

 

 

といった感じで、この『旅行用心集』を読んで行きます。次回以降は、具体的な旅行のアドバイスが書いてある部分をご紹介していきます。江戸時代の人々がどんなことに気を付けて旅行をしていたのか、うかがい知ることができますわ(´・ω・`)

 

とりあえず、江戸時代の本にコーヒーこぼさないように気を付けますわ(*'▽')

 

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